2025年度後期空間表現の情報技術

曜日・時限 木曜日2時限 期別 後期 週時間数 0
ナンバリング KC131401,KD131401
開講学科等 建築・デザイン学部-建築・デザイン学科 建築専攻
建築・デザイン学部-建築・デザイン学科 空間デザイン専攻
教員名 上善 恒雄
上善 恒雄
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e4%b8%8a%e5%96%84%e3%80%80%e6%81%92%e9%9b%84

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、寶珍 宏元
寶珍 宏元
職務履歴

目的

空間を表現するためのデータモデルや処理の考え方の基本を学ぶことで、ソフトウェアツールを使いこなしたプレゼンテーションを可能とするための、基礎的な技術の習得を目標とする。コンピュータを活用した建築や都市空間の設計手法では与えられたソフトウェアツールの使い方を把握するだけでも道具として使いこなす経験にはなるが、情報技術は常に進歩しており、ソフトウェアが新しくなるとまた覚え直すことになる。そこで、空間を表現するためのデータモデルや処理の考え方の基本を学ぶことで、普遍的なソフトウェアツールの使いこなしにもつながるとともに、情報技術でも社会で活躍できる可能性も広がる。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A ガイダンス:授業内容の概略と評価方法などについて確認する。 事前学修 建築・都市計画に使われる情報技術について調査する (1時間)
事後学修 授業に関連するキーワードをインターネットなどで調査する (1時間)
2 A 空間の数学表現とデータ表現
緯度経度、座標系の種類など
事前学修 建築分野のコンピュターグラフィクスについて興味のあるところだけで良いのでインターネットなどで調べる (1時間)
事後学修 授業内容をもとに光と色について考察を深め、関連する事項について興味に応じて学習を進める (2時間)
3 A Web Digital Map の事例と公開されている地理情報データを概観する 事前学修 日頃使ってる人も多いと思うが、Google MapなどのWeb地図をいつもより詳細に使い方を調べてじっくり使ってみる (2時間)
事後学修 OpenStreetMapやGoogle MapsのAPIなど自分でも制作に参加できる方法を探る (3時間)
4 A 空間情報のための数学
平面のベクトルと行列について学習する
事前学修 ベクトルと行列について高校で習った人は復習し,習ってない人はインターネットなどで概要を調査する(2時間)
事後学修 授業で出てきた演習問題をやってみる(2時間)
5 A 空間情報のための数学
3次元の表現と行列による一次変換,クォータにオンについて学習する
事前学修 ベクトルと行列について復習し,インターネット上の教材も活用しながら自分なりの興味を広げる(2時間)
事後学修 授業で出てきた演習問題を解いてみるなどして,3次元の数学表現について考察を広げる(3時間)
6 A,C 3DCGプログラミング環境の紹介 事前学修 https://www.threejs.org のサイトでサンプルプログラムとDocumentation をざっくり眺めてみる(2時間)
事後学修 授業で紹介した3次元ベクトルの変換について復習し three.jsやUnityなどのシステムとの関連を考えてみる(3時間)
7 A 身近に使える3DCG
空間表現 3Dモデリングとレンダリングについて学習する
事前学修 建築・都市計画でCG表現が用いられている事例をインターネットで調査する (2時間)
事後学修 授業で紹介されたソフトウェアをインストールする (3時間)
8 A CGモデリング事始め
空間表現 GIS,CAD,BIMについて学習する
事前学修 授業で紹介されたソフトウェアを使ってみる (2時間)
事後学修 授業で作成したモデルの詳細を作っていく (3時間)
9 A Building Information Modeling : BIM の技術とこれから
BIMアプリケーションの事例紹介
事前学修 BIMとは何かを調べる (2時間)
事後学修 学生が無料で利用できるBIMソフトをインストールして使ってみる (3時間)
10 A 建築・都市空間における3D表現の活用例
3DPDF、BIM/CIM
建築・都市計画における2次元表現、3次元表現の関係について
事前学修 建築・都市計画でCG表現が用いられている事例をインターネットで調査する (2時間)
事後学修 BIM,CIM,3DPDFの事例をインターネットから探して調べる (3時間)
11 A 日本を3Dデータ化する 
Plateauの紹介と事例
事前学修 Plateau のサイト説明を読む (2時間)
事後学修 Plateauを使った事例を調べる (3時間)
12 A,C Plateauを応用する
Plateau Viewを使う
事前学修 Plateau Viewの説明を読む (2時間)
事後学修 授業で習ったPlateau Viewを使って課題に沿ってシミュレーションを実施する (3時間)
13 A まとめと最終評価に向けて 事前学修 授業中に出された課題を確認し、未提出の場合は提出できるように準備する (2時間)
事後学修 最終課題を制作して提出する (3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

空間を表現する技術の基本的な考え方とその手法例を理解し、説明できること。
・空間を表現する手法について、その仕組みを操作できること。
・成果物の発表を通して、成果物作成時の考えを他人に伝えられること。
・空間を表現する手法を活用し、成果物を作成できること。

本科目に関連するディプロマ・ポリシー項目
2024 年度以降の入学生 
下記リンク先のカリキュラム・マップを参照.
URL: https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/


評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 30% 100% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 70% 60% 40% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 72% 28% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

適宜、授業時に配布する。参考書は別途紹介する。

オフィスアワー

毎週木曜日昼休み、教員室。
なお、業務の都合などでオフィスアワーでも教員室に不在の可能性もあります。
授業期間外に質問などがある場合も、事前に教員室に立ち寄るか、メールなどであらかじめアポイントを取ってください。

その他

毎回ではありませんが,複数回の課題がありますので,全て提出してください。
提出の無い回は0点になりますので,そのまま減点になりますので注意してください。
フィードバック:Moodleでの課題関係はMoodle内で評価を返します。特徴的な課題については授業内で紹介します。

実務経験のある教員による授業科目

教員の寶珍はゼネコンで建築現場も含めた実務を経験し、その後地域住民と連携したワークショップなどを数多く経験している。
教員上善は電器メーカーでコンピュータ製品の開発を経験し、情報系法人でインターネットプロジェクトやデータベース開発プロジェクト、および電鉄会社で衛星放送設備、鉄道改札システムなど情報システム構築の豊富な経験をもつ。