2025年度後期機械創成工学実習

曜日・時限 月曜日3時限,月曜日4時限 期別 後期 週時間数 4
ナンバリング EJ330603
開講学科等 工学部-機械工学科
教員名 山本 昌平
山本 昌平
職務履歴

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吉岡 真弥
吉岡 真弥
職務履歴

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目的

本実習は,新しく機器を開発する際の入口である「発想・設計」から出口である「ハードウエアの実現」までを一貫して体験し,「物つくり」の実際を身につけるとともに,その楽しさを実感することを目的とするもので,機械工学科が目指している,独創的な製品開発ができ,即戦力となるハードウエア技術者育成のための重要な科目である。具体的には,5名程度のグループを作り,グループ毎に与えられた仕様を満足する機器の構想を練り,設計し,部品を調達して設計した機器を製作し、その性能評価を行う。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C ガイダンス
実習で作成する課題に関する説明
物つくりの方法と過程の説明
工作機械使用法の講習
事前学修 工作機械の作業安全について,調べてくる.(1時間)
事後学修 製作する作品をグループで相談する.(1時間)
2 B,C 製作する機器の構想、動作原理検討 事前学修 製作する作品をグループで決めてくる。(1時間)
事後学修 指摘された問題点について、検討する。(1時間)
3 B,C 製作する機器の仕様 事前学修 機器の仕様項目について、調べてくる。(1時間)
事後学修 機器の仕様を完成する。(1時間)
4 B,C 仕様書,ポンチ絵,予算書,日程表の発表 事前学修 発表資料を作成する。(1時間)
事後学修 指摘された問題点の対策をたてる。(1時間)
5 B,C 設計1(概略設計) 事前学修 概略設計に必要な資料を整える。(1時間)
事後学修 概略設計を完成する。(1時間)
6 B,C 設計2(購入品の決定) 事前学修 購入品のカタログ等の資料を整える。(1時間)
事後学修 購入品を決定する。(1時間)
7 B,C 設計3(詳細設計) 事前学修 詳細設計に必要な資料を整える。(1時間)
事後学修 詳細設計を完成する。(1時間)
8 C,E 製作1(購入品手配) 事前学修 購入先、価格等を調べておく。(1時間)
事後学修 購入品手配を完了する。(1時間)
9 C,E 製作2(部品加工) 事前学修 グループ内で、部品加工する役割分担を決めておく。(1時間)
事後学修 部品加工を完了する。(1時間)
10 C,E 製作3(部分組立) 事前学修 部分組立手順を決めておく。(1.5時間)
事後学修 部分組立を完了する。(1.5時間)
11 C,E 製作4(全体組立) 事前学修 全体組立手順を決めておく。(1.5時間)
事後学修 全体組立を完了する。(1.5時間)
12 B,E 競技会(作品の性能評価)、手直し 事前学修 競技会に向けて,作品の最終調整をしておく.(1.5時間)
事後学修 手直しを完了する。(1.5時間)
13 B,G プレゼンテーション,報告書作成 事前学修 再評価に向けて作品の手直しと報告書作成準備をしておく。(1.5時間)
事後学修 報告書を完成する。(1.5時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇習得する資質・能力:知識・理解力、応用力【DP-J-1-1】
 ・製作する機器の構想、仕様書、設計、発注、製作、評価の一連のものつくり手順の修得をできる。
〇習得する資質・能力:態度・志向力【DP-J-3-2】
 ・グループ作業による自己役割の理解と担当職務に対する責任感を醸成できる。
〇習得する資質・能力:創造力【DP-J-4-1】
 ・問題解決のための新規メカニズムによる解決策の考案ができる。
 本実習を受講により,ディプロマポリシーに示されている,機械工学分野における基礎的な専門知識とその応用力の習得,モノづくりにおける諸問題に対して獲得した知識を総合的に活用し解決する力を習得することができる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 30% 20% 20% 60% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 50% 30% 40% 30% 100%
その他1(具体的に: :計画性 20% 40% 40% 20% 100%
その他2(具体的に: :リーダーシップ 0%
100% 29% 34% 15% 0% 22% 100%

教科書・参考書

基礎物理学、工業力学,材料力学,機械運動学,設計・製図,加工学から電気工学,高校の物理の教科書などが全て参考になる。

オフィスアワー

オフィスアワーの開催時間,場所は以下の通り。
開催時間:月曜日授業終了後
場所:A棟 2F 山本昌平
   A棟 2F 吉岡真弥
ただし,質問等は,授業時間に関係なく適宜受けつける。
また,質問の内容によっては担当教員以外の教員を訪ねること。

その他

・欠席回数が8回以上のものはE判定とする。
・製作に使用する機材
 演習室(Y313,V101)卓上ボール盤、卓上旋盤
 工作室旋盤、フライス盤
 3D造形先端加工センター5軸制御マシニングセンタ
 3D CADおよび3Dプリンター
 金属光造形複合加工機
 高速・高性能ワイヤ放電加工機
 高速細穴放電加工機
 汎用平面研削盤等

実務経験のある教員による授業科目