2025年度前期集中教育方法技術論と総合的な学習の時間の指導法

曜日・時限 不定期その他 期別 前期集中 週時間数 2
ナンバリング
開講学科等 工学部-電気電子工学科
工学部-電子機械工学科
工学部-機械工学科
工学部-基礎理工学科
工学部-環境科学科
情報通信工学部-情報工学科
情報通信工学部-通信工学科
医療福祉工学部-医療福祉工学科
医療健康科学部-医療科学科
総合情報学部-情報学科
工学部-基礎理工学科 数理科学専攻
工学部-基礎理工学科 環境化学専攻
教員名 大村 基将
大村 基将
職務履歴

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安達 未来
安達 未来
職務履歴

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目的

 教育方法技術論では、これからの社会を担う子どもたちに求められる資質・能力を育成するために必要な、教育の方法及び教育の技術(含む、情報活用、教材作成)に関する基礎的な知識・技能を身につけます。
 また、総合的な学習の時間の指導法では、横断的で総合的な学習を通してよりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力の育成を目指し、見方・考え方を総合的に活用して課題を探求する学びの実現のために、指導計画の作成及び指導の仕方、評価に関する知識や技能を身につけます。
 ※高校での「総合的な学習の時間」は、2022年度から「総合的な探究の時間」に変更あり。
 ※課題ではパソコン使用があるので、毎回の授業で準備してください。
   ※教職科目の土曜集中授業であることから、無断欠席がないことが前提です。
   ※土曜集中なので、事後学修として、授業時間外に宿題(含む課題)に取り組む時間が多いです。受講では時間管理に注意してください。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C ガイダンス
授業を構成する基礎的な要件(授業とは何か、学習の成立とは、など)とはなにか
【主担当:大村】
事前学修 授業とは何か・学習の成立とはについて、参考書やインターネットで下調べをしておくこと(1時間)。
事後学修 学習指導要領の変遷、および変化の意図を整理する。(1.5時間)。
現在の学習指導要領において示された、現代において求められている授業構成を要件をふまえて整理する。(1.5時間)。
2 A,C 学び方・学ばせ方とは(主体的・対話的な深い学び、学習観・教育観・学力観、動機付け、など)
教師に求められるスキルについて(話法、板書、指導理論、学習環境、学習構成要素、など)
【主担当:大村】
事前学修 学び方・学ばせ方とは何かについて、自分のこれまでの経験を整理しておくこと(1時間)。
教師に求められるスキルの例について、参考書やインターネットで下調べをしておくこと(1時間)
事後学修 授業で解説した「学び方・学ばせ方」を教職生の視点から体系的に整理しておくこと(2時間)。
授業内で確認した教員に求められるスキルについて関連実践や手法を調査し整理する(2時間)。
3 A,C 学習指導論を踏まえた授業デザインについて(目標・内容、教材・教具、授業展開、学習形態、学習指導案を目指した授業デザインの考え方:など)
【主担当:大村】
事前学修 授業デザインの方法について、参考書やインターネットで下調べをしておくこと(1時間)。
事後学修 授業デザインの考え方の課題に取り組むこと(3時間)。
4 A,C 総合的な学習の時間の意義について
【主担当:安達】
事前学修 総合的な学習の時間の意義について、参考書やインターネットなどで下調べをしておくこと(1時間)。
事後学修 課題(パソコン必須)のブラッシュアップに取り組むこと(4時間)。
5 A,C 総合的な学習の時間の指導計画について
【主担当:安達】
事前学修 総合的な学習の時間の指導計画の例について、参考書やインターネットで下調べをしておくこと(1時間)。
事後学修 課題(パソコン必須)のブラッシュアップに取り組むこと(4時間)。
6 A,C 総合的な学習の時間の指導と評価について
【主担当:安達】
事前学修 総合的な学習の時間の指導と評価の例について、参考書やインターネットで下調べをしておくこと(1時間)。
事後学修 課題(パソコン必須)のブラッシュアップに取り組むこと(4時間)。
7 A,C 学習評価(評価基準、ルーブリック・ポートフォリオ、など)について
【主担当:安達】
事前学修 学習評価、ルーブリック・ポートフォリオについて、参考書やインターネットで下調べをしておくこと(1時間)。
事後学修 課題(パソコン必須)のブラッシュアップに取り組むこと(3時間)。

8 A,C 学習評価での情報活用と統計処理について
【主担当:安達】
事前学修 学習評価での統計処理について、参考書やインターネットで下調べをしておくこと(1時間)。
事後学修 課題(パソコン必須)のブラッシュアップに取り組むこと(4時間)。
9 A,C 授業実践を支える情報活用(学校での案内文作成、行事日程作成、教材作成、など)
【主担当:安達】
事前学修 授業実践を支える情報活用について、参考書やインターネットで下調べをしておくこと(1時間)。
事後学修 課題(パソコン必須)のブラッシュアップに取り組むこと(3時間)。
10 A 授業設計と教材開発の考え方(演習含む) 事前学修 教材研究とはどのような活動をすることなのか調査する(1時間)。
事後学修 授業内で提示する授業案(授業教材)の作成課題に取り組むこと(3時間)。
11 A,C 授業(教材)コンテンツおける企画と作成とその実際
※教材コンテンツの最終提出物の評価方法は、別紙配布とし、その基準によって取得した合計点を、レポート点の一部に充てる。
【主担当:大村】
事前学修 配布する授業(教材)コンテンツの企画と作成の資料を読み、企画のイメージをつかんでおくこと(1時間)。
事後学修 指定した期日までに、授業(教材)を企画し、作成すること(4時間)。
12 A,C 授業(教材)コンテンツにおける利用方法とその実際
【主担当:大村】
事前学修 指定した期日までに、授業(教材)を作成すること(1時間)。
事後学修 指定した期日までに、作成した授業(教材)を提出すること(4時間)。
13 A,C 授業(教材)コンテンツにおける評価方法とその実際
-授業(教材)コンテンツコンペティション
【主担当:大村】
事前学修 指定した期日までに、作成した教材を提出すること(1時間)。
事後学修 授業(教材)作成でのラーニング・アウトカムズ(学習成果)を整理しておくこと(4時間)。

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

1.学び方・学ばせ方・授業デザイン・学習評価のポイントが説明できる。
2.総合的な学習の時間の指導計画・評価のポイントが説明できる。
3.情報機器の活用のポイントが説明できる。
4.教材研究のポイントが説明できる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 40% 40% 30% 10% 10% 10% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 総合的な学習の時間に関する課題などのすべて 30% 40% 30% 10% 10% 10% 100%
その他2(具体的に: 教育の方法と技術に関する課題などのすべて 30% 40% 30% 10% 10% 10% 100%
100% 40% 30% 10% 10% 10% 100%

教科書・参考書

教科書
 1)「高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 総合的な探究の時間編」、文部科学省、オンラインでPDF入手もあり。
 2)必要に応じて、適宜プリントなども提供(Moodle利用)あり。
参考書:初回で紹介あり。

オフィスアワー

[大村]
・?村 基将??曜?12:30-13:30(J号館618)(X号館の教職支援室となる場合があります。)
・安達 未来:月曜日12:40-13:30(A号館1階02)

その他

〇履修において
・他の教職科目と授業日程に重複がある場合は、履修登録時に必ず、学務課に相談してください。
 これまでの実績では、重複する他の教職科目の出席を優先とし、本科目の当該日の受講方法を配慮してきました。
 したがって、本科目を重複履修したい場合は、学務課の指示にしたがって履修登録を行い、かつ、授業開始前日までに、本人から横山(yokoyama@oecu.jp)にメール連絡をして、本科目の受講方法の指示を受けてください。

〇授業において
・課題や宿題ではパソコン使用があるので、毎回の授業で準備してください。
・教職科目の土曜集中授業であることから、無断欠席が13回授業中の3回以上ある者は、教職生としての資質が不足していると判断し、単位認定に至りません。
・土曜集中なので、事後学修として、授業時間外に宿題(含む課題)に取り組む時間が多いです。受講では時間管理に注意してください。
・ICT技術としてのパソコン操作リテラシーが不可欠な授業内容です。
・教職生センスとしてIQ(いわゆる学校学力としての知能)はもちろんのこと、EQ(心の知能)、SQ(社会的知能)を要求する授業内容です。
・授業初回に配布するガイダンス資料の「授業心得」を重視します。
・スクールサポータに参加した者は、参加の証拠と報告書(別途指示)を提出すれば、成績に加点します。

〇集中授業のための配慮について
・集中授業のため、妥当な理由がある場合は、可能な限りの配慮を検討しますが、配慮を保証するものではありません。また、丁寧な連絡内容にしてください。丁寧さが欠ける場合は、適切な対応ができません。

〇フィードバックについて
・レポート/宿題などの提出物は、原則返却しないが、質問者には結果内容を説明する。その方法は指示にしたがってください。
・特に指定した提出物などは、指定期間内に、修正指示(返却)・再提出などをしてもらう場合もあるので指示にしたがってください。

実務経験のある教員による授業科目