2025年度後期コンピュータシステム

曜日・時限 火曜日4時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング GF230303
開講学科等 情報通信工学部-通信工学科
教員名 土居 元紀
土居 元紀
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%9c%9f%e5%b1%85%e3%80%80%e5%85%83%e7%b4%80

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目的

情報通信工学分野における基礎的な専門知識として,コンピュータのハードウェアとソフトウエアをよく理解することは重要です.
コンピュータにはCPUやメモリなどの構成要素があり,それらの性能によってコンピュータそのものの性能が決定されます.
本講義では,コンピュータを構成する各装置について,その機能や構造を詳しく学び理解できるようになること,および,
コンピュータの性能や信頼性について理解できるようになることを目的としています.

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A 授業内容と到達目標の説明
コンピュータの五大装置
CPUの構造
事前学修 シラバスの内容を確認しておくこと,また,教科書4章1~3節を読んでおくこと(3時間)
事後学修 コンピュータの全体的な構成を理解する(3時間)
2 A 命令の形式 事前学修 教科書4章4節を読んでおく(2時間)
事後学修 オペランドの指定方式を理解する(2時間)
3 A 命令の実行
事前学修 教科書4章5節を読んでおく(3時間)
事後学修 命令の実行ステップを理解する.また,4章の章末問題に取り組む(3時間)
4 A 主記憶装置 事前学修 教科書5章1,2節を読んでおく(2時間)
事後学修 授業内で説明したメモリに関する用語について理解する(2時間)
5 AC 処理を効率化する技術
事前学修 教科書5章2節4を読んでおく(2時間)
事後学修 授業内で示した資料について調べる(2時間)
6 AC 前半の復習
補助記憶装置1(磁気ディスク装置)
事前学修 教科書4章~5章2節までとノート,小テストを復習しておく(1時間)
教科書5章3節1,2を読んでおく(1時間)
事後学修 これまでの授業内容について確認し,知識を確かなものにする(1時間)
磁気ディスク装置のアクセス時間の計算方法や容量の計算方法について知識を確かなものにする(1時間)
7 A 補助記憶装置2(フラッシュメモリ,他の記憶装置) 事前学修 教科書5章3節4,5を読んでおく(2時間)
事後学修 5章の章末問題に取り組む(2時間)
8 A 入力装置と出力装置
事前学修 教科書6章1節を読んでおく(2時間)
事後学修 タッチパネルについて授業で詳しく説明した方式以外について調べる(2時間)
9 A 入出力インターフェース 事前学修 教科書6章2節を読んでおく(2時間)
事後学修 USBについて調べる.また,6章の章末問題に取り組む(2時間)
10 AC コンピュータの性能評価 事前学修 教科書7章1節を読んでおく(2時間)
事後学修 性能評価の尺度について理解する.また,可能であれば自分のPCでベンチマークテストを実行しスペックを確認する(2時間)
11 AC 信頼性評価

事前学修 教科書7章3節および教科書5章3節3を読んでおく(2時間)
事後学修 信頼性評価の指標の計算方法について知識を確かなものにする.また,7章の章末問題に取り組む(2時間)
12 ABCD 授業のまとめ
総合演習
事前学修 これまでの授業内容を復習しておく(3時間)
事後学修 演習課題で間違えた問題やできなかった問題について確認し,知識を確かなものにする(3時間)
13 I 学習到達度確認 事前学修 教科書4章から7章までとノート,小テストを復習しておく(3時間)
事後学修 できなかった問題について確認し,知識を確かなものにする(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

本講義では,コンピュータシステムの基本概念を理解すると同時に,応用可能な知識の習得を目標とする.
具体的には,資格試験の問題を解ける程度の知識獲得を目指す.
到達目標は次の通りである.
・コンピュータがどのように処理を実行するかを理解する.
・コンピュータに関連する機器にどのような種類があり,どのような構造を持つのかを理解する.
・コンピュータの性能や信頼性がどのように決まり,どのように評価されるかを理解する.

本科目に関連するディプロマ・ポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

〇2023年度以前入学生
   修得する資質・能力:知識・理解力、応用力 【DP-F-1-1】

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 60% 0%
小テスト、小論文 12% 80% 20% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 3% 100% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 演習課題 25% 50% 50% 100%
その他2(具体的に: 0%
100% 25% 15% 0% 0% 0% 40%

教科書・参考書

教科書:「図解コンピュータ概論ハードウエア」(改訂4版),橋本洋志,他,著,オーム社

参考書は特に挙げないが,基本情報処理技術者試験のための参考書があるとよいです.

オフィスアワー

金曜17:25~18:25 A号館2F教員室
なお,学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります.

その他

「基礎情報工学」「コンピュータ工学」「コンピュータシステム」は密接に関係しているので,受講する場合は前の科目から順に受講することが望ましい。また,情報処理技術者試験の受験を志す人には,これらの科目の受講を勧めます.

演習課題については,内容をチェックした後正答例を公開します.
試験の答案は返却しませんが正答例を公開します.公開方法は授業内で指示します.

実務経験のある教員による授業科目