2025年度前期機械モデル論

曜日・時限 金曜日3時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング EH330305
開講学科等 工学部-電子機械工学科
教員名 疋田 真一
疋田 真一
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e7%96%8b%e7%94%b0%e3%80%80%e7%9c%9f%e4%b8%80

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目的

メカトロニクスにおけるダイナミクスを理解するためには,機械システムの数学的記述を学ぶ必要がある.また,メカトロニクスにおける制御系を設計するためには,機械システムのモデリングが重要である.「機械モデル論」では,電気,流体,熱システムとのアナロジーをふまえて,機械システムのモデリングとアナリシスについて講義する.

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A イントロダクション:モデリングの基礎
事前学修 モデリングについて調べる.(1時間)
事後学修 演習問題を解く.モデリングの例,モデリングの目的と意義についてノートにまとめる.(1時間)
2 A 機械システムの基本要素:バネ,ダンパ,質量 事前学修 バネ,ダンパ,質量の性質について調べる.(2時間)
事後学修 演習問題を解く.バネ,ダンパ,質量についてノートにまとめる.(2時間)
3 A 電気システムの基本要素:抵抗,キャパシタ,インダクタ 事前学修 抵抗,キャパシタ,インダクタの性質について調べる.(2時間)
事後学修 演習問題を解く.機械システムと電気システムのアナロジーについてノートにまとめる.(2時間)
4 A 流体,熱システムの基本要素:パイプ,タンク,熱抵抗,熱容量 事前学修 パイプ,タンク,熱抵抗,熱容量について調べる.(2時間)
事後学修 演習問題を解く.機械,電気,流体,熱システムのアナロジーについてノートにまとめる.(3時間)
5 A 1次遅れ系モデル 事前学修 1次遅れ系モデルの例について調べる.(2時間)
事後学修 演習問題を解く.(3時間)
6 A 2次遅れ系モデル 事前学修 2次遅れ系モデルの例について調べる.(2時間)
事後学修 演習問題を解く.(3時間)
7 A これまでの復習(機械,電気,流体、熱システムの基本要素及び1次,2次遅れ系モデル)と理解度確認テスト 事前学修 これまでに出題された演習問題を解けるようにしておく.(2時間)
事後学修 できなかった問題について復習する.(3時間)
8 A 1次遅れ系モデルの自由応答 事前学修 1階線形微分方程式の解法について調べる.(2時間)
事後学修 演習問題を解く.1階線形微分方程式の解法についてノートにまとめる.(3時間)
9 A 2次遅れ系モデルの自由応答:非減衰自由振動 事前学修 2階線形微分方程式の解法について調べる.((2時間)
事後学修 演習問題を解く.2階線形微分方程式の解法についてノートにまとめる.(3時間)
10 A 2次遅れ系モデルの自由応答:減衰自由振動 事前学修 過制振,臨界制振,不足制振について調べる.(2時間)
事後学修 演習問題を解く.(3時間)
11 A 振り子の運動 事前学修 単振り子のモデリングについて調べる.(2時間)
事後学修 演習問題を解く.(3時間)
12 A バネ,ダンパを含んだ振り子の運動 事前学修 バネ,ダンパを含んだ振り子のモデリングについて調べる.(2時間)
事後学修 演習問題を解く.(3時間)
13 A これまでの復習(1次遅れ系モデルの応答,2次遅れ系モデルの応答,振り子の運動)と理解度確認テスト 事前学修 これまでに出題された演習問題を解けるようにしておく.(2時間)
事後学修 できなかった問題について復習する.(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

○修得する資質・能力:知識・理解力、応用力【DP-H-1-1】
1.数学モデルの意味を理解し,説明できる.
2.電気、機械、流体、熱の各システムのアナロジー関係を理解し,説明できる.
3.1次遅れ系,2次遅れ系の微分方程式を導出することできる.
4.1次遅れ系,2次遅れ系の微分方程式の解を導出することができる.

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 100% 70% 30% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 70% 30% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

ノート講義とし,適宜資料をMoodleにアップロードする.

(参考書)
「やさしく学べる微分方程式」石村園子著共立出版
「これだけ!微分方程式」古山竜司著秀和システム

オフィスアワー

月曜4限

その他

演習問題の解答例については別途公表する.

実務経験のある教員による授業科目