2025年度前期情報システム学基礎

曜日・時限 木曜日3時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング GP231401
開講学科等 情報通信工学部-情報工学科
教員名 竹内 和広
竹内 和広
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e7%ab%b9%e5%86%85%e3%80%80%e5%92%8c%e5%ba%83

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目的

現代の情報システムの構築には,ハードウェア,アルゴリズム,オペレーティングシステムなど種々の知識・技術・技能を有機的に組み合わせることが必須である.
本科目では,近年のハードウェアやコンピュータシステムの多様化・複雑化が進む中で,それに対応するソフトウェア作成の複雑化・高度化として提案された技術・技法を学修する.
具体的には,システム作成の基盤となるオペレーティングシステム高度化・複雑化の鍵となるソフトウェアのモジュールやAPI、ユーザインタフェースといった諸要素を設計モデル、オブジェクト指向、開発モデルといった概念に基づいて解説するとともに,それに伴うプログラム言語や開発環境の進化に即して、情報システムの企画・設計・開発に関わる技術・知識について修得することを目的とする.

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A 情報システム構築の概要 事前学修 情報システム構築という分野を調べてみること(2時間)
事後学修 e-learningシステムでの課題演習を行うこと(2時間)
2 A,C,F ソフトウェア設計のモデル 事前学修 ソフトウェア設計のモデルを調べてみること(2時間)
事後学修 e-learningシステムでの課題演習を行うこと(2時間)
3 A オブジェクト指向設計 事前学修 オブジェクト指向設計について調べてみること(2時間)
事後学修 e-learningシステムでの課題演習を行うこと(2時間)
4 A 情報システム設計の記法 事前学修 関連する情報技術者試験の午後問題を数年分解いてみること(2時間)
事後学修 e-learningシステムでの課題演習を行うこと(2時間)
5 A,C,F ソフトウェア設計のモデル分析 事前学修 関連する情報技術者試験の午後問題を数年分解いてみること(2時間)
事後学修 e-learningシステムでの課題演習を行うこと(2時間)
6 A 情報システム設計の事例分析 事前学修 情報技術者試験の午後問題を数年分見てみること(2時間)
事後学修 ノートを整理し復習すること.事前・事後を合わせて120分程度以上の学修活動をすることが望ましい(3時間)
7 A,C 情報システム設計の総合演習とその解説 事前学修 友人とシステムへの要求事例について議論してくること(2時間)
事後学修 e-learningシステムでの課題演習を行うこと(3時間)
8 A 設計におけるパターン 事前学修 デザインパターンについて調べてくること(2時間)
事後学修 e-learningシステムでの課題演習を行うこと(3時間)
9 A デザインパターン 事前学修 デザインパターンに従ったソフトウェアを設計すること(2時間)
事後学修 デザインパターンを利用したプログラムを作成すること(3時間)
10 A ソフトウェアの品質管理 事前学修 システムのバグの要因を複数考えてくること(2時間)
事後学修 e-learningシステムでの課題演習を行うこと(3時間)
11 A ソフトウェア工学の人間的側面 事前学修 システム開発がうまくいかない要因を、友人と議論してみること(2時間)
事後学修 e-learningシステムでの課題演習を行うこと(3時間)
12 A 情報システムの開発プロセス 事前学修 他人にプログラム作成を依頼する方法を考えてみること(2時間)
事後学修 e-learningシステムでの課題演習を行うこと(3時間)
13 A 企業での情報システム開発の動向 事前学修 様々な企業のソフトウェア開発の実態を調査すること(2時間)
事後学修 e-learningシステムでの課題演習を行うこと(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇2024年度以降の入学生
下記リンク先のカリキュラム・マップを参照
URL:https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/

〇2023年度以前の入学生
 〇修得する資質・能力:知識・理解【DP-P-1-1】
 ・情報システムj開発のプロジェクト管理に関する基本知識を理解する。
 ・情報システム設計の知識を習得し,基本的な要求仕様書が読める。
 ・要求分析を補助する上での基礎知識を習得し,頑健な情報システム開発の実施の知識を把握している。
 ・情報システム開発における部品とそれに必要なオペレーティングシステムの役割・機能を理解し,ソフトウェア開発の環境やプログラミング言語を適切に選択できる。
 ・基本的な情報システム設計要件に関する知識を習得し,プログラム構成の設計や内部仕様書が作成できる。

 〇修得する資質・能力:応用力、コミュニケーション力【DP-P-2-1】【DP-P-2-2】
 ・ハードウェア,オペレーティングシステム,開発するソフトウェアの関係を理解し,情報システムの基本的な構造を仕様書に記述できる。
 ・オペレーティングシステムとそのAPIを組み合わせ方法の基本的な技法を理解し、要求仕様に基づいた適切な情報システムの構成を提案できる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 40% 80% 20% 100%
小テスト、小論文 30% 70% 30% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 30% 70% 30% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: e-learningシステムでの課題実施)::::::::::::::::::::::::: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 74% 26% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

参考書:平澤章『オブジェクト指向でなぜつくるのか第3版』日経BP社,2021年
資料はe-learningシステムから適宜提供する.
なお、情報処理技術者試験の過去問題は良い参考教材となる.

オフィスアワー

火曜3限(A号棟竹内教員室)

その他

授業内外でPCを利用する.
小テストおよび中間的な学修確認は不定期に行います.受講者の理解や復習の程度により、各回の授業内容が以上のようにならない時があります.
宿題として課す小レポートの配点が大きいので注意すること.
本科目の課題/試験についてのフィードバックは総合的なコメントと回答例を適宜電子的に提供する.

実務経験のある教員による授業科目