2025年度後期機械製図基礎

曜日・時限 水曜日3時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング EJ130132
開講学科等 工学部-機械工学科
教員名 吉岡 真弥
吉岡 真弥
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%90%89%e5%b2%a1%e3%80%80%e7%9c%9f%e5%bc%a5

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目的

設計図をはじめ様々な図面は,エンジニアリングの分野で必要不可欠なものとして用いられています.図は,三次元的な形状の表現と記録の方法であるだけでなく,空間的な思考の手段でもあります.製図は工学の世界の言語と言うべきもので,図面としての表現には,言語や文字と同じく定められた規則があります.この科目は高度な製図の表現を学ぶ第一段階として,立体形状や寸法の表わし方に関する製図の基礎的な規則を理解し,身に付けることを目的とします. 

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C 第3角法,線の種類と用途,文字 事前学修 教科書(p.31-p.36)および(p.11-p.21)を読んでくること.(2時間)
事後学修 第3角法,線の種類と用途および文字について復習して理解するとともに,演習課題を完成させること.(2時間)
2 A,C 長さ寸法,角度寸法,寸法補助記号 事前学修 教科書(p.51-p.56)を読んでくること.(2時間)
事後学修 長さ寸法,角度寸法および寸法補助記号について復習して理解するとともに,演習課題を完成させること.(2.5時間)
3 A,C 寸法記入の注意事項,面取り,円弧,照合番号 事前学修 教科書(p.72-p.78),(p.51-p.60)および(p.167-p.168)を読んでくること.(2時間)
事後学修 寸法記入の注意事項,面取り,円弧および照合番号について復習して理解するとともに,演習課題を完成させること.(2.5時間)
4 A,C 穴,断面図 事前学修 教科書(p.61-p.64)および(p.39-p.46)を読んでくること.(2時間)
事後学修 穴および断面図について復習して理解するとともに,演習課題を完成させること.(2.5時間)
5 A,C サイズ公差 事前学修 教科書(p.79-p.95)を読んでくること.(2時間)
事後学修 サイズ公差について復習して理解するとともに,演習課題を完成させること.(2.5時間)
6 A,C 幾何公差 事前学修 教科書(p.97-p.106)を読んでくること.(2時間)
事後学修 幾何公差について復習して理解するとともに,演習課題を完成させること.(2.5時間)
7 C ドラフターの使用方法の説明,課題「線」 事前学修 授業1?2回目について復習するとともに,Moodleに掲載したドラフター(製図器具)の取り扱い方法に関する教材をに予習すること.(2時間)
事後学修 ドラフターの使用法について復習するとともに授業課題を完成させること.(3時間)
8 C 課題「パッキン押え」 事前学修 断面図について教科書(p.39-p.40)を復習するとともに,Moodleに掲載した課題説明の教材を予習すること.(2時間)
事後学修 完成に向けて授業課題を作図すること.(3時間)
9 C 課題「パッキン押え」続き 事前学修 授業8回目の内容を復習する.(1.5時間)
事後学修 授業課題を完成させること.(3時間)
10 C 課題「平歯車」 事前学修 平歯車の製図法について教科書(p.148-p.155)をよく読むこと.Moodleに掲載した課題説明の教材を予習すること.授業6回目の内容を復習すること.(2時間)
事後学修 平歯車の製図法について復習するとともに,完成に向けて授業課題を作図すること.(3時間)
11 C 課題「平歯車」続き 事前学修 授業10回目の内容を復習する.(1.5時間)
事後学修 授業課題を完成させること.(3時間)
12 C 課題「ボルト」 事前学修 ボルトの製図法について教科書(p.133-p.144)を予習すること.Moodleに掲載した課題説明の教材を予習すること.(2時間)
事後学修 ボルトの製図法について復習するとともに,完成に向けて授業課題を作図すること.(3時間)
13 C 課題「ボルト」続き 事前学修 授業12回目の内容を復習する。(1.5時間)
事後学修 授業課題を完成させること.(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

・製図の基本ルール(線種、太さ、線の用途、寸法記入など)が理解できる.
・機械製図の基礎的な図面が読める.
・身につけた製図の基本ルールに基づき,機械製図の基礎的な図面が描ける.

 本科目に関連するディプロマ・ポリシー
 ○2024年度以降の入学生
    下記リンク先のカリキュラム・マップを参照.
    URL:https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/

 ○2023年度以前の入学生
    修得する資質・能力:知識・理解【DP-J-1-1】
              創造力【DP-J-4-1】

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 20% 50% 30% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: : 製図の課題 80% 50% 30% 20% 100%
その他2(具体的に: 0%
100% 50% 30% 0% 20% 0% 100%

教科書・参考書

教科書:「JISにもとづく標準製図法」津村利光閲序,大西清著,オーム社

オフィスアワー

授業当日の昼休み(教員室:A号館2階教員室7)
学内外の用務のため,オフィスアワーでも不在の可能性がある.

その他

第7回以降に課す製図4課題全ての受理(合格)を単位認定の必要条件とする.
学科指定の製図セットもしくは同等品を持ってくること.
課題は毎回提出してもらう.間違いがあれば,返却してやり直してもらう.
試験は実施しない.
出席回数が3回以下の場合,成績をE評価とする.
メールでの質問,問い合わせを受け付けるが,夜間および休日には原則として返信しない.
上記の内容は諸般の事情により変更することがある.

実務経験のある教員による授業科目