2025年度後期前半食品微生物学実験

曜日・時限 火曜日3時限,火曜日4時限,水曜日3時限,水曜日4時限 期別 後期前半 週時間数 0
ナンバリング EU230312
開講学科等 工学部-環境科学科
工学部-基礎理工学科 数理科学専攻
工学部-基礎理工学科 環境化学専攻
教員名 齊藤 安貴子
齊藤 安貴子
、青山 光宏
青山 光宏
職務履歴

目的

本実験は、食品になじみ深い微生物の一般的な取り扱い方法、検出方法、培養方法などを習得するために実施します。食品を扱う場合には、微生物に対する知識が極めて重要になるため、食品衛生学的検査方法なども学びます。

本シラバスには、第1回から第13回まで順番に記載していますが、実際の授業はいくつかのグループに分けて、ローテーションで実施します。
ローテーションがどのように実施されるかはガイダンスの日までにMoodle上でお知らせします。
ガイダンスは10月8日(Y324)で実施予定です。

2020年度入学以降のU学生、および、2024年入学のNUの学生に関して、本科目は、食品衛生管理者資格、および、食品衛生監視員任用資格取得のために必要な科目です。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 面接授業:A,C 細菌の同定
~グラム染色、選択培地
事前学修 どんな細菌いるのか調べておく。
グラム染色について、調べておく。
使用する選択培地について調べておく。
Moodleにあるテキストをダウンロードして読んでおく
(1時間)
事後学修 授業の内容をレポートにまとめる(提出用)(1時間)
2 面接授業:A,C 生菌数の測定(実験準備) 事前学修 生菌数の測定法について調べておく。
Moodleにあるテキストをダウンロードして読んでおく。
(1時間)
事後学修 授業の内容をレポートにまとめる(提出用)。(1時間)
3 面接授業:A,C 生菌数の計測(実験) 事前学修 生菌数の測定法について調べておく。
Moodleにあるテキストをダウンロードして読んでおく。
(1時間)
事後学修 授業の内容をレポートにまとめる(提出用)。(1時間)
4 面接授業:A,C 菌の安全な取り扱い法の修得(準備)
事前学修 Moodleにあるテキストをダウンロードして読んでおく。
(1時間)
事後学修 授業の内容をレポートにまとめる(提出用)。(1時間)
5 面接授業:A,C 菌の安全な取り扱い法の修得(実験) 事前学修 Moodleにあるテキストをダウンロードして読んでおく。
(1時間)
事後学修 授業の内容をレポートにまとめる(提出用)。(1時間)
6 面接授業:A,C 抗菌活性物質と抗菌活性試験(基礎知識) 事前学修 Moodleにあるテキストをダウンロードして読んでおく。
(1時間)
事後学修 授業の内容をレポートにまとめる(提出用)。(1時間)
7 面接授業:A,C 抗菌活性物質と抗菌活性試験(実験) 事前学修 Moodleにあるテキストをダウンロードして読んでおく。
(1時間)
事後学修 授業の内容をレポートにまとめる(提出用)。(1時間)
8 面接授業:A,C 菌生成物・菌代謝物の分析~クロマトグラフィー 事前学修 Moodleにあるテキストをダウンロードして読んでおく。
(1時間)
事後学修 授業の内容をレポートにまとめる(提出用)。(1時間)
9 面接授業:A,C クロマトグラフィーのデータの解析と解釈のしかた 事前学修 Moodleにあるテキストをダウンロードして読んでおく。
(1時間)
事後学修 授業の内容をレポートにまとめる(提出用)。(1時間)
10 面接授業:A,C 麹の培養と保存 事前学修 Moodleにあるテキストをダウンロードして読んでおく。
(1時間)
事後学修 授業の内容をレポートにまとめる(提出用)。(1時間)
11 面接授業:A,C DNAの電気泳動と応用 事前学修 Moodleにあるテキストをダウンロードして読んでおく。
(1時間)
事後学修 授業の内容をレポートにまとめる(提出用)。(1時間)
12 面接授業:A,C DNAの取り扱いの基礎 事前学修 Moodleにあるテキストをダウンロードして読んでおく。
(1時間)
事後学修 授業の内容をレポートにまとめる(提出用)。(1時間)
13 面接授業:A,C 全体のまとめ 事前学修 これまでの実験内容、テキスト、レポートを見直す(3時間)
事後学修 レポートで不足している部分を再度確認して修正する。(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

本科目に関連するディプロマ・ポリシー項目
〇 2024 年度以降の入学生
 下記リンク先のカリキュラム・マップを参照.
    URL: https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/

〇2020年度から2023年度入学学生
〇修得する資質・能力:知識力・理解力【DP-U-1-1】
微生物、および、微生物が関与する食品に関して広範囲な知識を獲得し、身のまわりの生活や地球環境の改善に適切に対応する能力を得ることができる。

〇修得する資質・能力:考察力・応用力【DP-U-1-2】
食の安全・安心を守る知識や技術、生命を維持するための「食」に影響を及ぼす微生物に関する知識を得ると同時に、微生物を利用した食品・健康分野への考察を行い、さらに新たな利用方法などへの応用について考えることができる。

〇修得する資質・能力:コミュニケーション能力【DP-U-2-1】
技術の伝達やグループ作業に必要な文章力とコミュニケーション能力を獲得している。

また、本実験を通して、具体的には以下の総合的な技術を獲得する
1.日常生活の中の食品・微生物について知的好奇心を高め、周囲の化学物質について調べ説明することができる。
2.微生物学実験を安全に行うための技能と心構えを身につける。
3.微生物学実験の基本操作を習得する。
4.食品にかかわる様々な事象を数値化できる。


評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 20% 40% 30% 30% 100%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 60% 40% 40% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 20% 50% 20% 30% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 42% 34% 0% 24% 0% 100%

教科書・参考書

Moodle上で各実験のテキストを配布する。
各自ダウンロードして読んでおくこと。
また、2年前期「微生物学」で使用した教科書を使用するので必ず持ってくること。

各実験でわからない部分が出てきたら、図書館などに参考資料を配架しているので、各自調べに行くこと。

オフィスアワー

ガイダンスの動画でお知らせするメールアドレスに適宜連絡をください。
メールで説明できない内容の場合は、時間を調整して指導します。
メールはいつでも送ってくれて大丈夫です。

その他

〇服装などについて
・実験中は、白衣を必ず着用してください。
・白衣を忘れた場合は実験をさせられませんので、忘れないようにすること。
(白衣の貸し出しはありません)
・履物は安全なものをはいてきてください。サンダル、スリッパ、ヒールがあるものは実験をさせられません。
・前にかがんで、横の髪の毛が落ちてくる場合、必ずくくってください。
 髪の毛が燃えたり、機械に巻き込まれたりする可能性があり危険です。
・つけ爪、マニュキュアはしてこないでください。繊細な作業があるうえ、直火を使いますので、火が付く可能性があります。

〇遅刻・欠席など
・遅刻した場合、グループ分けをしてしまっている場合は、実験に参加できないことがあります。
・電車の遅延などで遅刻しそうな場合は、齊藤まで事前に連絡すること。
連絡があればグループわけの時に配慮します。

〇レポートについて
・実験をしていても、実験レポートを一度も提出しなかった者はE判定(未受験)とします。実験レポートで採点をし、出席点はありません。
・レポート提出はMoodleへの提出とします。
・提出されたレポートは教員がチェックをしたのち、採点して返却します。
・提出期限までに提出できない場合は、減点する場合があります。

実務経験のある教員による授業科目

本講義は、2名の教員で担当する。
①公官庁研究所で生命化学に関する研究の経験をもとに、食品微生物学実験で学ぶ内容がどのように関与するか深く理解することができる。また、起業と経営の経験から、食品微生物学実験で学ぶような発酵などの基礎的な内容も起業に活用が可能であるなど、社会に貢献可能な内容につながることを知ることができる。
②開発途上国における水産海洋生物学分野の海外技術協力(技術開発、技術指導、研究教育)の実務経験をもつ教員が指導を行うことで、グローバルに利用可能な知識を得ることができる。