2025年度前期理工系のためのビジネススキル

曜日・時限 水曜日3時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング EN330409
開講学科等 工学部-基礎理工学科
教員名 影島 賢巳
影島 賢巳
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%bd%b1%e5%b3%b6%e3%80%80%e8%b3%a2%e5%b7%b3

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目的

ビジネスコミュニケーションは、相手に対して判断、決断、行動等を促す目的でなされる、高度に合目的なものである。その中でも、文書作成能力とプレゼンテーション能力は、系統的な学習によってそのコツを身につければ広範な職種で役に立つスキルである。ここでは、理系(技術職、教員など)以外の進路を念頭に、分かりやすいビジネス文書を作成できるようになること、優れたプレゼンテーションができるようになること、といった汎用性のある初歩的ビジネススキルを、実践を通じ身につける。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C 導入:ビジネスコミュニケーションの意義とそのために必要なこと
ビジネス文書の書き方1
(ビジネス文書の意義と文書を書くための心構え)
事前学修 ビジネスコミュニケーションと言われて思い浮かぶ事柄を整理してみる。教科書1の序章を読んでおく。(1.5時間)
事後学修 第1回目の講義を聞いて自分のビジネスコミュニケーションに対する認識がどう変わったかまとめる。(3時間)
2 A,C ビジネス文書の書き方2
(読み手の関心への考察とOPQ分析)
事前学修 教科書1の第1章を読んでおく。(1.5時間)
事後学修 教科書1の第1章を参考に、講義中で扱った演習問題を添削してみる。(3時間)
3 A,C ビジネス文書の書き方3
(メッセージの構造とグループ化)
事前学修 教科書1の第2章を読んでおく。(1.5時間)
事後学修 教科書1の第2章を参考に、講義中で扱った演習問題を添削してみる。(3時間)
4 A,C ビジネス文書の書き方4
(ピラミッド構造によるロジック構築)
事前学修 教科書1の第3章を読んでおく。(1.5時間)
事後学修 教科書1の第3章を参考に、講義中で扱った演習問題を添削してみる。(3時間)
5 A,C ビジネス文書の書き方5
(文書表現その1:文書の構成とロジック)
事前学修 教科書1の第4章115ページまでを読んでおく。(1.5時間)
事後学修 講義内容を参考に、講義中で扱った演習問題を添削してみる。(3時間)
6 A,C ビジネス文書の書き方6
(文書表現その2:文書表現の実際のコツ)
事前学修 教科書1の第4章116ページ以降を読んでおく。(1.5時間)
事後学修 終了後レポート課題を課すので期日までに提出すること。(3時間)
7 A,C ビジネス文書の書き方7
(レポート課題講評)
事前学修 期日までに課題レポートを仕上げて提出しておく。(1.5時間)
事後学修 講義で聞いた事柄を踏まえて、自分のレポートを添削してみる。(3時間)
8 A,C,G ビジネスプレゼンテーション1
(プレゼンテーションの意味と準備)
(プレゼンテーションの構成を考える1)
事前学修 教科書2のPart1,2およびPart3Chapter5を読んでおく。(1.5時間)
事後学修 講義内容を復習し、課題プレゼンテーションについて考える。(3時間)
9 A,C,G ビジネスプレゼンテーション2
(プレゼンテーションの構成を考える2)
事前学修 教科書2のPart3Chapter6,7を読んでおく。(1.5時間)
事後学修 講義内容を復習し、課題プレゼンテーションについて考える。(3時間)
10 A,C,G ビジネスプレゼンテーション3
(プレゼンテーションの実際1)
事前学修 教科書2のPart4を読んでおく。(1.5時間)
事後学修 講義内容を復習し、課題プレゼンテーションについて考える。(3時間)
11 A,C,G ビジネスプレゼンテーション4
(プレゼンテーションの実際2)
事前学修 教科書2のPart5を読んでおく。(1.5時間)
事後学修 講義内容を復習し、課題プレゼンテーションについて考える。(3時間)
12 G,F プレゼンテーション実習
(これまでの学修の集大成として、プレゼンテーションと質疑応答を受講者全員が行う。)
事前学修 これまでの講義を踏まえて自分のプレゼンテーションを用意する。(3時間)
事後学修 自分のプレゼンテーションの反省事項をまとめる。また、他の人のプレゼンテーションの中で良かったと思うものについて、良いと思った理由を整理しておく。(3時間)
13 A,C プレゼンテーション実習の振り返り、全体のまとめ 事前学修 自分のプレゼンテーションについて反省点や考えたことなどをまとめて提出する。(1.5時間)
事後学修 講義全体を通して学んだことを整理し、最終課題を提出する。(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇修得する資質・能力:汎用的技能【DP-N-2-1】
・就職活動生およびおよび初歩の社会人として十分なビジネス文書が作成できること
・ビジネスプレゼンテーションの実用的スキルを身に着けること
〇修得する資質・能力:態度・指向性【DP-N-3-1】
・自分の考えを整理し、相手に対して適切に伝えることができること
・相手の関心や状況を考えて伝え方を構成できること
〇修得する資質・能力:総合的な学習経験と創造的思考力【DP-N-4-1】
・自分の主張に説得力を持たせ、相手の理解を得て円滑なコミュニケーションを図ることができること

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 40% 10% 10% 20% 10% 50% 100%
レポート、宿題 40% 10% 20% 20% 20% 30% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 20% 10% 20% 20% 20% 30% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 10% 16% 20% 16% 38% 100%

教科書・参考書

教科書1:山崎康司著 考える技術・書く技術―日本人のロジカルシンキング実践法 ダイヤモンド社(文書作成用)
教科書2:スティーブン E. ルーカス著 アメリカの大学生が学んでいる「伝え方」の教科書 SBクリエイティブ(プレゼン用)
ともに教科書に従って授業を行う。教科書中の例題を使用して演習を行うこともある。

オフィスアワー

金曜4限
A号館3階教員室25
学内外の用務の為、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。

その他

毎回の課題は教員が添削し返却する。プレゼンテーションでは講評を行う。

実務経験のある教員による授業科目