2025年度後期サイバー空間創成

曜日・時限 金曜日5時限 期別 後期 週時間数 0
ナンバリング
開講学科等 建築・デザイン学部-建築・デザイン学科 建築専攻
建築・デザイン学部-建築・デザイン学科 空間デザイン専攻
教員名 川原 翔
川原 翔
職務履歴

目的

本科目では、3DCGの基礎を学び、サイバー空間における創造力を養うことを目的とする。
3Dアニメーション、ゲーム開発、VR/ARのメタバース、AI活用など幅広い技術を学ぶことで、
現代のデジタルコンテンツ制作に必要なスキルの基礎を習得し、課題制作を通して創造力を鍛える。
生成AI時代に当たって、なぜ作るのか?を考えて課題に取り組む。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A (対面授業:金曜2限) ガイダンス
授業の目的と概要
3DCGの世界紹介
最新技術のデモ
キャラクター作成のデモ映像
事前学修 シラバスを読み授業の概要を理解する(2時間)
事後学修 参考作品や動画を調査し、課題作品のアイデアを考える(2時間)
2 E (オンデマンド) 3D制作基礎 I
Blenderの基本操作
簡単なモデリング
UVマッピング
事前学修 参考作品や操作方法を調査し、課題作品のアイデアを考える(2時間)
事後学修 授業内容を参考に実習し、技術を習得する(3時間)
3 E (オンデマンド) 3D制作基礎 II 
テクスチャとマテリアル 
複雑なモデリング
事前学修 参考作品や操作方法を調査し、課題作品のアイデアを考える(2時間)
事後学修 授業内容を参考に実習し、技術を習得する(3時間)
4 E (オンデマンド) キャラクター制作 I 
スカルプトモデリング 
AI生成モデリング
事前学修 参考作品や操作方法を調査し、課題作品の制作を進める(2時間)
事後学修 授業内容を参考に実習し、技術を習得する(3時間)
5 E (オンデマンド) キャラクター制作 II 
自動リトポロジー 
UV・テクスチャ
事前学修 参考作品や操作方法を調査し、課題作品の制作を進める(2時間)
事後学修 授業内容を参考に実習し、技術を習得する(3時間)
6 E (オンデマンド) キャラクター制作 III 
自動リギング 
ポージング
ライティングとレンダリング
Sketchfab(3Dコミュニティ)アップロード方法
事前学修 参考作品や操作方法を調査し、課題作品の制作を進める(2時間)
事後学修 授業内容を参考に実習し、技術を習得する(3時間)
7 AE (対面授業:金曜2限) 中間提出・講評 作品発表
制作過程の共有
事前学修 作品の制作過程・制作意図を文章化する(2時間)
事後学修 講評会での意見や他作品との比較、制作過程を参考に、自作品の優れた点・改善点を考える(3時間)
8 E (オンデマンド) アニメーションとシーン制作 
基本アニメーション 
キャラクターアニメーション 
AIによる動画モーションキャプチャ 
シーンレンダリング
事前学修 参考作品や操作方法を調査し、課題作品のアイデアを考える(2時間)
事後学修 授業内容を参考に実習し、技術を習得する(2時間)
9 E (オンデマンド) Unity基礎とゲーム制作 I 
Unityの基本操作 
モデル・アニメーションのインポート
事前学修 参考作品や操作方法を調査し、課題作品の制作を進める(2時間)
事後学修 授業内容を参考に実習し、技術を習得する(2時間)
10 E (オンデマンド) Unity基礎とゲーム制作 II 
アニメーター設定 
準備済みスクリプトを使用した簡単なゲーム制作 
ゲームビルド
事前学修 参考作品や操作方法を調査し、課題作品のアイデアを考える(2時間)
事後学修 授業内容を参考に実習し、技術を習得する(2時間)
11 E (オンデマンド) メタバース対応 
AR SketchfabアプリからAR化
VR UnityにCluster SDKインストール 
Cluster(メタバースプラットフォーム)にアバターをアップロード
事前学修 参考作品や操作方法を調査し、課題作品の制作を進める(2時間)
事後学修 授業内容を参考に実習し、技術を習得する(2時間)
12 AE(対面授業:金曜2限) 最終課題制作フォロー 
個別相談 
技術サポート
事前学修 課題作品の制作を進める(2時間)
事後学修 課題制作作業に取り組む(3時間)
13 AE(対面授業:金曜2限) 最終課題提出・講評 作品展示 講評会 まとめ 事前学修 課題制作作業に取り組む(3時間)
事後学修 講評会での意見や他作品との比較、制作過程を参考に、自作品の優れた点・改善点を考える(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

下記リンク先のカリキュラム・マップを参照.
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/

Blenderで3DCGの基礎的な技術を習得し、理解する
Unity、VR/ARの基礎知識を得て、ゲームやメタバース向けのコンテンツ制作ができる
課題制作で創造的思考力を養う

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 10% 50% 50% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 60% 25% 25% 50% 100%
その他1(具体的に: 中間課題 30% 25% 25% 50% 100%
その他2(具体的に: 0%
100% 22% 22% 5% 5% 45% 100%

教科書・参考書

授業資料:都度配布します

オフィスアワー

毎週金曜3-4限(13:25-17:05)に対面質問を受け付けます。
学習範囲が広く、慣れないソフト操作に付いていくのが大変と思いますが、
できる限りサポートしますので、色々聞いてください。

その他

・第1,7,12,13回は対面授業で、作品の評価をフィードバックします
・それ以外はオンデマンド型遠隔授業です
・Discordサーバーを開設し、質問受付・コミュニティ構築を行います。詳細は初回のガイダンスで指示します

・Blender,Unityを操作できる環境を用意してください
・Blenderはバージョン4.2 LTSを使用してください https://www.blender.org/download/lts/4-2/
・Blenderの入力操作はペンタブレットを推奨します
・Sketchfab,Cluster(3Dコミュニティ)の事前調査をしてください

・中間課題・最終課題は講評日前日までに提出してください
・課題はデジタルデータで提出してください
・課題未提出の場合はE評価になります

実務経験のある教員による授業科目

コンサルティング会社において,大学での研究課題に対して3Dで動画化し,また業務機器を3Dで再現したUnityアプリ制作などの経験が豊富で,現在も継続中です.