2025年度前期デジタル空間の表現

曜日・時限 火曜日3時限 期別 前期 週時間数 0
ナンバリング
開講学科等 工学部-建築学科
建築・デザイン学部-建築・デザイン学科 建築専攻
建築・デザイン学部-建築・デザイン学科 空間デザイン専攻
教員名 太田 琢也
太田 琢也
職務履歴

目的

建築や空間の素案を具体化・実現化する上で多くのフェーズや関係者が存在する。環境問題をはじめとする社会問題を解決するため、複雑化する工程の円滑化のためには各ステークホルダー・シェアホルダーとの情報交換や意識共有が必須であり、スムーズな合意形成が必要となる。プロジェクトの成功のためには、問題点の早期解決、案の深化、それらに伴う設計レベル向上が必要であり、場面に応じたより効果的なプレゼンテーションが求められる。
本科目では、計画案の設計資料をデジタルメディアにてまとめ、説得力のあるプレゼンテーション資料を作成する手法を学ぶ。
建築・空間CGにおける静止画、動画の基本的考え方を実習を通じて理解し、デジタルメディアによる様々な表現技法について学ぶ。
実例を確認しながら基本的なプレゼンテーション技法について理解し、演習を通じて実際にプレゼンテーションを行うことで、人前で発表するために必要な考え方を理解する。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 C ガイダンス-デジタル空間の表現について 事前学修 ムードルや配布資料から今回取り組むべき制作・課題について確認しておく。(0.5時間)
事後学修 授業で行なった操作のコマンドをMoodleにアップしてある各資料を参考に復習する。また、次回の宿題を完成させる(0.5時間)
2 C 計画案プレゼンテーション予備的演習
・限られた時間、材料、スペースを使い各自プレゼンを行う。
事前学修 ムードルや配布資料から今回取り組むべき制作・課題について確認しておく。(2時間)
事後学修 授業で行なった操作のコマンドをMoodleにアップしてある各資料を参考に復習する。(3時間)
3 C 視覚的効果を高める設計資料の作成(photoshopの基本的な使い方)
・基本操作
・マスクの使い方
・エレメントの紹介
事前学修 ムードルや配布資料から今回取り組むべき制作・課題について確認しておく。(2時間)
事後学修 授業で行なった操作のコマンドをMoodleにアップしてある各資料を参考に復習する。(3時間)
4 C 空間設計におけるデジタルモデルの基礎(静止画CGの考え方)
・基本的な動作説明
・モデリング
事前学修 ムードルや配布資料から今回取り組むべき制作・課題について確認しておく。(2時間)
事後学修 授業で行なった操作のコマンドをMoodleにアップしてある各資料を参考に復習する。(3時間)
5 C 空間設計におけるデジタルモデルの活用(静止画CGの表現)
・モデリング
・アングルと配色
・レンダリング
事前学修 ムードルや配布資料から今回取り組むべき制作・課題について確認しておく。(2時間)
事後学修 授業で行なった操作のコマンドをMoodleにアップしてある各資料を参考に復習する。(3時間)
6 C 空間設計におけるデジタルモデルと表現(静止画CGの演出)
・レンダリング
・レタッチ
事前学修 ムードルや配布資料から今回取り組むべき制作・課題について確認しておく。(2時間)
事後学修 授業で行なった操作のコマンドをMoodleにアップしてある各資料を参考に復習する。(3時間)
7 C 時間的・動的空間表現の基礎(3D動画の基礎)
・アニメーション概論
・カメラ、ルート
事前学修 ムードルや配布資料から今回取り組むべき制作・課題について確認しておく。(2時間)
事後学修 授業で行なった操作のコマンドをMoodleにアップしてある各資料を参考に復習する。(3時間)
8 C 時間的・動的空間表現の構成(3D動画の動画作成)
・絵コンテ
・カメラ、ルート
事前学修 ムードルや配布資料から今回取り組むべき制作・課題について確認しておく。(2時間)
事後学修 授業で行なった操作のコマンドをMoodleにアップしてある各資料を参考に復習する。(3時間)
9 C 時間的・動的空間表現の表現(3D動画の演出と表現)
・カメラ、ルート
・レンダリング
事前学修 ムードルや配布資料から今回取り組むべき制作・課題について確認しておく。(2時間)
事後学修 授業で行なった操作のコマンドをMoodleにアップしてある各資料を参考に復習する。(3時間)
10 C 3D動画における建築空間の表現基礎(3D動画編集の基礎)
・基本操作
・編集
・書き出し
事前学修 ムードルや配布資料から今回取り組むべき制作・課題について確認しておく。(2時間)
事後学修 授業で行なった操作のコマンドをMoodleにアップしてある各資料を参考に復習する。(3時間)
11 C 3D動画における建築空間の演出(3D動画編集と魅せ方)
・編集
・書き出し
事前学修 ムードルや配布資料から今回取り組むべき制作・課題について確認しておく。(2時間)
事後学修 授業で行なった操作のコマンドをMoodleにアップしてある各資料を参考に復習する。(3時間)
12 C 設計におけるプレゼンボードのまとめ方(紙面構成の基礎とレイアウトソフトの基本的な使い方)
・基本操作
・プレゼンボードの作成(レイアウト)
事前学修 ムードルや配布資料から今回取り組むべき制作・課題について確認しておく。(2時間)
事後学修 授業で行なった操作のコマンドをMoodleにアップしてある各資料を参考に復習する。また、最終回でのプレゼンテーション資料を完成させる(3時間)
13 C 建築空間プレゼンテーション演習
・限られた時間、スペースを使い各自プレゼンを行う。
事前学修 ムードルや配布資料から今回取り組むべき制作・課題について確認しておく。(2時間)
事後学修 課題を完成させ、プレゼンテーション資料として仕上げる。(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

本科目の受講によって(DP-1,DP-2,DP-4,DP-5,DP-6)
「専門知識・技能を修得し、実践する力」「コミュニケーション力」「課題を発見し、問題を解決する力」を獲得する。
・座学や演習を通じて「プレゼンテーション」について基本的な知識を習得する。また、演習にてプレプレゼンを体験をすることでプレゼンテーションの意味を考察し、発表における情報の整理と組み立て方を理解する。
・実習を通じてCGやアニメーションにおける基本的な知識、制作・表現技法を習得し、ビジュアライズの意味を理解する。
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

〇 2023年度以前の入学生
修得する資質・能力
知識・理解力【DP-C-1-1】
コミュニケーション力【DP-C-3-2】
創造力【DP-C-4-1】

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 100% 30% 20% 10% 40% 100%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 30% 0% 20% 10% 40% 100%

教科書・参考書

資料は授業にて適宜提示若しくは配布。

オフィスアワー

(対面での対応)昼休みの時間帯に教員室(A号館3F教員室35)または学生ラボ
(メールでの問合せ)メールアドレス:tk-ota@oecu.jp
(ただし、学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります)

その他

①期末試験なし
実習のため,各回の授業は前回授業の積み重ねとなっている.欠席してしまうと次の授業についていけなくなることになりかねない.やむを得ず欠席してしまった場合は,各自でフォローする必要がある.
②毎回の授業で課題を出す.
その課題は,次の授業開始日前日までに提出しなければならない.
③課題はデジタルデータで提出する.
課題提出期日後,採点し,学生個々がその点数を確認できるようにする.
④各課題の点数から成績評価を行う.
課題提出が0回の場合,E評価とする.
⑤本授業では,下記ソフトウエアの使用を想定しているため,必ず授業開始前までに各個人のPCにインストール及びライセンス更新を完了させ,直ぐに使用可能な状態にしておくこと.
・Adobeによるソフトウェア各種(①photoshop ②illustrator ③premiere)
・④sketchup
・⑤twinmotion
・⑥Office power point

実務経験のある教員による授業科目

組織系設計士事務所での建築設計及び建築CG、プレゼンテーション資料制作に関する実務経験を活かした多様な授業を行う。