2025年度後期建築構造力学3

曜日・時限 木曜日3時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング EC230803
開講学科等 工学部-建築学科
建築・デザイン学部-建築・デザイン学科 建築専攻
建築・デザイン学部-建築・デザイン学科 空間デザイン専攻
教員名 北尾 聡子
北尾 聡子
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%8c%97%e5%b0%be%e3%80%80%e8%81%a1%e5%ad%90

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目的

建築内の人と空間を自然災害から守り、安全な建築物を設計するために、建築構造力学のやや高度な範囲を学ぶ。具体的には、部材の変形を考慮しなければ解けない不静定構造物の代表的な解法である「応力法」「変位法」「たわみ角法」について、その原理と手順を理解し、簡単な不静定構造物を解くことができるようになることを目指す。さらに、静定構造物の任意点の変位を求める方法として有用な「単位仮想荷重法」について、その手順を理解して使いこなせるようになることを目指す。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A、C ガイダンス
不静定梁の解法(応力法)(1):集中荷重が作用する場合について学ぶ
事前学修 教科書「構造力学Ⅲ:力学の展開(不静定構造)31」に目を通す(2時間)
事後学修 授業中に出された課題や、指定された演習・練習問題を解く(2時間)
2 A、C 不静定梁の解法(応力法)(2):等分布荷重が作用する場合について学ぶ 事前学修 教科書「構造力学Ⅲ:力学の展開(不静定構造)32」に目を通す(2時間)
事後学修 授業中に出された課題や、指定された演習・練習問題を解く(3時間)
3 A、C 不静定梁の解法(変位法)(1):集中荷重が作用する場合について学ぶ 事前学修 教科書「構造力学Ⅲ:力学の展開(不静定構造)33」に目を通す(2時間)
事後学修 授業中に出された課題や、指定された演習・練習問題を解く(3時間)
4 A、C 不静定梁の解法(変位法)(2):等分布荷重が作用する場合について学ぶ 事前学修 教科書「構造力学Ⅲ:力学の展開(不静定構造)34」に目を通す(2時間)
事後学修 授業中に出された課題や、指定された演習・練習問題を解く(3時間)
5 A、C 梁のたわみ(単位仮想荷重法)について学ぶ 事前学修 教科書「構造力学Ⅲ:力学の展開(不静定構造)39」に目を通す(2時間)
事後学修 授業中に出された課題や、指定された演習・練習問題を解く(2時間)
6 A、C ラーメンのたわみ(単位仮想荷重法)について学ぶ 事前学修 教科書「構造力学Ⅲ:力学の展開(不静定構造)40」に目を通す(2時間)
事後学修 授業中に出された課題や、指定された演習・練習問題を解く(2時間)
7 A、C トラスの節点変位(単位仮想荷重法)について学ぶ 事前学修 教科書「構造力学Ⅲ:力学の展開(不静定構造)39と40」を復習しておく(2時間)
事後学修 授業中に出された課題や、指定された演習・練習問題を解く(3時間)
8 A、C たわみ角法(1):基本公式について学ぶ 事前学修 教科書「構造力学Ⅲ:力学の展開(不静定構造)41」に目を通す(2時間)
事後学修 授業中に出された課題や、指定された演習・練習問題を解く(3時間)
9 A、C たわみ角法(2):梁について学ぶ 事前学修 教科書「構造力学Ⅲ:力学の展開(不静定構造)42」に目を通す(2時間)
事後学修 授業中に出された課題や、指定された演習・練習問題を解く(3時間)
10 A、C たわみ角法(3):不静定ラーメンについて学ぶ 事前学修 教科書「構造力学Ⅲ:力学の展開(不静定構造)43」に目を通す(2時間)
事後学修 授業中に出された課題や、指定された演習・練習問題を解く(3時間)
11 A、C たわみ角法(4):静定ラーメンの変形解析について学ぶ 事前学修 教科書「構造力学Ⅲ:力学の展開(不静定構造)44」に目を通す(2時間)
事後学修 授業中に出された課題や、指定された演習・練習問題を解く(2時間)
12 A、C 発展問題:柱・トラスの水平移動剛性、交叉梁について学ぶ 事前学修 教科書「構造力学Ⅲ:力学の展開(不静定構造)45」に目を通す(2時間)
事後学修 授業中に出された課題や、指定された演習・練習問題を解く(2時間)
13 A、C 演習:これまで学んだ内容について演習を行い、学習の理解度を確認する 事前学修 教科書「構造力学Ⅲ:力学の展開(不静定構造)31-34,39-45」に目を通す(2時間)
事後学修 授業中に出された課題や、指定された演習・練習問題を解く(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇 2024年度以降の入学生
  下記リンク先のカリキュラム・マップを参照.
     URL: https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/

〇 2023年度以前の入学生
本科目を受講することで、「自然に関する科学的知識と建築に関する基礎的な知識を有し、それらを適切に応用する能力を備えている」【DP-C-1-1】ことの達成を目標とする。
具体的には、構造力学のやや高度な範囲であるである「応力法」「変位法」「たわみ角法」「単位仮想荷重法」についての知識を修得し、以下のことができるようになることを目標とする。
 1.応力法により不静定構造物を解く
 2.変位法により不静定構造物を解く
 3.たわみ角法により不静定構造物を解く
 4.静定構造物の任意点のたわみを単位仮想荷重法により計算する

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 50% 50% 50% 100%
小テスト、小論文 20% 100% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 30% 100% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 75% 25% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

教科書:「スタンダード 建築構造力学」竹脇出・新谷謙一郎 著、学芸出版社

オフィスアワー

日時 : 昼休みの時間帯(ただし、学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります)
場所 : A号館3階 第15教員室(北尾教員室)
メイルアドレス : kitao@oecu.jp

その他

適宜、宿題・演習課題を課す。
提出された宿題・演習課題は、Moodleにて確認する。
本講義では,毎回,教科書を用いるので,必ず持参すること.また,本授業用のノートも準備し,持参すること.
定期試験を実施する。

実務経験のある教員による授業科目