2025年度前期建築設備2

曜日・時限 木曜日1時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング EC330705
開講学科等 工学部-建築学科
教員名 添田 晴生
添田 晴生
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e6%b7%bb%e7%94%b0%e3%80%80%e6%99%b4%e7%94%9f

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目的

建築において、人間に快適な環境を提供することは重要な要素の一つであるが、そのために必要な建築設備について学ぶ。ここでは、電気設備を中心に電気の基礎、情報通信設備、防災設備、搬送設備を学び、さらには、空調設備の実務について学ぶ。電気の基礎では、オームの法則をはじめ、直列回路や並列回路、交流回路、力率や有効電力について学び、情報通信設備では、LANやIoTについて、また、搬送設備ではエレベーターについて学ぶ。最後に、空調設備の実務として、企業で行われる設計、施工について学ぶ。
 この授業を通して、設備設計に必要な知識と技術を身につけることを目的とする。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C 建築設備2の概要、電気設備(オームの法則、直列回路、並列回路) 事前学修 オームの法則、直列回路、並列回路を復習しておく(2.5時間)
事後学修 演習問題を解く(2.5時間)
2 A,C 電気設備(直並列回路、電力量) 事前学修 直並列回路、電力量を復習しておく(2.5時間)
事後学修 演習問題を解く(2.5時間)
3 A,C 電気設備(電磁誘導、モーター、発電機、トランス、交流) 事前学修 「電磁誘導、モーター、発電機、トランス、交流」をインターネットで調べる(2.5時間)
事後学修 電磁誘導の原理についてレポートを書く(2.5時間)
4 A,C 電気設備(インピーダンスとRL回路)  事前学修 「インピーダンスとRL回路」をインターネットで調べる(2.5時間)
事後学修 インピーダンスの活用例、応用例についてレポートを書く(2.5時間)
5 A,C 電気設備(力率と有効電力、三相交流、3路、4路スイッチ) 事前学修 「力率と有効電力、三相交流、3路、4路スイッチ」をインターネットで調べる(2.5時間)
事後学修 無効電力の役割についてレポートを書く(2.5時間)
6 A,C 電気設備(電気を安全に用いる) 事前学修 「電気を安全に用いること」についてインターネットで調べる(2.5時間)
事後学修 電気火災についてレポートを書く(2.5時間)
7 A,C 電気設備(情報通信設備、避雷設備、搬送設備) 事前学修 「情報通信設備、避雷設備、搬送設備」についてインターネットで調べる(2.5時間)
事後学修 建築に関するICTやDXについてレポートを書く(2.5時間)
8 A,C 電気設備見学(J号館のLAN、EPS、1F電気室、変電設備、キュービクル) 事前学修 「変電設備、キュービクル」についてインターネットで調べる(2.5時間)
事後学修 電気設備見学についてのレポートを書く(2.5時間)
9 A,C 小テスト及び小テスト内容の振り返り 事前学修 これまでの復習をする(2時間)
事後学修 小テストを振り返り、復習する(2時間)
10 A,C 空調設備の実務(空調設備設計の流れ) 事前学修 空調設備について復習をする(2時間)
事後学修 エアコンの設置場所に関する課題をする(2時間)
11 A,C 空調設備の実務(熱負荷、空気線図) 事前学修 熱負荷、空気線図について復習をする(2時間)
事後学修 空気線図の課題をする(2時間)
12 A,C 空調設備の実務(熱源方式、空調方式) 事前学修 熱源方式、空調方式について復習をする(2時間)
事後学修 エアコンのCOP算出に関する課題をする(2時間)
13 A,C 空調設備の実務(換気、排煙、ダクト) 事前学修 換気方式について復習をする(2時間)
事後学修 全熱交換器に関する課題をする(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

ディプロマポリシーに示した以下の能力を修得することを目標とする。
修得する資質・能力:知識・理解力・応用力【DP-C-1-1】
・建築設備の知識 (電気、空調) を広げ、説明できるようになる。
・電気の基礎として、基礎的な電気回路の計算ができるようになる。
・実務における成功談や失敗談を通じて、建築実務に対する理解を深め、準備を始める。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 40% 100% 100%
小テスト、小論文 30% 100% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 30% 100% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 100% 0% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

教科書:「初学者の建築講座建築設備(第四版)」大塚雅之,市ヶ谷出版社
参考書:「やさしい建築設備」伏見健、朴賛弼、学芸出版社
参考書:「ストーリーで面白いほど頭に入る建築設備」山田浩幸ほか、エックスナレッジ

オフィスアワー

部屋:A号館3F教員室18、時間帯:12時40分~13時15分までのお昼休みの時間帯

その他

定期試験を実施する。
出席回数が3回以下の場合、成績をE評価とする。
授業の中で演習を行うため,関数電卓を必ず持参すること。また、ノート、フラットファイルを持参すること。
スマートフォンは、机の上に置かず、かばんなどにしまうこと。注意を聞かず、スマートフォンを操作している場合、取り上げることがある。
課題は毎回紙で配布する。
また、課題は毎回、ムードルにもアップするので、欠席した場合は、ムードルからダウンロードして、MC2の演習室か自宅で印刷し、課題を行うこと。印刷できない場合は、添田の部屋まで取りにくること。
課題は内容を確認して、返却する。
小テストの答案は返却して、解答をムードルにアップする。

実務経験のある教員による授業科目