2025年度前期食品衛生学

曜日・時限 月曜日2時限 期別 前期 週時間数 0
ナンバリング EU330301
開講学科等 工学部-環境科学科
教員名 齊藤 安貴子
齊藤 安貴子

目的

食環境を取り巻く社会は、大きく変貌してきています。
新たな食品の開発、輸入品の増加、食品添加物の多様化、環境の変動による病原菌の変化など、また、それらに伴う新たな技術が開発されています。
それらをふまえ、食品の安心・安全を守るための基礎知識を学びます。

環境科学科2020年度入学以降の学生に関して、本科目は、食品衛生管理者資格、および、食品衛生監視員任用資格取得のために必要な科目であるため、資格取得を目指す学生は履修すること。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 面接授業:A 食品の安全、食品衛生法と関連法規、食品衛生行政、食中毒の発生状況 事前学修 教科書5ページから20ページまで予習しておく(3時間)
事後学修 Moodleで配布されるレポート課題の回答例を確認し、復習を実施する(2時間)
2 面接授業:A 細菌性食中毒 事前学修 教科書21ページから41ページまで教科書を読んでおく(2.5時間)
事後学修 Moodleで配布されるレポート課題の回答例を確認し、復習を実施する(2時間)
3 面接授業:A 食品媒介感染症 事前学修 教科書43ページからページ61まで教科書を読んでおく(2.5時間)
事後学修 Moodleで配布されるレポート課題の回答例を確認し、復習を実施する(2時間)
4 面接授業:A 動物性自然食中毒:魚介類の毒 事前学修 教科書63ページからページ73まで教科書を読んでおく(2.5時間)
事後学修 Moodleで配布されるレポート課題の回答例を確認し、復習を実施する(2時間)
5 面接授業:A 植物性自然食中毒
化学性食中毒
事前学修 教科書75ページからページ87まで教科書を読んでおく(2.5時間)
事後学修 Moodleで配布されるレポート課題の回答例を確認し、復習を実施する(2時間)
6 面接授業:A 真菌中毒症 事前学修 教科書89ページからページ96まで教科書を読んでおく(2.5時間)
事後学修 Moodleで配布されるレポート課題の回答例を確認し、復習を実施する(2時間)
7 面接授業:A 1~7回目までのまとめと確認テスト 事前学修 1~7回目までの内容を復習しておく(3.5時間)
事後学修 小テストの内容を教科書で確認する(1時間)
8 面接授業:A 食品の変質 事前学修 教科書97ページからページ111まで教科書を読んでおく(2.5時間)
事後学修 Moodleで配布されるレポート課題の回答例を確認し、復習を実施する(2時間)
9 面接授業:A 食品添加物 事前学修 教科書113ページからページ132まで教科書を読んでおく(2.5時間)
事後学修 Moodleで配布されるレポート課題の回答例を確認し、復習を実施する(2時間)
10 面接授業:A 食品の器具・容器包装、異物、衛生動物 事前学修 教科書133ページからページ142まで教科書を読んでおく(2.5時間)
事後学修 Moodleで配布されるレポート課題の回答例を確認し、復習を実施する(2時間)
11 面接授業:A 食品汚染物質 事前学修 教科書143ページからページ160まで教科書を読んでおく(2.5時間)
事後学修 Moodleで配布されるレポート課題の回答例を確認し、復習を実施する(2時間)
12 面接授業:A 食品の毒性学 事前学修 教科書163ページからページ177まで教科書を読んでおく(2.5時間)
事後学修 Moodleで配布されるレポート課題の回答例を確認し、復習を実施する(2時間)
13 面接授業:A 食品衛生法
食品添加物の基準とまとめ
事前学修 教科書181ページからページ185まで教科書を読んでおく(2.5時間)
事後学修 Moodleで配布されるレポート課題の回答例を確認し、復習を実施する
期末試験の準備をする(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

本科目は、以下のディプロマ・ポリシーに記載された項目を実現する。

〇修得する資質・能力:知識力・理解力【DP-U-1-1】
本科目により、受講する学生が・食品衛生に関して広範囲な知識を有し、身のまわりの生活や地球環境の改善に適切に対応する能力を備えることができる。

〇修得する資質・能力:考察力・応用力【DP-U-1-2】
「食環境」分野では、食の安全・安心を守る知識や技術をえると同時に、食品・健康分野の知識を有し、生態系への影響などを幅広く考察できる能力を獲得することができる。
 「住環境」分野では、微生物を生活に応用していく、あるいは、病原性菌から生活を守る知識や考察力を獲得する。

〇修得する資質・能力:態度・志向性【DP-U-3-1】
また、本科目で得られる知識は、公衆衛生分野など、社会の発展のために役立てることができる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 30% 50% 50% 100%
小テスト、小論文 30% 50% 50% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 40% 50% 50% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 50% 50% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

教科書(生協販売)
栄養科学イラストレイテッド
食品衛生学
羊土社

参考資料
化学同人
新食品・栄養科学シリーズ
食品衛生学 食べ物と栄養⑤

オフィスアワー

木曜日5限
ただし、教員室にいない場合も多いので、あらかじめメールにて連絡をしてください。
メールアドレスはmoodleにてお知らせします。

その他

微生物学、食品化学の知識が必要です。
微生物学や食品化学とかぶる分野については本科目で詳しく実施しません。
各自、復習しておくこと。

課題は主にMoodleから提出することになり、評点もMoodleから確認できます。
課題の回答例は提出期間終了後、Moodleからダウンロードできます。

出席集計システム+課題の提出で、その日の授業の出席とします。
片方がない場合は欠席扱いとなります。
課題の提出が5回以下の場合はD判定確定とします。
また、期末試験を正当な理由がなく欠席した場合は、課題の提出があったとしてもDとします。

実務経験のある教員による授業科目

公官庁研究所での食品中の化学物質の機能性に関する研究開発や微生物を使った研究、化学的な分析の経験を活かし、食品衛生の重要性と本科目内で学んだことがどのように社会で応用され利用されているのか深く理解することが可能である。
また、食品開発を行う学内ベンチャー起業および経営や実際の商品開発の経験をもとに、食品開発には食品衛生で得られる技術や知識が極めて重要であること、衛生的な食品の開発がいかに難しく食品衛生に関する法律が重要であることを体験談としてきき、実体験を知識として獲得することができる。