2025年度後期住環境計画

曜日・時限 水曜日2時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング EC330606
開講学科等 工学部-建築学科
教員名 坂口 武司
坂口 武司
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%9d%82%e5%8f%a3%e3%80%80%e6%ad%a6%e5%8f%b8

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目的

建築において、人が住まう環境は重要な要素の1つである。ここでは、住戸集合の構成原理と住要求に対応した住環境計画の考え方について学ぶ。また、21世紀の循環型社会に向けて、ストックとしての持続可能な住環境形成を実現するための住宅団地再生と環境マネジメントの手法について考える。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 AC 住環境の機能と構成原理:京町屋など伝統的な建築様式から考察される日本の住環境に必要な環境手法 事前学修 建築学科特設サイトを閲覧し、該当分野の学びのイメージをつかんでおく(1時間)
事後学修 授業内での担当教員の指示に従い、学びを深めておく(3時間)
2 AC 都市住宅の維持管理システム:住宅の耐用年限と維持管理の概念、集合住宅の維持管理計画とマンション管理 事前学修 前回の担当教員の指示に従い、提供情報を読んでおく(1時間)
事後学修 授業内での担当教員の指示に従い、学びを深めておく(3時間)
3 AC ニュータウンの現状と再生:高経年となったニュータウンや住宅団地の現状と再生に向けた取り組み 事前学修 前回の担当教員の指示に従い、提供情報を読んでおく(2時間)
事後学修 授業内での担当教員の指示に従い、学びを深めておく(3時間)
4 AC 都市住宅のリノベーション:ストックを活用した都市住宅地の再生手法、海外での取り組み事例 事前学修 前回の担当教員の指示に従い、提供情報を読んでおく(2時間)
事後学修 授業内での担当教員の指示に従い、学びを深めておく(3時間)
5 AC 集合住宅の役割:集合住宅と景観問題、地域共生、住環境改善の役割など 事前学修 前回の担当教員の指示に従い、提供情報を読んでおく(2時間)
事後学修 授業内での担当教員の指示に従い、学びを深めておく(3時間)
6 AC 住環境のマネージメント:住環境の変容原理とマネージメントの概念、住環境のマネージメント制度と建築協定 事前学修 前回の担当教員の指示に従い、提供情報を読んでおく(2時間)
事後学修 授業内での担当教員の指示に従い、学びを深めておく(3時間)
7 AC 安全な住環境デザイン:災害時にも安心・安全な住環境にするための住民参加の意義と手法 事前学修 前回の担当教員の指示に従い、提供情報を読んでおく(1時間)
事後学修 授業内での担当教員の指示に従い、学びを深めておく(3時間)
8 AC 住宅政策の体系と展望:日本の住宅環境の現状、今後の住宅政策の具体的方向性 事前学修 前回の担当教員の指示に従い、提供情報を読んでおく(1時間)
事後学修 授業内での担当教員の指示に従い、学びを深めておく(3時間)
9 AC 住空間の設計技法:設計のプロセスと空間構成の技法、プランタイプの種類と歴史的系譜 事前学修 前回の担当教員の指示に従い、提供情報を読んでおく(2時間)
事後学修 授業内での担当教員の指示に従い、学びを深めておく(3時間)
10 AC 住宅供給の変遷:生活様式の歴史と住宅供給の変遷、現代住宅の類型と成立過程 事前学修 前回の担当教員の指示に従い、提供情報を読んでおく(2時間)
事後学修 授業内での担当教員の指示に従い、学びを深めておく(3時間)
11 AC 住環境のサスティナブルデザイン:持続可能(サスティナブル)な住環境を維持・形成するための環境デザイン手法 事前学修 前回の担当教員の指示に従い、提供情報を読んでおく(2時間)
事後学修 授業内での担当教員の指示に従い、学びを深めておく(3時間)
12 AC 現代集合住宅の設計技法:集合住宅地の全体計画、集合住宅のタイプと住戸・住棟の設計 事前学修 前回の担当教員の指示に従い、提供情報を読んでおく(2時間)
事後学修 授業内での担当教員の指示に従い、学びを深めておく(3時間)
13 AC 集合住宅の供給システム:住戸の計画理念と平面タイプ、住要求の多様性に対応した住戸計画手法 事前学修 前回の担当教員の指示に従い、提供情報を読んでおく(1時間)
事後学修 授業内での担当教員の指示に従い、学びを深めておく(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

ディプロマポリシーに示した以下の能力を修得することを目標とする。
①知識・理解力・応用力【DP-C-1-1】
②態度・指向性【DP-C-3-1,-2,-3】
③創造力【DP-C-4-1】
具体的には以下のようなことが出来る様にする。
・住環境にかかわる様々な社会問題について関心をもち、自身の取り組むべき姿勢について考える。
(おおよそ①に対応)
・現代社会のニーズと潮流を反映するような住環境計画の手法を理解する。
(おおよそ②に対応)
・ストック重視の時代背景をふまえ、持続可能な都市型社会のあり方について展望を持つ。
(おおよそ③に対応)

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 40% 60% 30% 10% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 30% 40% 40% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 30% 40% 60% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 36% 36% 0% 18% 10% 100%

教科書・参考書

参考書:現代集合住宅のデザイン(日本建築学会編、彰国社)
    建築計画2 岡田光正他著 鹿島出版会
    コンパクト設計資料集成 日本建築学会編 丸善
    初めて学ぶ建築計画 建築のテキスト編集委員会 学芸出版会
    図説やさしい建築計画 深水浩著 学芸出版会

オフィスアワー

・坂口 (A号館3階11号室):12時40分~13時15分までのお昼休みの時間帯
・北澤 (A号館3階17号室):12時40分~13時25分の昼休みの時間帯、17:05迄の授業後

その他

提出課題は内容をチェックし、返却時に解説を加える(解答形式のものについてはムードルも活用する)

実務経験のある教員による授業科目

坂口:長年にわたる大手建設会社と大学における設計および研究の経験を活かし、実学に根差した授業を展開する。
北澤:大手設計事務所にて約30年にわたり設計監理をしてきた経験を活かし、実学に根差した新しい事例を踏まえ授業を展開する。