2025年度後期建築構造3

曜日・時限 金曜日2時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング EC330807
開講学科等 工学部-建築学科
教員名 辻 聖晃
辻 聖晃
職務履歴

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北尾 聡子
北尾 聡子
職務履歴

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目的

鋼材系構造と木質系構造の構造設計の基礎知識を修得するために,それぞれの構造に使用される材料の種類と力学特性,代表的な架構形式,地震などの外力に対する挙動の特徴,部材と接合部の設計法について学ぶ.鋼構造と鉄筋コンクリート構造のハイブリット構造である鉄骨鉄筋コンクリート構造と,木造住宅の耐震診断ならびに耐震補強についても学ぶ.

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A 鋼構造(1):鋼の種類と力学特性,製造方法について学ぶ 事前学修 シラバスを読む.教科書第1章と第2章に目を通す.(1時間)
事後学修 授業中に提示された課題に取り組む(3時間).
2 A 鋼構造(2):部材と接合部の耐力と,骨組の挙動について学ぶ 事前学修 教科書第3章に目を通す.(1時間)
事後学修 授業中に提示された課題に取り組む(4時間).
3 A 鋼構造(3):梁と柱の座屈について学ぶ 事前学修 教科書5.1節,5.2節に目を通す.(1時間)
事後学修 授業中に提示された課題に取り組む(4時間).
4 A 鋼構造(4):梁の許容応力度設計について学ぶ 事前学修 教科書5.5節に目を通す.(1時間)
事後学修 授業中に提示された課題に取り組む(4時間).
5 A 鋼構造(5):柱の許容応力度設計について学ぶ 事前学修 教科書5.3節,5.4節,5.6節に目を通す.(1時間)
事後学修 授業中に提示された課題に取り組む(4時間).
6 A 鋼構造(6):接合部(溶接接合)の設計について学ぶ 事前学修 教科書第6章に目を通す.(1時間)
事後学修 授業中に提示された課題に取り組む(4時間).
7 A 鋼構造(7):接合部(高力ボルト接合)と柱脚の設計について学ぶ 事前学修 教科書第7章,第8章に目を通す.(1時間)
事後学修 授業中に提示された課題に取り組む(4時間).
8 A 鉄骨鉄筋コンクリート構造:鉄骨鉄筋コンクリート構造の原理と構造設計の基本的な考え方について学ぶ
超高層建物:超高層建物に使用される様々な構造形式について学ぶ
事前学修 インターネットで「鉄骨鉄筋コンクリート構造」,「SRC構造」,「超高層建物」のキーワードで検索し,鉄骨鉄筋コンクリート構造の建物や超高層建物の実例などを調べておく(1時間)
事後学修 授業中に提示された課題に取り組む(4時間).
9 A 木質系構造(1):木質系構造建築物に関する構造規定について学ぶ 事前学修 建築系雑誌などを基に木質構造建築物について調べる(2時間)
事後学修 身近な木質構造建築物を例に、学んだことを整理する(2時間)
10 A 木質系構造(2):木質系構造建築物を構成する各部材の設計法について学ぶ 事前学修 木質構造建物の分類について調べる(2時間)
事後学修 身近な木質構造建築物を例に、学んだことを整理する(2時間)
11 A 木質系構造(3):在来軸組構法住宅の簡易構造計算法(壁量計算)について学ぶ 事前学修 在来軸組構法住宅の壁について調べる(2時間)
事後学修 身近な木質構造建築物を例に、学んだことを整理する(3時間)
12 A 木質系構造(4):在来軸組構法住宅の簡易構造計算法(四分割法・N値計算)について学ぶ 事前学修 在来軸組構法住宅の部材接合部について調べる(2時間)
事後学修 身近な木質構造建築物を例に、学んだことを整理する(2時間)
13 A 木質系構造(5):木質系構造建築物の耐震診断法と耐震補強について学ぶ 事前学修 木質構造建築物の地震被害について調べる(2時間)
事後学修 身近な木質構造建築物を例に、学んだことを整理する(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

本科目では,受講によって「自然に関する科学的知識と建築に関する基礎的な知識を有し,それらを適切に応用する能力を備えている」【DP-C-1-1】ことの達成を目標とする.具体的には,
・鋼材系構造と木質系構造の外力に対する挙動の特徴と構造設計法が理解できる.
・建物用途や建築地・規模など条件に応じて、適切な構造設計が実行できる.

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 30% 50% 50% 100%
小テスト、小論文 20% 50% 50% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 50% 50% 50% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 50% 50% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

教科書:井戸田秀樹ほか,建築学テキスト「鉄骨構造」構造特性と設計の基本を学ぶ,学芸出版社

オフィスアワー

辻:A号館3F教員室13,月曜日10時~10時30分,金曜日10時~10時30分,これ以外の時間帯でも歓迎しますが,不在のことが多いので,必ず事前にメールでtsuji@oecu.jpまで連絡してください.
北尾:A号館3階 第15教員室(北尾教員室),昼休みの時間帯(ただし、学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります),メイルアドレス:kitao@oecu.jp

その他

毎回,簡単な演習課題を課します.
定期試験や演習課題の成績に関わらず,欠席回数が4回以上でD評価(不合格)あるいはE評価(定期試験不受験)とします。
定期試験と授業ごとのレポート及びそのレポートのプレゼンテーションが評価の対象となります。
小テスト,課題については,提出〆切後に解説と模範解答を公開,もしくはフィードバックコメントを返します.定期試験については,成績確定後,解答をMoodleにアップロードします.

実務経験のある教員による授業科目

辻,北尾:層建物・免制震建物の設計審査業務および一般新築建物の構造設計協力業務の経験をもつ教員が,授業で学んだ理論がどのように実際の建物の構造設計に活かされるのかを解説して,授業で学んだことを仕事に活かすための「応用力」を身につけさせるような実践的授業を実施する