2025年度前期教育心理学

曜日・時限 月曜日6時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング
開講学科等 医療福祉工学部-医療福祉工学科
医療福祉工学部-健康スポーツ科学科
医療健康科学部-医療科学科
医療健康科学部-健康スポーツ科学科
総合情報学部-情報学科
教員名 安達 未来
安達 未来
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%ae%89%e9%81%94%e3%80%80%e6%9c%aa%e6%9d%a5

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目的

本講義は、次のことを目的とする。
(1)発達、パーソナリティ、学習などの人間形成に関わる心理学の理論や概念を理解する。
(2)教育という営みを効果的に推進していくための知見や技術を習得する。
(3)対人関係や集団心理に関する理論や概念をもとに、いじめや不登校など、学校教育における諸問題を心理学的に究明するための理論や方法を理解する。
本講義は、将来教師として現場で働くうえで必須の基礎用語や理論、概念を習得し、現場のニーズ・課題を自ら抽出、実践的に問題解決に取り組むアプローチ法を自ら考え出すことができるようになるために必要である。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 遠隔A 教育心理学とは
発達①-認知・思考、言語の発達と愛着形成-
事前学修 シラバスと資料を読んでおく(1時間)
事後学修 小テストを行う
ミニレポートを作成する(3時間)
2 遠隔A 発達②-自己概念の形成と自己制御- 事前学修 資料を読んでおく(1時間)
事後学修 小テストを行う(3時間)
3 遠隔A パーソナリティの形成と測定方法 事前学修 資料を読んでおく
パーソナリティと類似した用語を整理しておく(1時間)
事後学修 発達とパーソナリティについての内容を整理する
小テストを行う(4時間)
4 遠隔A 学習の形成と成立-学習性無気力とは- 事前学修 資料を読んでおく(1時間)
事後学修 小テストを行う(3時間)
5 遠隔A 学力の現状と学習観 事前学修 資料を読んでおく
学力とは何かを考えておく(1時間)
事後学修 小テストを行う(3時間)
6 遠隔A 動機づけに関する諸理論 事前学修 資料を読んでおく
やる気やモチベーションについて考えておく(1時間)
事後学修 動機づけに関する理論や概念を整理しておく
小テストを行う
ミニレポートを作成する(4時間)
7 遠隔A 動機づけを高める要因 事前学修 資料を読んでおく(1時間)
事後学修 動機づけを高める要因を整理しておく
小テストを行う
ミニレポートを作成する(4時間)
8 遠隔A 学習方略-主体的・対話的で深い学びとは- 事前学修 資料を読んでおく
学習の進め方についてふりかえっておく(1時間)
事後学修 学習方略について整理しておく
小テストを行う
ミニレポートを作成する(4時間)
9 遠隔A 効果的な学習指導と学習支援 事前学修 資料を読んでおく(1時間)
事後学修 効果的な学習指導と学習支援法を考察する
小テストを行う
ミニレポートを作成する(4時間)
10 遠隔A 対人関係 事前学修 資料を読んでおく(1時間)
事後学修 小テストを行う
ミニレポートを作成する(4時間)
11 遠隔A 学校における集団の形成と集団行動 事前学修 資料を読んでおく(1時間)
事後学修 小テストを行う
ミニレポートを作成する(4時間)
12 遠隔A 学校生活における諸問題-学校適応と問題行動- 事前学修 資料を読んでおく(1時間)
事後学修 問題の背景・要因を考察する
小テストを行う
ミニレポートを作成する(4時間)
13 遠隔A 心理教育的援助サービスとカウンセリングマインド 事前学修 資料を読んでおく(1時間)
事後学修 小テストを行う
ミニレポートを作成する(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

・児童生徒の発達過程、パーソナリティ、学習、対人関係や集団心理に関する理論や概念の定義と意味を説明できる。
・効果的な学習指導や学習支援方法について、習得した知識をもとに考察できる。
・学校教育における諸問題に対し、習得した内容をもとに背景要因や解決策を考察できる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 50% 70% 30% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 50% 40% 60% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 55% 45% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

・教科書:なし 
・参考書:「勉強法が変わる本  心理学からのアドバイス」 市川伸一 著 岩波書店 (本学所蔵あり)
     「学習支援のツボ  認知心理学者が教室で考えたこと」 佐藤浩一 著 北大路書房 (本学所蔵あり)

オフィスアワー

・月曜日12:40-13:30@教員研究室(A号館1階02)※寝屋川キャンパス
・学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が不在の可能性があります。
 そのため、質問や相談がある人はなるべく事前にメールでアポイントをとってください。

その他

・この授業は13回すべて、遠隔・オンデマンドで実施します。(指定の動画視聴期間あり)
・動画を視聴し、指定の課題実施期間内に、各回の指示にしたがって、小テスト、ミニレポートを提出してもらいます。
・課題はMoodle上でフィードバックします。
・授業資料(PDF)はMoodleにアップします。

実務経験のある教員による授業科目

高等学校で、非常勤講師(数学科)として勤務した経験をもつ教員が、教育や学校現場での実践例などを取り入れて講義・解説する。