2025年度前期インテリアデザイン概論

曜日・時限 火曜日2時限 期別 前期 週時間数 0
ナンバリング
開講学科等 工学部-建築学科
建築・デザイン学部-建築・デザイン学科 建築専攻
建築・デザイン学部-建築・デザイン学科 空間デザイン専攻
教員名 山下 麻子
山下 麻子
職務履歴

目的

インテリアデザインの基準となる知識、構成要素を解説し、日々の周辺環境との関係性を日本独自の考え方も交えて習得する。
また、それらを応用した実践的な課題にも取り組む。
さまざまな要素を分析して、自らが空間や暮らしを組み立てる能力の習得を目指す。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A イントロ
インテリアを構成する要素。実例紹介(住居、商業、公共、交通)。
*概論的な解説。基本的なLDKの解説からさまざまな実例を解説する。
事前学修 シラバスや参考書の内容を確認する(2時間)
事後学修 講義内容を確認しノートをまとめる(2時間)
2 A 人間工学
さまざまな場所での人間工学。身体スケール、身体感覚、寸法体系。
*インテリアを考える上で基準となってくるスケールや身体感覚、身近な家と教室を事例に知識を深める。
事前学修 人間工学について調べておく(2時間)
事後学修 講義内容を確認しノートをまとめる(2時間)
3 A 計画1
インテリアを計画する上での基本ルール。
*まずは何が目的の部屋なのかを確定、その上でゾーニング。計画を進める上での様々なルールの解説。
事前学修 インテリア計画について調べておく(2時間)
事後学修 講義内容を確認しノートをまとめる(4時間)
4 A 計画2
インテリアを計画する上での基本ルール。
*まずは何が目的の部屋なのかを確定、その上でゾーニング。計画を進める上での様々なルールの解説。
事前学修 インテリア計画について調べておく(2時間)
事後学修 講義内容を確認しノートをまとめる(2時間)
5 A 色彩
配色や視覚効果の解説。
*基本的な色彩の概念や特徴の解説。日本独自の色彩感覚や海外との違いの解説。
事前学修 色彩について調べておく(2時間)
事後学修 講義内容を確認しノートをまとめる(2時間)
6 A 家具
インテリアにおける様々な家具の役割の紹介。
*椅子の種類、テーブルの種類、棚、造作など家具のバリエーションの多さと、身体への関わり方
事前学修 家具について調べておく(2時間)
事後学修 講義内容を確認しノートをまとめる(4時間)
7 A 照明
照明の役割と様々な照明器具の紹介。
*照明がもたらす人体や環境に対する役割の解説。
事前学修 照明について調べておく(2時間)
事後学修 講義内容を確認しノートをまとめる(2時間)
8 A 材料
インテリアに使われるさまざまなマテリアル。
*木、金属、石、ガラス、テキスタイルなど、素材によるテクスチャの重要性とそれぞれの素材が適する場について。
事前学修 材料について調べておく(2時間)
事後学修 講義内容を確認しノートをまとめる(2時間)
9 A スタイリングの要素
より自分らしくインテリアを作り上げるための様々な要素
*植栽、棚のスタイリング、アートなど室内を作り上げるアイテムの説明
事前学修 スタイリングの要素について調べておく(2時間)
事後学修 講義内容を確認しノートをまとめる(4時間)
10 A 即日設計
これまでの授業内容を踏まえ大学内の空間を自分の部屋に見立て計画する。
*何がプライオリティの部屋なのか目的設定と的確なスケール感の確認を目指す
事前学修 自分の部屋について調べておく(2時間)
事後学修 講義内容を確認しノートをまとめる(2時間)
11 A 環境
インテリアにおけるサスティナブルデザインやライフサイクルデザインの重要性。
*消費前提ではなく修理前提の造られ方をしている日本のものづくりの考え方や、暮らし方次第で環境に貢献できる住まい方。
事前学修 環境について調べておく(2時間)
事後学修 講義内容を確認しノートをまとめる(2時間)
12 A 生産・施工・マネージメント
インテリアを実現するために必要とされる計画
*計画から施工に至る流れと、そこに必要とされるマネージメントによってものづくりが実現する重要性の解説。
事前学修 生産・施工・マネージメントについて調べておく(2時間)
事後学修 講義内容を確認しノートをまとめる(4時間)
13 A まとめ
授業内でレポート試験を実施。
*これまでの授業内容を踏まえてレーポート試験に取り組み。言語化することの重要性の実施。
事前学修 これまでの授業内容を振り返っておく(2時間)
事後学修 講義内容を確認しノートをまとめる(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

・さまざまなインテリアの構成要素を理解する。
・人間を中心としたスケール感を把握する。
・風土、文化から生まれる人間本来の暮らし方を知る。

本科目に関連するディプロマ・ポリシー項目
下記リンク先のカリキュラム・マップを参照
URL: https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 60% 40% 20% 30% 10% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 20% 20% 80% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 20% 30% 40% 30% 100%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 34% 20% 18% 16% 12% 100%

教科書・参考書

参考書: 「北欧式インテリア・スタイリングの法則」 (フリーダ・ラムステッド / フィルムアート社)

オフィスアワー

授業の前後 (ただし、用務のため、オフィスアワーでも不在の可能性あり)

その他

欠席回数が5回以上の場合、成績をE評価対象とする。
課題やレポートで評価する。
後期「インテリアデザイン実践」の単位登録に際し、この授業の単位取得が単位登録の必要条件となっている。

実務経験のある教員による授業科目

家具やインテリア、建築のデザイン及び家具製作を行うアトリエ事務所に勤務する教員が、インテリアを中心とした実務経験を活かし多様な授業を行う。