2025年度前期総合ゼミナール

曜日・時限 火曜日6時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング EE110102,EH110102,EJ110102,EN110102,EU110102
開講学科等 工学部-電気電子工学科
工学部-電子機械工学科
工学部-機械工学科
工学部-基礎理工学科
工学部-環境科学科
工学部-基礎理工学科 数理科学専攻
工学部-基礎理工学科 環境化学専攻
教員名 坂本 知宏
坂本 知宏
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%9d%82%e6%9c%ac%e3%80%80%e7%9f%a5%e5%ae%8f

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目的

目的は三つあります。(1)プラトン『ソクラテスの弁明』を質問に答えながら読むことで、テキスト理解・読解の方法(自ら問いを発しながら読む技術)を学生が修得すること。(2)哲学的・論理的問題を導入し展開するために体系的な問いかけに学生が答えることで、緻密に読む技術を身につけること。(3)テクストを丸のまま受動的に受け入れ呑み込むのではなく、様々な考えに応答しながら厳密に思考することを身につけること。 

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A C 授業について。プラトン、ソクラテス、『ソクラテスの弁明』。 事前学修 プラトン、ソクラテス、について調べる。(2時間)
事後学修 授業で学んだプラトン、ソクラテス、『ソクラテスの弁明』について復習する。(2時間)
2 A C 『ソクラテスの弁明』全体の構成、主題について。背景となる時代状況。 事前学修 『ソクラテスの弁明』についての配布資料を読む(2時間)
事後学修 授業で学んだプラトン『ソクラテスの弁明』について復習する。(2時間)
3 C 17a-18a:導入部:陪審員へのソクラテスの序論的発言
18a-20c:ソクラテスへの「最初の告発」
事前学修 テキスト17a-18a, 18a-20c を読み、議論をたどる。(2時間)
事後学修 17a-29c の要約作成(2時間)
4 C 20c-24b:ソクラテスの知恵:人間的な知恵 事前学修 テキスト該当箇所を読む。(2時間)
事後学修 20c-24b の問題点を考察する(2時間)
5 C 20c-24b:ソクラテスの知恵:デルポイ神託。 事前学修 テキスト該当箇所を読む。(2時間)
事後学修 テクスト該当箇所の要約作成。(2時間)
6 C 24b- 28a(4) 公的告発に対する答弁:メレトス論駁 ①教育問題 事前学修 テキスト該当箇所を読む。(2時間)
事後学修 ソクラテスは有罪かどうかを考察する。(3時間)
7 C 24b- 28a(4) 公的告発に対する答弁:メレトス論駁:② 宗教問題 事前学修 テキスト該当箇所を読み、議論をたどる。(2時間)
事後学修 テクスト該当箇所の要約作成。(3時間)
8 C 28a-30d(3) 生き方としての哲学の擁護:正義と知識。 事前学修 テキスト該当箇所を読む。(2時間)
事後学修 ソクラテスの生き方について考察する。(3時間)
9 C 28a-30d(3) 生き方としての哲学の擁護:哲学。ソクラテスの使命 事前学修 テキスト該当箇所を読む。(2時間)
事後学修 テキスト該当箇所の議論を考察する。(3時間)
10 C 30d-34b:ソクラテスの、国家への奉仕 事前学修 テキスト該当箇所を読む。(2時間)
事後学修 テキスト該当箇所の議論を考察する。(3時間)
11 C 34b-35d:第一の演説の終わり 事前学修 テキスト該当箇所を読む。(2時間)
事後学修 これまでの議論(第一の演説)について考察する。(3時間)
12 C 35e-38b:第二の演説:量刑の投票 事前学修 テキスト該当箇所を読む。(2時間)
事後学修 テキスト該当箇所の議論を考察する。(3時間)
13 C 38c-42a:最後の演説:死について:「よい人にはいかなる危害も生じない」(41c9-d2) 事前学修 これまでの議論を振り返る。(2時間)
事後学修 『ソクラテスの弁明』についてレポートを書く。(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

本科目に関連するディプロマ・ポリシー項目
〇 2024年度以降の入学生
 下記リンク先のカリキュラム・マップを参照.
 URL: https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
〇 2023年度以前の入学生
〇修得する資質・能力:知識・理解力、応用力【工学部DP(1)】【DP-C-1-1】【DP-E-1-1】【DP-H-3-1】  【DP-P-4-1】【DP-F-2-1】【DP-F-3-1】
・古代ギリシアの哲学者たちについて知識を得る。
・本をゆっくり考えながら、緻密に読むことができる。
・本を読み、内容を要約し、理解する。
・人と社会について根本から考える。
〇修得する資質・能力:コミュニケーション力【工学部DP(1)】【DP-E-2-1】【DP-E-2-2】【DP-H-2-1】【DP-H-2-2】【DP-J-2-1】【DP-J-2-2】【DP-N-2-1】【DP-N-2-2】   
・他者の意見を聞いて、理解する。
・他の人と話し合うことの重要性を感じる。
・学生各自が自分の考えを述べる力を得る。
・学生各自が自ら考える力をつける。
〇修得する資質・能力:態度・志向力【工学部DP(1)】【DP-E-3-1】【DP-H-3-1】【DP-J-2-1】【DP-J-3-1】【DP-N-3-1】 
・獲得した知識や技術を用いて社会を幅広い視野でとらえることができる。
〇修得する資質・能力:創造性【工学部DP(1)】【DP-C-4-1】【DP-E-4-1】【DP-H-4-1】【DP-J-2-1】【DP-J-4-1】【DP-N-4-1】   
・新たな課題に対して、獲得した知識・技能・態度等を総合的に活用し、解決できる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 40% 50% 30% 20% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 30% 50% 20% 10% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 30% 30% 50% 20% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 44% 18% 15% 9% 14% 100%

教科書・参考書

適宜、資料を配布する。

オフィスアワー

火曜3限、坂本研究室
メールアドレス:sakamoto@oecu.jp

その他

ゼミですので、該当するテキストと配布資料を読んだ上で、授業に積極的に参加してください。
本授業はゼミであるため、欠席4回以上、提出物2回以上未提出の受講生については卒業再試験は行いません。
レポートは内容チェックの上で返却します。

実務経験のある教員による授業科目