2025年度前期自然科学特別講義

曜日・時限 水曜日4時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング EN330415
開講学科等 工学部-基礎理工学科
教員名 影島 賢巳
影島 賢巳
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安江 常夫
安江 常夫
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森田 成昭
森田 成昭
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多米田 裕一郎
多米田 裕一郎
前田 郁弥
前田 郁弥
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、飯山 青海
飯山 青海
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、長谷川 能三
長谷川 能三
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目的

現代社会においては,製造現場ではもちろんのこと,日常的な情報システムや研究・開発現場などのあらゆる場面において科学・技術の基礎的成果が生かされている。しかしながら,その基礎から応用に至る連関の仕方は複雑であったり,見えにくくなったりしているのも事実である。そうであるからこそ,どのような進路に進もうとも科学的リテラシ(基礎的理解力)を身につけることの価値が輝きを増してくる。
この特別講義1においては,ふしぎな音や光の科学,地球や宇宙の姿を知る方法,最新の物質科学,現代物理学の世界などの、物理・化学を含む科学分野の知識の生きた姿にふれながら学び、これらを科学的に理解し説明できるようになることを目的とする。そのために,科学的原理を理解しやすい小道具の作り方や測定法の実演を取りあげたり,また小中高生向けに分かりやすいプレゼン法を工夫したりする中で,自らが科学や技術の基礎をたずね,理解を深めることができるよう配慮し,基礎的な演習や実習も含めた体験型授業をめざす。複数の担当者が,それぞれのテーマから項目を選んで授業を進めるリレー講義形式で実施する。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,B,C,F 全体の導入、原子が見える顕微鏡の話 事前学修 「走査プローブ顕微鏡」について調べる(1.5時間)
事後学修 さらに調べた内容をレポートにまとめる(3時間)
2 A,B,C,F スペクトルと三原色
事前学修 光のスペクトルについて調べる(1.5時間)
事後学修 さらに調べた内容をレポートにまとめる(3時間)
3 A,B,C,F 偏光
事前学修 光の偏光が生じるメカニズムについて調べる(1.5時間)
事後学修 さらに調べた内容をレポートにまとめる(3時間)
4 A,B,C,F 光の波動性と粒子性 事前学修 「光の波動性と粒子性」について調べる(1.5時間)
事後学修 さらに調べた内容をレポートにまとめる(3時間)
5 A,B,C,F 倍音列と音階
事前学修 倍音とは何か、それがどのようにして生じるかについて調べる(1.5時間)
事後学修 さらに調べた内容をレポートにまとめる(3時間)
6 A,B,C,F 身近な物質の化学
事前学修 「身近な物質の化学」について調べる。(1.5時間)
事後学修 さらに調べた内容をレポートにまとめる(3時間)
7 A,B,C,F 身近な電池をさぐる 事前学修 「「身の回りで使われている電池」について調べる(1.5時間)
事後学修 さらに調べた内容をレポートにまとめる。(3時間)
8 A,B,C,F 物理と生命について 事前学修 「物理と生命現象の接点」について調べる
事後学修 更に調べた内容をレポートにまとめる。(3時間)
9 A,B,C,F 時空の物理学
事前学修 「相対性理論」について調べる(1.5時間)
事後学修 さらに調べた内容をレポートにまとめる(3時間)
10 A,B,C,F 宇宙線天文学
事前学修 「宇宙線」について調べる(1.5時間)
事後学修 さらに調べた内容をレポートにまとめる(3時間)
11 A,B,C,F 銀河天文学(オンデマンド形式)
事前学修 「銀河」について調べる(1.5時間)
事後学修 さらに調べた内容をレポートにまとめる(3時間)
12 A,B,C,F 宇宙のふしぎをさぐる
(1)小惑星探査機「はやぶさ」と惑星間航行
事前学修 「はやぶさ計画」について調べる(1.5時間)
事後学修 さらに調べた内容をレポートにまとめる(3時間)
13 A,B,C,F 宇宙のふしぎをさぐる
(2)宇宙の広がりと太陽系形成論
事前学修 「太陽系形成論」について調べる(1.5時間)
事後学修 さらに調べた内容をレポートにまとめるとともに、講義全体を振り返る。(4.5時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇修得する資質・能力:知識・理解【DP-N-1-1】
・物理・化学を含む科学分野の知識を、現実の現象を考えて説明するために用いることができること。
〇修得する資質・能力:汎用的技能【DP-N-2-2】
・科学的なリテラシ(理解と説明の能力)を身につけること。
〇修得する資質・能力:態度・指向性【DP-N-3-1】【DP-N-3-2】【DP-N-3-3】
・科学の知識に基づいて社会や産業を考えることができること。
・科学を通して得た思考から、社会の在り方に関する倫理感や自らの責任意識を持てること。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 20% 20% 20% 20% 20% 20% 100%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 60% 50% 30% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 20% 50% 50% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 34% 22% 14% 16% 14% 100%

教科書・参考書

教科書は使わないが,必要に応じてプリントなどを使用する。

オフィスアワー

各回の講義について質問等がある場合は,講義終了後に適宜受け付ける。もしくはコーディネーターを介して質問と回答のやり取りを行う。
コーディネーター(影島賢巳)のオフィスアワー:金曜4限 A号館3階教員室25
学内外の用務の為、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。

N学科生全員が履修することが望ましい。特に理科・数学の教職希望者は必ず履修すること。

その他

受講中の態度やレポートの作成において不適切な行為があり、注意にも従わない場合は、レポートの評価に関係なくE評価とする。
各レポートは担当教員が講評もしくは添削するなどして、学生にフィードバックする。

実務経験のある教員による授業科目

非常勤講師である飯山青海は大阪市立科学館の学芸員を本務とし、幅広い層の来館者に科学の魅力を発信するプロフェッショナルなサイエンス・コーディネーターである。長谷川能三は、同じく大阪市立科学館の学芸員を務めたのち、科学教育振興活動に広く携わっている。本講義では、他では見る機会の少ない非常に興味深い演示実験などを多数交えて独自な講義を展開する。