2025年度前期社会データ分析

曜日・時限 木曜日3時限 期別 前期 週時間数 0
ナンバリング
開講学科等 建築・デザイン学部-建築・デザイン学科 建築専攻
建築・デザイン学部-建築・デザイン学科 空間デザイン専攻
教員名 寶珍 宏元
寶珍 宏元
職務履歴

目的

建築・都市の計画にあたり、地理情報や都市の人口や経済、流通・交通をはじめ、様々なデータを扱うことが求められる。言葉(テキスト)やスケッチ、図面なども、空間の計画・設計にとって有用なデータとなり得る。本授業では、これらの様々なデータを空間統計データとして分析する方法の基本を学び、分析結果を空間のデザインに役立てる演習を通して、空間のデザインに役立てる力を身に着けることを目標とする。情報ソースとしてSNSのテキストマイニングや、写真などの静止画、図面なども対象とする。
 学科ディプロマポリシーの「専門知識・技能を修得し、実践する力」および「課題を発見し、問題を解決する力」の学修を目的とする。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A ・ガイダンス:授業概要の説明、データについて、データの扱い方など 事前学修 予習(2時間)
事後学修 復習と演習環境の準備(インストールなど)(2.6時間)
2 A 空間のデザインと分析のための情報収集:情報収集の必要性と方法、リサーチ方法の紹介、小課題の説明 事前学修 予習と演習環境の準備(インストールなど)(2時間)
事後学修 復習と演習環境の準備(インストールなど)、および小課題の実施(2.6時間)
3 A ・地理情報システム(GIS)の活用1:GISによりできること、活用事例、小課題の説明 事前学修 予習と小課題の実施(2時間)
事後学修 復習と課題の実施(2.6時間)
4 A ・地理情報システム(GIS)の活用2:操作方法の説明、小課題の実施 事前学修 予習と小課題の実施(2時間)
事後学修 復習と課題の実施(2.6時間)
5 A ・地理情報システム(GIS)の活用3:小課題の実施、プレゼン資料の作成
・3D都市モデルについて:PLATEAUを例とした「都市のデータ」の概念
事前学修 予習と小課題の実施(2時間)
事後学修 復習と演習環境の準備(インストールなど)(2.6時間)
6 A ・言葉の分析1:テキストマイニングなど(概要説明・計算方法・小課題の説明) 事前学修 予習と演習環境の準備(インストールなど)(2時間)
事後学修 復習と小課題の実施(2.6時間)
7 A ・言葉の分析2:テキストマイニングなど(小演習の実施とデータの分析) 事前学修 予習と小課題の実施(2時間)
事後学修 復習と演習環境の準備(インストールなど)(2.6時間)
8 A ・画像解析(静止画や図面、スケッチなどの分析)1:概要説明、手法例の紹介、イメージマップ、小課題の説明 事前学修 予習と演習環境の準備(インストールなど)(2時間)
事後学修 復習と小課題の実施(2.6時間)
9 A ・画像の解析(静止画や図面、スケッチなどの分析)2:画像解析のデータ収集、データ解析の方法、小課題の実施 事前学修 予習と小課題の実施(2時間)
事後学修 復習と小課題の実施(2.6時間)
10 A ・画像の解析(静止画や図面、スケッチなどの分析)3:小課題の実施・データの分析 事前学修 予習と小課題の実施(2時間)
事後学修 復習と小課題の実施(2.6時間)
11 A ・物事の関係(つながり)を把握する1:グラフ理論の活用例1(グラフ理論の概要、中心性の概念、小課題の説明) 事前学修 予習とこれまでの小課題の成果物の整理(2時間)
事後学修 復習と小課題の実施(2.6時間)
12 A ・物事の関係(つながり)を把握する2:グラフ理論の活用例2(スペースシンタックス理論など、小課題の実施) 事前学修 予習と小課題の実施(2時間)
事後学修 復習とこれまでの小課題の成果物の整理(2.6時間)
13 A ・最終課題:課題説明および演習、成果物(プレゼン資料)の提出に関するアナウンス
・まとめと最終評価に向けて
事前学修 予習とこれまでの小課題の成果物の整理(2時間)
事後学修 最終課題を制作して提出する(2.6時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

・社会や空間に関する情報収集とその分析手法について、基本的な考え方とその手法例を理解し、説明できること。
・社会や空間に関する情報収集とその分析手法について、その仕組みを操作できること。
・社会や空間に関する分析を通して、成果物を作成し、プレゼンテーションできること。

本科目に関連するディプロマ・ポリシー項目
2025 年度入学生 下記リンク先のカリキュラム・マップを参照.
URL: https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 30% 50% 30% 20% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 20% 30% 20% 20% 10% 20% 100%
レポート、宿題 50% 50% 20% 10% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 46% 23% 4% 7% 20% 100%

教科書・参考書

適宜、授業時に配布する。参考書は別途紹介する。

オフィスアワー

毎回の授業後、または昼休みなどに教員室で対応します。
なお、業務の都合などでオフィスアワーでも教員室に不在の可能性もあります。
事前に教員室に立ち寄るか、メールなどであらかじめアポイントを取ってください。
授業期間外に質問などがある場合も同様です。

その他

本科目の運営状況等により、適宜、改善方向の調整を行う場合があります。
その際は、該当する授業回の一つ前のタイミングでアナウンスします。
「定期試験またはレポート試験」の答案は返却しないが、正答例をmoodle等のシステム上で期限付きで一定の期間、公表します。

実務経験のある教員による授業科目

担当教員は、ゼネコンで建築現場も含めた実務を経験し、その後地域住民と連携したワークショップなどを数多く経験しています。またその知見を活かしたデータ分析を行っています。