2025年度後期データベース基礎演習

曜日・時限 金曜日3時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング GP120306
開講学科等 情報通信工学部-情報工学科
教員名 上嶋 章宏
上嶋 章宏
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e4%b8%8a%e5%b6%8b%e3%80%80%e7%ab%a0%e5%ae%8f

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、山来 寧志
山来 寧志
職務履歴

目的

本演習では、「データベース」を広義に捉え、データベースに関する基礎技術や、表計算の基本的な操作から応用機能に至る広範囲について演習を通して学ぶ。
情報の統合活用を実現する上での重要な基盤技術の1つであるデータベースの基礎と、データベース機能を含む表計算ソフトの基礎的な操作技術を習得するために、リレーショナル・データベースの基礎、Excelの基本操作とデータベース機能などの活用、マクロ・VBAの基礎について理解できるようになることを目的とする。学生にはカリキュラム以外での各自のノートパソコンを利用した自習が期待されている。受講生全員が同じ教材を用いて演習に取り組む。学生所有のノートパソコンを用い、データベースの基礎、表計算の基礎・応用・発展の演習を行う。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C ガイダンス:コンピュータの基礎的操作の復習、MySQL環境、自己評価の整理 事前学修 Microsoft Officeの使い方を復習し、成績配付後の自己評価を整理しておく(2時間)
事後学修 講義中の課題を復習し、次回までの宿題を達成する(3時間)
2 A,C SQL基礎(データベースとSQL) 事前学修 データベースの概要を書籍などで調査する(2時間)
事後学修 MySQLでデータベース処理を試してみる(3時間)
3 A,C SQL基礎(データベースの処理とクエリ) 事前学修 MySQLの操作手順を確認する(2時間)
事後学修 MySQLでデータベース処理を試してみる(3時間)
4 A,C SQL基礎(まとめ) 事前学修 MySQLの操作手順を確認する(2時間)
事後学修 MySQLでデータベース処理を試してみる(3時間)
5 A,C Excel基礎(基本操作と書式設定,表の拡張) 事前学修 教科書の4.1節~4.5節を予習してくる(2時間)
事後学修 講義時に提示する課題を達成し、復習しておく(3時間)
6 A,C Excel基礎(基本的な関数,グラフ編集) 事前学修 教科書の4.6節~4.7節を予習してくる(2時間)
事後学修 講義時に提示する課題を達成し、復習しておく(3時間)
7 A,C Excel基礎(表計算の応用,データ分析,データベース機能) 事前学修 教科書の4.8節~4.9節を予習してくる(2時間)
事後学修 表計算の課題全てを達成し、提出準備を整えておく(3時間)
8 A,C Excel応用(データベース機能の応用) 事前学修 Excel基礎で学んだことを提示課題に応用してみる(2時間)
事後学修 講義時に提示する課題を達成し、復習しておく(3時間)
9 A,C Excel応用(表計算・データベース機能を応用した身近なデータ分析) 事前学修 Excel基礎で学んだ関数の類似関数を調査し実践しておく(2時間)
事後学修 講義時に提示する課題を達成し、復習しておく(2時間)
10 A,C Excel応用(ソルバー機能) 事前学修 ソルバ―機能と整数計画問題について調査する(2時間)
事後学修 ソルバ―機能を用いて身近な最適化問題を解いてみる(2時間)
11 A,C Excel発展(VBAとマクロ) 事前学修 教科書を予習する(1時間)
事後学修 さまざまな操作をマクロで記録する(3時間)
12 A,C Excel発展(マクロの記録と編集) 事前学修 マクロの操作を復習する(2時間)
事後学修 さまざまな操作をマクロで記録し、別の処理になるように編集する(2時間)
13 A,C Excel発展(処理の自動化) 事前学修 マクロの操作を復習する(2時間)
事後学修 さまざまな操作をVBAで作成する(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

・リレーショナル・データベースとExcelの違いを理解する
・MySQLの基礎的な操作手順を習得する
・Excelの基礎的な使い方を習得する
・Excelのデータベース機能およびソルバ―機能を習得する
・Excelのマクロ編集、VBA作成の基礎を習得する
・MySQLおよびExcelの基礎的な操作方法を理解し応用できる
・Excelの様々な機能を実データの分析に活用できる

本科目に関連するディプロマ・ポリシー項目
 ○ 2024年度以降の入学生
  下記リンク先のカリキュラム・マップを参照
  https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/

 ○ 2023年度以前の入学生
  修得する資質・能力:知識・理解力【DP-P-1-1】
            応用力【DP-P-2-2】

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 60% 60% 40% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 40% 60% 40% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 60% 40% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

以下の教科書を使用する。

Excel基礎・応用編
 教科書:「Microsoft Office2021を使った情報リテラシーの基礎」切田節子・新聖子・山岡英孝・乙名健・長山恵子著 近代科学社

Excel発展編
 教科書:「Excel VBAの教科書」古川順平著 SBクリエイティブ

オフィスアワー

担当教員のオフィスアワー情報を参照のこと。研究室を訪問する場合は,電子メールなどで事前にアポイントを取ることが望ましい。
・上嶋:後期月曜5限(A号館2階教員室15),それ以外はアポイントを取ること。
・山来:アポイントを取ること。

なお,学内外の用務のため,オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性がある。

その他

授業での姿勢,授業中の課題,レポートや宿題に基づき総合的に評価する。
演習開始時に出席をとり,その時点で着席していない場合は遅刻となる。
特段の理由がない30分以上の遅刻は欠席扱いとする。
6回以上欠席した場合は,E判定とする。
事後学修の内容をレポートや宿題の形で応用力や学習進度を確認するので,授業中の指示を聞き洩らさない。
授業内外の課題について,解答あるいは考え方を適宜解説する。

実務経験のある教員による授業科目