2025年度前期キャリア設計プロジェクト実践

曜日・時限 月曜日2時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング EN310504
開講学科等 工学部-基礎理工学科
教員名 影島 賢巳
影島 賢巳
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%bd%b1%e5%b3%b6%e3%80%80%e8%b3%a2%e5%b7%b3

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目的

基礎理工学科の卒業生としての将来の自立に向け,社会に出て動き始める時期にあわせて,社会人としてまず身につけておきたい対人コミュニケーションや文書の書き方の基本を学ぶ.その上で,実際の就職活動や教員採用,進学などの選考で,相手側(会社・学校など)が本当に大切にしている観点を知り,そこで自らの良さや考えを,自信を持って相手に伝えられるように練習する.「インターンシップ」を行うために必須の事項を学ぶ.

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C オリエンテーション
就活の流れ、就職部の利用の仕方、検索NAVIの登録と利用案内。
事前学修 これまで基礎理工学科で学んできたことを総括しておく.(2時間)
事後学修 自分の進路を考えるにあたって必要な事柄をまとめる.(2.5時間)
2 C 「適性診断MatchPlus」を受験し、今の自分の強みや弱みを知る。 事前学修 職業の場を想定したときの自分の強み・弱みは何であるかを考えておく.(2時間)
事後学修 適性診断Match Plusの内容を復習し、自分がどのような回答をしたかを整理しておく。(2.5時間)
3 A,B,C ISセミナー①準備
参加企業について下調べをし、企業理解を深め、応募企業を決める。
事前学修 ISセミナーに参加するための準備として、各セミナーイベントに参加する企業のリストを調べ、どのイベントに参加するかを考えておく。(2時間)
事後学修 応募するイベントと、特に重点的に情報収集したい企業についてよく考え、自分の適性をよく考えて将来の職業のことを考える。(2.5時間)
4 A,B,D ESの作成方法①
「適性診断MatchPlus」の受験結果について自己分析を行う。
採用者側の視点を考慮してESの書き方を考え、文章を作成する。
事前学修 ES作成につなげるために、「適性診断MatchPlus」の受験結果について振り返っておく。(2時間)
事後学修 ESを期限までに完成させ、提出する。(2.5時間)
5 A,C 基礎理工学科生の進路の業種・職種について
N学科生に適合する業種や職種と、それらを目指すための準備や心構えについて考える
事前学修 これまでのN学科での学びを振り返って、何が仕事に活かせるのかを考えておく。(2時間)
事後学修 授業で聴いたことを元にして、N学科生としての就職を考えてみる。(2.5時間)
6 A,C 就職活動・仕事でのコミュニケーション
就職活動や職業の場における文章表現およびスピーチ方法の要点について学ぶ。
事前学修 これまでに書いたESやISセミナーなどでの提出物が、読み手にどのように受け止められたかを考える。(2時間)
事後学修 授業内容を振り返り、就職活動や仕事をするうえで適した文章が自分に書けているかどうかを考える。また、ISなどに関連して面接を受けた経験があれば、自分の説明内容や言葉遣いなどがどうであったかを振り返る。(2.5時間)
7 A,B,F グループ面接対策
採用試験で課されることの多いグループ面接の実情とそれへの対策を実戦形式で学ぶ.
事前学修 これでまでに経験したグループ学習で討論を行った記憶を振り返り、自分がどのような発言をし、その結果議論をどのように動かしたかを整理しておく。(2時間)
事後学修 今回の実戦形式のグループ面接練習を振り返って、今までのグループ討論での自分の振る舞いと差をつけることができたかを考える。(2.5時間)
8 A,B,C ESの作成方法②推敲の仕方
添削後、返却を受けた文章の内容をさらに深め、提出文章を完成させる。
事前学修 第4回で提出したESに自分が何をどう記したかを整理しておく。(2時間)
事後学修 添削結果と今日の授業をもとにして、ESの改訂版を作成する。(2.5時間)
9 C WEB模擬テスト
WEB模擬テストを受験し、今の自分の強みや弱みを知る。
事前学修 WEB模擬テストとはどのようなものか調べておく.(2時間)
事後学修 テストの内容を振り返り、自分の改善すべき点はどこかを考える.(2.5時間)
10 A,B,C ISセミナー振り返り(業界研究)
ISセミナーに参加した結果について、振り返りを行う
事前学修 ISセミナーに参加して知ったことを整理しておく。(2時間)
事後学修 今後参加するISをどのような基準で選ぶべきかを考える。(2.5時間)
11 A,C,D 就活のリアル
就活を終えた先輩学生や、OB、OGの話を通じて、就職活動や業界職種への理解を深める。
事前学修 就職活動の進め方について、どの時期にどのような活動をするか、自分なりにタイムスケジュールを考えてみる。(2時間)
事後学修 授業で聴いたことを元にして、自分で考えていた就職活動の進め方をどのように変えたらよいか考えてみる。(2.5時間)
12 C,D 業界職種研究会①
数社の企業から業界に携わる仕事の内容や今後の展望・課題等について話してもらい業界職種への理解を深める。
事前学修 事前に公開される参加企業のリストを見て、自分が関心を持てそうな企業はどれかを考えておく。(2.5時間)
事後学修 実際に企業の方の話を聞いて、その業界についての認識がどのように変わったかを整理しておく。(3時間)
13 C,D 業界職種研究会②
数社の企業から業界に携わる仕事の内容や今後の展望・課題等について話してもらい業界職種への理解を深める。
事前学修 事前に公開される参加企業のリストを見て、自分が関心を持てそうな企業はどれかを考えておく。(2.5時間)
事後学修 実際に企業の方の話を聞いて、その業界についての認識がどのように変わったかを整理しておく。(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇習得する汎用的技能【DP-N-2-1】
・社会人としてのコミュニケーション力を身につけ、表現できること
・自分の考え,主張が文書に表現できること
〇習得する態度・志向性【DP-N-3-1】
・基礎理工学科の学生としての進路を具体的に考えることができること
・希望進路に向けての基礎学力の重要性を理解し,その力を身につけるための具体的な努力ができること

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 20% 30% 40% 30% 100%
グループワーク 20% 30% 40% 30% 100%
プレゼンテーション 20% 30% 40% 30% 100%
レポート、宿題 20% 30% 40% 30% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 20% 20% 40% 40% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 0% 28% 0% 40% 32% 100%

教科書・参考書

必要に応じて資料を配布する予定である.

オフィスアワー

コーディネーター(影島)のオフィスアワーは金曜4限 A号館3階教員室25
学内外の用務の為、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性がある。
その他の講師の場合は、主に授業後に質問を受けるほか、別途、提示することがある。

その他

企業への就職,教職,進学など個々の進路に関わらず,基礎理工学科の卒業生として身に着けるべき社会人基礎力を養うための重要な科目である.
3年夏の集中授業として行われる単位認定インターンシップへの参加は、当科目を履修していることが前提である.
授業の他に、6月上旬に各所で行われるインターンシップイベントに参加することが必須である.
課題やレポート等は内容チェックの上、返却する.
成績はG(合格),D(不合格)をもって表す.

実務経験のある教員による授業科目

第2回の授業では、教員ではないが人材開発を専門とする外部講師が加わり、社会人基礎力に関するテストとその考え方について説明をする.