2025年度通年集中IoT実習

曜日・時限 不定期その他 期別 通年集中 週時間数 0
ナンバリング GF430504
開講学科等 情報通信工学部-通信工学科
教員名 佐藤 寧洋
佐藤 寧洋
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e4%bd%90%e8%97%a4%e3%80%80%e5%af%a7%e6%b4%8b

教員情報データベースに遷移します

目的

Internet of Things(IoT)は、モノをインターネットに接続し、データを自律的に収集、処理することによって、生活を豊かにしたり、仕事を効率化したりする仕組みである。
本実習では、IoT の中核として利用されているマイコンボードである Rasbperry Pi Zero を用いてネットワークを使った遠隔計測制御を学び、基本的な IoT 機器の設定や機器間の通信,応用的なプログラミングができるようになることを目的とする。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C,D 第1日目 3限分
ガイダンス
Unix 系 OS のしくみ
Raspberry Pi Zeroの OS のインストール、micro SDカードへの OS イメージの作成と設定
Raspberry Pi の基本的な設定(ネットワーク関係)
事前学修 教科書の1章と2章を読んでおく。(1.5 時間)
事後学修 Unix 系 OS のしくみについて復習する。(1.5 時間)
2 A,C,D 第2日目 3限分
Raspberry Pi の遠隔制御
電子回路との接続
GPIO の使い方(LED の点灯、ブザー鳴動、カメラ撮影など)
事前学修 教科書の授業計画該当箇所を読み、理解する。(1.5 時間)
事後学修 授業でやったことを復習する。実践的な回路やプログラミングに取り組む。(1.5時間)
3 A,C,D 第3日目 3限分
Raspberry Pi の GPIO の制御
RPi.GPIO ライブラリを使ったPython プログラム
WiringPi を使ったPython プログラム
事前学修 Python について調べてくる。(1.5 時間)
事後学修 授業で提示された課題に取り組む。(1.5 時間)
4 A,C,D 第4日目 2限分
PHP を使ったGPIO制御について
Apache と PHP のインストール、Web公開用プログラム
Raspberry Pi Zeroによる見守りシステムの準備
事前学修 Apache と PHP について調べてくる。(1.5 時間)
事後学修 教科書内のサンプルプログラムについて実際に動作させてみる。(1.5 時間)
5 A,C,D 第5日目 2限分
ラズパイZeroによる見守りシステムの実装
自由課題(授業で作成した見守りシステムの機能拡張、LED や 7 セグ、ブザーを使った応用課題など)
事前学修 自由課題について検討しておく。(1.5 時間)
事後学修 授業でやった内容を復習する。(1.5 時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇 修得する資質・能力:知識・理解力、応用力【DP-F-1-1】
・Raspberry Pi の使用方法を熟知し、センサーなどを使った計測ができる
・電子回路の基礎を理解し、基本的な回路が作成できる
・Raspberry Pi と PCやスマホの Web ブラウザとの連携ができる
・実システムを見据えたプログラミングができる

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 20% 60% 40% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 50% 60% 40% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 30% 50% 30% 20% 100%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 57% 37% 0% 0% 6% 100%

教科書・参考書

参考書: 今井一雅 「Raspberry Pi ZeroによるIoT入門 Zero W対応」 コロナ社

オフィスアワー

佐藤:水曜日 17:15 ? 18:00 教員室:A号館2F 41室

その他

2025年度については8月末または9月初旬の実施を予定しています(具体的な実施時期については履修者に連絡します)。
履修者数が想定よりも多く、実習に支障がでると判断した場合は履修制限を行います。

集中科目のため、原則として全日程出席してください。5回以上欠席した場合は E 評価とします。
ただし、学務課発行の欠席証明書などの提出があった場合は欠席にはカウントしません。
また、欠席した場合の補講については原則として実施しません。必要に応じて実験室の空き時間に各自で取り組むこと。

※ 実習内容は進度によって多少変更になる可能性があります。

実務経験のある教員による授業科目