2025年度後期建築構造1

曜日・時限 木曜日1時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング EC230805
開講学科等 工学部-建築学科
建築・デザイン学部-建築・デザイン学科 建築専攻
建築・デザイン学部-建築・デザイン学科 空間デザイン専攻
教員名 守谷 幸治
守谷 幸治
職務履歴

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辻 聖晃
辻 聖晃
職務履歴

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北尾 聡子
北尾 聡子
職務履歴

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目的

建築物の構造システムを,鉄筋コンクリート系構造、鋼材系構造、木質系構造に分類し,そのそれぞれについて,基本的な構成原理や代表的な架構形式、地震などの自然災害による被害状況について学ぶ.また、建築物に作用する荷重や外力の種類と,構造設計における目標性能について学び,建築構造設計の基本的な考え方を理解する.

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A、B 構造力学と構造設計:構造力学と構造学、材料学、構造設計の関係について学習する 事前学修 教科書の事前学習(2.5時間)
事後学修 演習問題のフォロー(2.5時間)
2 A、B 各種構造の特徴:RC,S,W造と構造形式の特徴、外力を受けた時の特性(地震時被害等)について学習する 事前学修 教科書の事前学習(2.5時間)
事後学修 演習問題のフォロー(2.5時間)
3 A、B 荷重・外力と建物構造:荷重・外力の種類と、建物の各部位の役割について学習する(杭、基礎を含む) 事前学修 教科書の事前学習(2.5時間)
事後学修 演習問題のフォロー(2.5時間)
4 A、B 鉄筋コンクリート系構造(1):部材構成と材料の役割について学習する 事前学修 教科書の事前学習(2.5時間)
事後学修 演習問題のフォロー(2.5時間)
5 A、B 鉄筋コンクリート系構造(2):構造と変形、及びその他の特性について学習する 事前学修 教科書の事前学習(2.5時間)
事後学修 演習問題のフォロー(2.5時間)
6 A、D 鉄筋コンクリート系構造(3):耐久性について学習する
現状のコンクリート系構造物を調査し、その概要・特徴を整理して学習する
事前学修 教科書の事前学習(2.5時間)
事後学修 演習問題のフォロー(1時間)
現状建物の調査(1.5時間)
7 A、B 鋼材系構造(1):部材構成と材料の役割について学習する 事前学修 教科書の事前学習(2.5時間)
事後学修 演習問題のフォロー(2.5時間)
8 A、B 鋼材系構造(2):部材の接合方法と代表的な架構形式について学習する
事前学修 教科書の事前学習(2.5時間)
事後学修 演習問題のフォロー(2.5時間)
9 A、D スパン構造とハイブリッド構造:シェル構造,折板構造,トラス構造,膜構造など,大スパン構造の架構形式について学習する.さらに,複数の構造材料や架構形式を組み合わせたハイブリッド構造について学習する 事前学修 教科書の事前学習(2時間)
事後学修 演習問題のフォロー(0.5時間)
現状建物の調査(1.5時間)
10 A、B 木質系構造(1):木質材料の特性と代表的な架構形式について学習する 事前学修 教科書の事前学習(2時間)
事後学修 演習問題のフォロー(2時間)
11 A、B 木質系構造(2):木質系構造建築物の部材構成とその役割について学習する 事前学修 教科書の事前学習(2時間)
事後学修 演習問題のフォロー(2時間)
12 A、D 木質系構造(3):接合部の構成と補強金物について学習する
現状の木質系構造物を調査し、その概要・特徴を整理して学習する
事前学修 教科書の事前学習(2時間)
事後学修 演習問題のフォロー(0.5時間)
現状建物の調査(1.5時間)
13 A、B 構造設計実務者を講師として招き、最近の設計業務の社会的・組織的・技術的観点やコンピュータ技術、顧客対応スキルなどを学習する。 事前学修 今までの学習現状の復習(3時間)
事後学修 構造実務に技術を適応することのおさらい(1時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

修得する資質・能力:自然に対する科学的知識と建築に関する基礎的な専門知識を有し、それらを適切に応用する能力を備えること【DP-C-1-1】
・建築構造の種類とそれらの強度・変形や耐久性等の特性及び架構形式が理解できる.

修得する資質・能力:獲得した技術を社会で正しく使用する倫理感と責任感を有すること【DP-C-3-1】
・与えられた課題に対して,グループの構成員として参加意識を持って意見をまとめ,第三者に正確にプレゼンテーションができる.

修得する資質・能力:新たな課題に対して、学習結果を活用して解決できること【DP-C-4-1】
・建物用途や建築地・規模など条件に応じて、適切な構造が提案できる.

本科目に関連するディプロマ・ポリシー項目
○2024年度以降の入学生
下記リンク先のカリキュラム・マップを参照.
URL: https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/

○2023年度以前の入学生
修得する資質・能力
知識・理解 【DP-C-1-1】

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 40% 70% 20% 10% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 20% 50% 25% 25% 100%
レポート、宿題 40% 40% 30% 30% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 54% 25% 0% 5% 16% 100%

教科書・参考書

教科書:「初めての建築一般構造」<建築のテキスト>編集員会編学芸出版社
参考書:「建築構造用教材」日本建築学会

オフィスアワー

守谷(A号館3階12号室):12時40分~13時15分のお昼休みの時間帯
辻(A号館3階13号室):月曜日10時~10時45分,木曜日10時?10時45分,ただしオフィスアワー以外でも質問を受け付けます.
北尾(A号館3階15号室):昼休みの時間帯 メイルアドレス:kitao@oecu.jp
ただし、学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります.

その他

レポートは内容チェックの上で返却する.模範解答および解説は,授業中またはMoodle上に公開する.
欠席した授業回のレポート提出は認めない.
欠席回数が4回以上でD評価(不合格)あるいはE評価(定期試験不受験)とする.
定期試験と授業ごとのレポート及びそのレポートのプレゼンテーションが評価の対象となる.遅刻は時間に合わせて減点し,30分以上の遅刻は欠席扱いとする.

実務経験のある教員による授業科目

守谷:大手ゼネコンでの35年に渡る、設計・計画・建築生産マネジメント(海外工事含む)・施工管理・お客様対応・エンジニアリングの経験を活かし、建築構造を実感的に身に付けさせ、役立たせることができるように講義を行う。
辻:超高層建物と免制震建物の構造設計審査ならびに既存建築物の耐震診断と耐震補強の判定に長年関わってきた経験を活かし,教科書を読むだけではわからない建築構造の面白さと難しさを伝えるような講義を実施する.
北尾:長年にわたり木造建物の耐震特性評価の経験を持つ教員が、建築構造設計と耐震性能評価に関わる事例を踏まえ実学に根差した授業を展開する。