2025年度後期BIM実習

曜日・時限 金曜日1時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング EC330904
開講学科等 工学部-建築学科
教員名 飯島 憲一
飯島 憲一
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e9%a3%af%e5%b3%b6%e3%80%80%e6%86%b2%e4%b8%80

教員情報データベースに遷移します

目的

近年、3次元CADの建物形状データに、建物構成要素の材料や物性、仕様などの属性情報を持たせたBIM(Building Information Modeling)と呼ばれる手法が普及しつつある。BIMで作成された建物データベースと連携することにより、数量やコストの算出、熱や気流、構造、音、光などのシミュレーションの解析が容易となる。ここでは、BIMの実習を行い、基礎的操作方法を習得する。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C ガイダンス(Revitについて、課題提出方法など)、敷地情報の整理 事前学修 ムードルや配布資料で今回の実習内容を確認しておく。(0.5時間)
事後学修 今回の授業のポイントを整理しておく。(0.5時間)
2 A,C 配置検討(ボリューム設計) 事前学修 ムードルや配布資料で今回の実習内容を確認しておく。(0.5時間)
事後学修 操作方法の復習と授業時間内に完成できなかった場合は完成まで作業を進める。(0.5時間)
3 A,C 構造体入力 事前学修 ムードルや配布資料で今回の実習内容を確認しておく。(0.5時間)
事後学修 操作方法の復習と授業時間内に完成できなかった場合は完成まで作業を進める。(0.5時間)
4 A,C 内壁プラン作成 事前学修 ムードルや配布資料で今回の実習内容を確認しておく。(0.5時間)
事後学修 操作方法の復習と授業時間内に完成できなかった場合は完成まで作業を進める。(0.5時間)
5 A,C 内壁作成(基準階以外の作成) 事前学修 ムードルや配布資料で今回の実習内容を確認しておく。(0.5時間)
事後学修 操作方法の復習と授業時間内に完成できなかった場合は完成まで作業を進める。(0.5時間)
6 A,C 床・階段の作成 事前学修 ムードルや配布資料で今回の実習内容を確認しておく。(0.5時間)
事後学修 操作方法の復習と授業時間内に完成できなかった場合は完成まで作業を進める。(0.5時間)
7 A,C 外観デザイン(開口調整) 事前学修 ムードルや配布資料で今回の実習内容を確認しておく。(0.5時間)
事後学修 操作方法の復習と授業時間内に完成できなかった場合は完成まで作業を進める。(0.5時間)
8 A,C 外観デザイン 事前学修 ムードルや配布資料で今回の実習内容を確認しておく。(0.5時間)
事後学修 操作方法の復習と授業時間内に完成できなかった場合は完成まで作業を進める。(0.5時間)
9 A,C 内観のデザイン 事前学修 ムードルや配布資料で今回の実習内容を確認しておく。(0.5時間)
事後学修 操作方法の復習と授業時間内に完成できなかった場合は完成まで作業を進める。(0.5時間)
10 A,C 必要ディテールの作成 事前学修 ムードルや配布資料で今回の実習内容を確認しておく。(0.5時間)
事後学修 操作方法の復習と授業時間内に完成できなかった場合は完成まで作業を進める。(0.5時間)
11 A,C 外構デザイン 事前学修 ムードルや配布資料で今回の実習内容を確認しておく。(0.5時間)
事後学修 操作方法の復習と授業時間内に完成できなかった場合は完成まで作業を進める。(0.5時間)
12 A,C 外構作成2、添景配置 事前学修 ムードルや配布資料で今回の実習内容を確認しておく。(0.5時間)
事後学修 操作方法の復習と授業時間内に完成できなかった場合は完成まで作業を進める。(0.5時間)
13 A,C 図面化、自由デザイン 事前学修 ムードルや配布資料で今回の実習内容(課題建物の形状や構造など)を確認し、最終課題の構想を考える。(1.5時間)
事後学修 最終課題を仕上げる。(1.5時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

修得する資質・能力
①知識・理解【DP-C-1-1】
「修得したソフトウエアの特徴を理解し、その活用において合理的な運用ができる。」
②汎用的技能【DP-C-2-1】
「建築に関する知識に加えて、IT技術やICT技術を活用し、効率良く問題解決に取り組むことができる。」
③態度【DP-C-3-2】
「自身が作成した成果物が他人の創作のインプットになることを理解し、ITリテラシーに則った創造活動ができる。」
④創造的思考力【DP-C-4-1】
「自身が発意した構想を修得したIT技術やICT技術により創造し、表現することができる。」

到達すべき具体的目標(以下4項目)
(1)ソフトウエアの特徴、自身のスキル、与えられた課題のレベルから、課題に取り組むスケジュールを予め把握し、予定期日までに完成・提出できる。
(2)BIMの基本技術を習得する。
(3)指定した条件(ファイル名、提出先フォルダ等、ファイル形式、その他のファイル属性)通りの課題提出できる。
(4)CADとは異なるBIMの特徴を理解する。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 20% 100% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 80% 20% 40% 10% 30% 100%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 36% 0% 32% 8% 24% 100%

教科書・参考書

教科書:「建築・BIMの教科書(日刊建設通信新聞社)」

オフィスアワー

飯島憲一:(対面での対応)昼休みの時間帯に教員室(A号館14号室)または学生ラボ、(メールでの問合せ)メールアドレス:iijima@oecu.jp
(ただし、学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります)

その他

期末試験なし
本授業は、BIMソフトウエアであるRevitの操作方法を実習形式で習得することと、教科書を用いてBIMの特徴などを講義することを毎回の授業で実施する。
Revitの実習については、期日までに課題を提出する。
教科書を用いてBIMの特徴などを講義では、期限までに小テストに取り組む。
毎回の授業で課題を出す.
各回の授業は前回授業の積み重ねとなっている.欠席してしまうと次の授業についていけなくなることになりかねない.やむを得ず欠席してしまった場合は,各自でフォローする必要がある.
教科書「建築・BIMの教科書」第1編 BIMの基礎(1章 BIMとは 2章 BIMの基礎)を13回に分け、BIMの特徴などを説明し、毎回授業で小テストを実施する。
課題や小テストの結果は、期日後,採点し,学生個々がその点数を確認できるようにする.
各課題や小テストの点数から成績評価を行う.
課題提出が0回の場合,E評価とする.(このE評価判定には小テストの受験回数はカウントしない)

実務経験のある教員による授業科目

建築設計事務所のCAD/BIMマネジメントの経験を生かし、BIMが単に製図やコンピュータグラフィックスなど表現・プレゼンテーションとして利用されているのではなく、建物データベースとして建築の設計・生産、さらには維持管理において高次元に利用できるものであることを理解できるように指導する。