2025年度後期建築構造力学1

曜日・時限 金曜日4時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング KC130501,KD130501
開講学科等 工学部-建築学科
建築・デザイン学部-建築・デザイン学科 建築専攻
建築・デザイン学部-建築・デザイン学科 空間デザイン専攻
教員名 辻 聖晃
辻 聖晃
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e8%be%bb%e3%80%80%e8%81%96%e6%99%83

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目的

安全で安心できる建築空間を実現するための建築構造設計の基本的な考え方を理解するために、建築構造力学の基礎を学ぶ。具体的には,静力学の基礎である力と力の釣り合い,材料の力学的性質,建築骨組の最も単純かつ基本的な構成要素である「梁」の解法,断面に生じる応力とひずみの関係,を理解できることを目指す.

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A 建築設計における構造設計の役割と建築構造力学の基本事項:建築における構造設計の意味と建築構造力学の役割および建築構造力学の基本事項を学ぶ. 事前学修 教科書第1章,第2章に目を通しておくこと.(0.5時間)
事後学修 授業中に出された課題に対する解答をノートに書き留めておき,所定の期限までにMoodleから提出する.(4.115時間)
2 A 力とモーメント:力とモーメントについて学ぶ. 事前学修 教科書第3章に目を通しておくこと.(0.5時間)
事後学修 授業中に出された課題に対する解答をノートに書き留めておき,所定の期限までにMoodleから提出する.(4.115時間)
3 A 単純化されたモデル:単純梁、片持梁、静定ラーメンについて学ぶ. 事前学修 教科書第4章,第5章に目を通しておくこと.(0.5時間)
事後学修 授業中に出された課題に対する解答をノートに書き留めておき,所定の期限までにMoodleから提出する.(4.115時間)
4 A 静定構造物の反力(1):単純梁、片持梁、ゲルバー梁の支点反力について学ぶ. 事前学修 教科書第6章に目を通しておくこと.(0.5時間)
事後学修 授業中に出された課題に対する解答をノートに書き留めておき,所定の期限までにMoodleから提出する.(4.115時間)
5 A 静定構造物の反力(2):静定ラーメン、3ヒンジラーメンの支点反力について学ぶ. 事前学修 教科書第7章に目を通しておくこと.(0.5時間)
事後学修 授業中に出された課題に対する解答をノートに書き留めておき,所定の期限までにMoodleから提出する.(4.115時間)
6 A 単純梁の断面力と断面力図:単純梁の断面力の求め方と断面力図の描き方について学ぶ. 事前学修 教科書第8章に目を通しておくこと.(0.5時間)
事後学修 授業中に出された課題に対する解答をノートに書き留めておき,所定の期限までにMoodleから提出する.(4.115時間)
7 A 片持梁の断面力と断面力図:片持梁の断面力の求め方と断面力図の描き方について学ぶ. 事前学修 教科書第9章に目を通しておくこと.(0.5時間)
事後学修 授業中に出された課題に対する解答をノートに書き留めておき,所定の期限までにMoodleから提出する.(4.115時間)
8 A ゲルバー梁の断面力と断面力図:ゲルバー梁の断面力の求め方と断面力図の描き方について学ぶ. 事前学修 教科書第10章に目を通しておくこと.(0.5時間)
事後学修 授業中に出された課題に対する解答をノートに書き留めておき,所定の期限までにMoodleから提出する.(4.115時間)
9 A 曲げ部材の断面に生じる応力と断面諸量:断面力と梁要素の変形を結びつけるための断面諸量(断面積,断面1次モーメント,断面2次モーメントなど)について学ぶ. 事前学修 教科書第19章に目を通しておくこと.(0.5時間)
事後学修 授業中に出された課題に対する解答をノートに書き留めておき,所定の期限までにMoodleから提出する.(4.115時間)
10 A 曲げ部材の断面に生じる垂直応力(1):曲げを受ける部材の断面に生じる垂直応力について学ぶ, 事前学修 教科書第20章に目を通しておくこと.(0.5時間)
事後学修 授業中に出された課題に対する解答をノートに書き留めておき,所定の期限までにMoodleから提出する.(4.115時間)
11 A 曲げ部材の断面に生じる垂直応力(2):曲げと軸方向力を受ける部材の断面に生じる垂直応力について学ぶ, 事前学修 教科書第22章に目を通しておくこと.(0.5時間)
事後学修 授業中に出された課題に対する解答をノートに書き留めておき,所定の期限までにMoodleから提出する.(4.115時間)
12 A 曲げ部材の断面に生じるせん断応力,構造物の安定・不安定と静定・不静定:曲げ部材の断面に生じるせん断応力について学ぶ.また,構造物の安定・不安定と静定・不静定について学ぶ 事前学修 教科書第14章,第15章,第21章に目を通しておくこと.(0.5時間)
事後学修 授業中に出された課題に対する解答をノートに書き留めておき,所定の期限までにMoodleから提出する.(4.115時間)
13 C 演習:これまでに学んだことを振り返り,演習を行う 事前学修 これまでの講義ノートに目を通しておくこと.(0.5時間)
事後学修 授業中に出された課題に対する解答をノートに書き留めておき,所定の期限までにMoodleから提出する.(4.115時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

 本科目では,受講によって「自然に関する科学的知識と建築に関する基礎的な知識を有し,それらを適切に応用する能力を備えている」ことの達成を目標とする.具体的には,構造力学の基本である「静力学」「材料の力学的性質」「断面力と応力」「断面諸量」「静定梁」についての知識を修得し,以下のことができるようになることを目標とする.
 1.応力とひずみの概念を理解する
 2.真っ直ぐな棒の伸縮を計算する
 3.断面積,断面1次モーメント,断面2次モーメントなどの断面諸量を計算する
 4.断面に生じる垂直応力とせん断応力を計算する
 5.静定梁を解き,断面力図を描く

本科目に関連するディプロマ・ポリシー項目
      ○2024年度以降の入学生
      下記リンク先のカリキュラム・マップを参照.
            URL: https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
      ○2023年度以前の入学生
      修得する資質・能力
           知識・理解 【DP-C-1-1】

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 50% 50% 50% 100%
小テスト、小論文 25% 100% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 25% 100% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 75% 25% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

教科書:「スタンダード建築構造力学」竹脇出、新谷謙一郎著、学芸出版社

オフィスアワー

部屋:A号館3F教員室13
時間帯:月曜日10時?10時30分,金曜日10時?10時30分
これ以外の時間帯でも歓迎しますが,不在のことが多いので,必ず事前にメールでtsuji@oecu.jpまで連絡してください.

その他

毎回,簡単な演習課題を課します.また,小テストも実施します.
板書を書き写すノートのほかに,授業中に出された課題や演習問題の解答を記入するノートを用意しておいて下さい.
小テスト,課題については,提出〆切後に解説と模範解答を公開します.定期試験については,成績確定後,模範解答を期限限定でMoodleにアップロードします.

実務経験のある教員による授業科目

超高層建物・免制震建物の設計審査業務および一般新築建物の構造設計協力業務の経験をもつ教員が,授業で学んだ理論がどのように実際の建物の構造設計に活かされるのかを解説して,授業で学んだことを仕事に活かすための「応用力」を身につけさせるような実践的授業を実施する