2025年度前期前半食品化学実験

曜日・時限 火曜日3時限,火曜日4時限,水曜日3時限,水曜日4時限 期別 前期前半 週時間数 0
ナンバリング EU330313
開講学科等 工学部-環境科学科
教員名 湯口 宜明
湯口 宜明
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e6%b9%af%e5%8f%a3%e3%80%80%e5%ae%9c%e6%98%8e

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、青山 光宏
青山 光宏
職務履歴

目的

 近年の生化学の研究の進歩はめざましいものがあり、生体分子の活性メカニズムやその分子構造が分かってきた。化学物質の生物への影響、食品中の有効成分や有害物質の検出技術などの研究は重要となってきている。本実験では食品中の構成分子の分析や食品工学に関わる分析技術を学ぶ。
 環境科学科2020年度入学以降の学生に関して、本科目は、食品衛生管理者資格、および、食品衛生監視員任用資格取得のために必要な科目です。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A ガイダンス
(実験目的、実施方法、日程、報告書作成、実験内容等の解説)
事前学修 シラバスを読み、内容を確認しておく。(1時間)
事後学修 実験のグループや実施日程などを再確認しておく。実験内容の概要を調べておく。(1時間)
2 C 食品中の有機酸の定量と緩衝作用1
(有機酸)
事前学修 乳酸について予習しておく。次に行う実験テキストを読む。(1時間)
事後学修 実施した実験のレポート作成を行う。(1時間)
3 C 食品中の有機酸の定量と緩衝作用2
(緩衝液)
事前学修 緩衝作用について予習しておく。次に行う実験テキストを読む。(1時間)
事後学修 実施した実験のレポート作成を行う。(2時間)
4 C 食品の物性1
(多糖類ゲルの作成)
事前学修 多糖類について予習しておく。(1時間)
事後学修 実施した実験のレポート作成を行う。(1時間)
5 C 食品の物性2
(ゲルのテクスチャー評価)
事前学修 テクスチャー、レオロジーについて予習しておく。次に行う実験テキストを読む。(1時間)
事後学修 実施した実験のレポート作成を行う。(2時間)
6 C タンパク質溶液の粘度測定と立体構造変化1
(溶液調整と粘度測定)
事前学修 粘性について調べておく。(1時間)
事後学修 実施した実験のレポート作成を行う。次に行う実験テキストを読む。(1時間)
7 C タンパク質溶液の粘度測定と立体構造変化2
(粘度測定)
事前学修 タンパク質の立体構造変化について調べておく。次に行う実験テキストを読む。(1時間)
事後学修 実施した実験のレポート作成を行う。(2時間)
8 C 固体の乾燥速度の決定1
(モデル物質の乾燥測定)
事前学修 蒸発について調べておく。次に行う実験テキストを読む。(1時間)
事後学修 実施した実験のレポート作成を行う。(1時間)
9 C 固体の乾燥速度の決定2
(食品サンプルの乾燥測定)
事前学修 含水率について調べておく。次に行う実験テキストを読む。(1時間)
事後学修 実施した実験のレポート作成を行う。(1時間)
10 C 食品中の無機質の定量1
(食品サンプルの前処理)
事前学修 食品に含まれる無機質について調べておく。次に行う実験テキストを読む。(1時間)
事後学修 実施した実験のレポート作成を行う。(1時間)
11 C 食品中の無機質の定量2
(原子吸光度の測定)
事前学修 原子吸光測定について調べておく。(1時間)
事後学修 実施した実験のレポート作成を行う。次に行う実験テキストを読む。(2時間)
12 A 報告書作成の指導 事前学修 実施した実験のレポート作成の問題点をリストアップする。(1時間)
事後学修 得られた問題点について取り組む。
必要な場合レポートの再提出を行う。(1時間)
13 A まとめ 事前学修 実施した実験について見直す。(1時間)
事後学修 実施した実験内容の復習をする。
必要な場合レポートの再提出を行う。(1時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

修得する資質・能力:知識・理解力、応用力【DP-U-1-1】【DP-U-1-2】
・食品化学および食品工学の基本的な分析技術を身につけること。

修得する資質・能力:コミュニケーション力【DP-U-2-1】
・化学実験の報告書作成法を身につけること。

修得する資質・能力:態度・志向性【DP-U-3-1】
・化学試薬の適切な取り扱いについて理解できる。

修得する資質・能力:創造的思考力【DP-U-4-1】
・実験技術を研究の際に応用できる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 50% 70% 20% 10% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 50% 60% 20% 10% 10% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 65% 20% 5% 5% 5% 100%

教科書・参考書

実験書を配布する。

オフィスアワー

質問等がある場合、実験中あるいは実験終了後、直接対話をします。
オフィスアワー(湯口)開設時間と場所は、後期毎週月曜日5限、A号館(新棟)3階教員室05です。
学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。

その他

形式:本実験科目は面接と遠隔を併用して実施する。詳細な実施計画はガイダンス時に説明する。
   バイオ化学に関する実験を1週に2回連続で1テーマを行い、次週にレポートを提出する。

実験中は、化学実験用白衣と保護めがねを必ず着用すること。

夏季(または冬季、春季)休暇などを活用し、授業内容の理解をさらに深めるための学修時間を確保すること。
実験、ガイダンスを全て欠席し、レポートを出していない場合はE判定とします。
レポートは内容チェックの上で返却する。

本科目は「バイオ化学実験2」の代替科目となっている。

実務経験のある教員による授業科目

以下の実務経験がある教員が、それぞれの専門に従って指導を行う。
湯口:産業技術総合研究所にて材料の開発研究を行った経験を活かし、バイオ関連の物質の取り扱いや先端技術の状況を受講生に伝え、バイオ技術への関心を醸成することに効果を発揮する。