2025年度前期技術と倫理

曜日・時限 火曜日1時限 期別 前期 週時間数 0
ナンバリング EE110124,EH110124,EJ110124,EN110124,EU110124,GF110125,GP110124,KC110124,KD110124
開講学科等 工学部-電気電子工学科
工学部-電子機械工学科
工学部-機械工学科
工学部-基礎理工学科
工学部-環境科学科
工学部-基礎理工学科 数理科学専攻
工学部-基礎理工学科 環境化学専攻
教員名 坂本 知宏
坂本 知宏
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%9d%82%e6%9c%ac%e3%80%80%e7%9f%a5%e5%ae%8f

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目的

新しい技術は新しい倫理的問題を生む。新たなテクノロジーの社会的実装における諸問題(新技術導入の基準は何かなど)の考察に役立つと考えられる、倫理学の基本、情報倫理、リスク論、工学倫理、職業倫理、企業倫理、環境倫理の考え方を本授業では紹介し、一人一人の学生が技術と倫理について自分で考えることができるようになることを目指す。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A 技術と倫理;授業全体について
技術とは何か
倫理とは何か
事前学修 シラバスを読み、授業についてポイントが何かを考えてみる(2時間)
事後学修 授業で学んだことを捉えなおし、まとめる(2時間)
2 A 技術者倫理教育は可能か? 事前学修 配布資料をよみ、技術、倫理、教育について考える。(2時間)
事後学修 授業で学んだことを捉えなおし、まとめる(2時間)
3 A 技術、倫理、教育 事前学修 配布資料をよみ、技術と倫理について考える。(2時間)
事後学修 授業で学んだことを捉えなおし、まとめる(2時間)
4 A 倫理綱領における技術者倫理 事前学修 配布資料をよみ、科学技術について考える。(2時間)
事後学修 授業で学んだことを捉えなおし、まとめる(2時間)
5 A 倫理綱領の意義 事前学修 配布資料をよみ、倫理綱領の意義について考える。(2時間)
事後学修 授業で学んだことを捉えなおし、まとめる(2時間)
6 A 倫理学理論:功利主義、義務論、徳倫理学 事前学修 配布資料をよみ、倫理学理論について考える。(2時間)
事後学修 授業で学んだことを捉えなおし、まとめる(3時間)
7 A 倫理学理論と技術倫理;功利主義の問題点・限界 事前学修 配布資料をよみ、職業倫理について考える。(2時間)
事後学修 授業で学んだことを捉えなおし、まとめる(3時間)
8 A 設計問題と倫理問題のアナロジー 事前学修 配布資料をよみ、倫理問題について考える。(2時間)
事後学修 授業で学んだことを捉えなおし、まとめる(3時間)
9 A 技術者-依頼人関係 : 公共の安全、機密保持、誠実さ、利益相反、腐敗 事前学修 配布資料をよみ、技術者個人が直面する可能性のある倫理問題について考える。(2時間)
事後学修 授業で学んだことを捉えなおし、まとめる(3時間)
10 A 技術者個人が直面する可能性のある問題:内部告発(警笛鳴らし) 事前学修 配布資料をよみ、環境汚染について考える。(2時間)
事後学修 授業で学んだことを捉えなおし、まとめる(3時間)
11 A 警笛鳴らし:個人と社会、技術者の社会的責任 事前学修 配布資料をよみ、公害について考える。(2時間)
事後学修 授業で学んだことを捉えなおし、まとめる(3時間)
12 A 新科学技術がもたらす倫理的問題:自動運転車:現状と、倫理的問題 事前学修 配布資料をよみ、新しい科学技術について考える。(2時間)
事後学修 授業で学んだことを捉えなおし、まとめる(3時間)
13 A 自動運転車:費用便益分析、社会システムとしての自動運転車
授業全体のまとめ
事前学修 これまでに学んだことをまとめてみる(2時間)
事後学修 授業全体について振り返る(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

考え議論する道徳を実践する、責任ある技術者として知っておくべき知識、理論、考え方を学生が習得すること。

本科目に関連するディプロマ・ポリシー項目
〇 2024年度以降の入学生
 下記リンク先のカリキュラム・マップを参照.
 URL: https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
〇 2023年度以前の入学生
〇修得する資質・能力:知識・理解力、応用力【工学部DP(1)】【情報通信工学部DP(1)(3)】【DP-P-1-1】 
・技術、倫理とは何かを理解する。 
・技術と倫理について考察する方法を身に着ける。
〇修得する資質・能力:コミュニケーション力【工学部DP(1)】【DP-U-2-1】【情報通信工学部DP(2)】【DP-F-2-1】
・学生各自が自分の考えを述べる力を得る。
・技術と倫理について、自分で考える力をつける。
・何であれ或るテーマについて自分で考える力をつける。
〇修得する資質・能力:態度・志向力【工学部DP(1)】【DP-U-3-1】【情報通信工学部DP(2)】【DP-F-3-1】
・獲得した知識や技術を用いて社会を幅広い視野でとらえることができる。
〇修得する資質・能力:創造性【工学部DP(1)】【DP-U-4-1】【情報通信工学部DP(2)(3)】【DP-P-4-1】【DP-F-4-1】  
・新たな課題に対して、獲得した知識・技能・態度等を総合的に活用し、解決できる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 40% 60% 20% 20% 100%
小テスト、小論文 30% 60% 20% 20% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 30% 60% 20% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 60% 20% 0% 0% 20% 100%

教科書・参考書

教科書は用いず、適宜、資料を配布する。

オフィスアワー

火曜3限、坂本研究室(寝屋川キャンパス新棟07号室)。メールアドレス:sakamoto@oecu.jp

その他

学生諸君が自分で考える習慣を身につけることが大事です。ただ受動的に講義を聴くのではなく、毎回質問するつもりで能動的に授業に参加してください。
レポート課題などの返却は、適宜判断するので、指示に従ってください。

実務経験のある教員による授業科目