2025年度前期放射線化学

曜日・時限 月曜日1時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング EN330234,EU330311
開講学科等 工学部-基礎理工学科
工学部-環境科学科
教員名 榎本 博行
榎本 博行
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e6%a6%8e%e6%9c%ac%e3%80%80%e5%8d%9a%e8%a1%8c

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目的

レントゲンが1895年にX線を発見して以来,放射線および放射能などの理解が進み,放射線はいろいろな分野で利用され,われわれの生活に貢献しています。当初はX線の利用が中心であり,胸部のX線診断をはじめとする医療分野での利用が広まりました。工業分野においては,X線やガンマ線の大きな透過力を利用した工業製品の非破壊検査が行われ,自動車のラジアル・タイヤ製造などにガンマ線や電子線が広く利用されています。一方,農業分野においても放射線が多方面で利用されています。放射性同位元素はトレイサ実験に広く利用され,植物や動物の代謝や生理の解明に役立っています。産業的には,ジャガイモなどの発芽抑制,ミバエ類の不妊化,植物の品種改良にガンマ線が利用されてきました。
放射線化学は放射線の物質に対する化学作用を研究する学問です。そこで、本講義では放射線と食品などとの化学反応について概説します。

なお,本科目は,食品衛生課程に定める「その他関連科目」の選択科目のひとつです。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,B 電磁波の基礎 事前学修 電磁波の種類や特徴について調べておく(1時間)。
事後学修 講義中に興味をもったことについて,さらに詳しく調べ,発展的課題に取り組む(3.6時間)。
2 A,B マイクロ波加熱 事前学修 配布プリントの該当する頁をよく読んでおく(1時間)。
事後学修 講義中に興味をもったことについて,さらに詳しく調べ,発展的課題に取り組む(3.6時間)。
3 A,B 紫外線殺菌 事前学修 配布プリントの該当する頁をよく読んでおく(1時間)。
事後学修 講義中に興味をもったことについて,さらに詳しく調べ,発展的課題に取り組む(3.6時間)。
4 A,B 放射線の歴史 事前学修 配布プリントの該当する頁をよく読んでおく(1時間)。
事後学修 講義中に興味をもったことについて,さらに詳しく調べ,発展的課題に取り組む(3.6時間)。
5 A,B,C 放射線の基礎 事前学修 配布プリントの該当する頁をよく読んでおく(1時間)。
事後学修 講義中に興味をもったことについて,さらに詳しく調べ,発展的課題に取り組む(3.6時間)。
6 A,B,C 放射線の作用 事前学修 配布プリントの該当する頁をよく読んでおく(1時間)。
事後学修 講義中に興味をもったことについて,さらに詳しく調べ,発展的課題に取り組む(3.6時間)。
7 A,B,C 放射線の産業利用 事前学修 配布プリントの該当する頁をよく読んでおく(1時間)。
事後学修 講義中に興味をもったことについて,さらに詳しく調べ,発展的課題に取り組む(3.6時間)。
8 遠隔A,B,C 放射線の医療利用 事前学修 配布プリントの該当する頁をよく読んでおく(1時間)。
事後学修 講義中に興味をもったことについて,さらに詳しく調べ,発展的課題に取り組む(3.6時間)。
9 A,B,C 食品の放射線照射 事前学修 配布プリントの該当する頁をよく読んでおく(1時間)。
事後学修 講義中に興味をもったことについて,さらに詳しく調べ,発展的課題に取り組む(3.6時間)。
10 A,B,C 放射線を利用した品種改良 事前学修 配布プリントの該当する頁をよく読んでおく(1時間)。
事後学修 講義中に興味をもったことについて,さらに詳しく調べ,発展的課題に取り組む(3.6時間)。
11 A,B,C 放射線を利用した植物の診断 事前学修 配布プリントの該当する頁をよく読んでおく(1時間)。
事後学修 講義中に興味をもったことについて,さらに詳しく調べ,発展的課題に取り組む(3.6時間)。
12 A,B,C 社会における放射線利用 事前学修 配布プリントの該当する頁をよく読んでおく(1時間)。
事後学修 講義中に興味をもったことについて,さらに詳しく調べ,発展的課題に取り組む(3.6時間)。
13 A,B,C まとめ 事前学修 配布プリントの該当する頁をよく読み,疑問点を授業中に質問することができるようにまとめておく(3.8時間)。
事後学修 講義中に興味をもったことについて,さらに詳しく調べ,発展的課題に取り組む(1時間)。

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇修得する資質・能力:知識・理解【DP-U-1-2】【DP-N-1-1】
 ・放射線,放射性物質,放射能に関する基礎的な事項を理解して説明することができる。
 ・放射線の物質に対する化学反応に関する基礎的な事項を理解して説明することができる。
〇修得する資質・能力:汎用的技能【DP-U-2-1】【DP-N-2-1】
 ・他人に説明するのに必要な文章力を用いて,自分の考えを相手に説明することができる。
〇修得する資質・能力:態度・志向性【DP-U-3-1】【DP-N-3-3】
 ・放射線化学に関する知識を活用して,研鑽をつみ,基礎的な問題を計算することができる。
〇修得する資質・能力:総合的な学習経験と創造的思考力【DP-U-4-1】【DP-N-4-1】
 ・放射線化学に関する知識を活用して,応用的な問題にも取り組むことができる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 20% 40% 30% 20% 10% 100%
小テスト、小論文 60% 30% 30% 30% 10% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 20% 50% 20% 30% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 36% 24% 26% 8% 6% 100%

教科書・参考書

プリントを配布します。

オフィスアワー

オフィスアワーの時間と場所は,毎週木曜日3限(13:25-15:10),A号館(新棟)3階教員室06です。それ以外の時間帯でも,わからないことがあれば聞きに来てください。ただし,学内外の用務のため,オフィスアワーでも教員室にいない場合があります。そのため,事前にh-enomot@oecu.jpにメールをして在室を確認してください。

その他

冬季休暇および春季休暇などを活用し,授業内容の理解をさらに深めるための学修時間を確保してください。
欠席回数が4回以上のもの,あるいは定期試験を受験しなかったものはE評価となります。
レポートは採点後,返却します。試験の答案は返却しませんが,解答例を掲示して公表します。
食品衛生課程の選択科目です。

実務経験のある教員による授業科目