2025年度前期食品化学

曜日・時限 木曜日3時限 期別 前期 週時間数 0
ナンバリング EU230307
開講学科等 工学部-環境科学科
工学部-基礎理工学科 数理科学専攻
工学部-基礎理工学科 環境化学専攻
教員名 齊藤 安貴子
齊藤 安貴子

目的

私たちは日々「食品」と呼ぶ化学物質を体内に取り込み生命を維持している。食生活によって体調を崩したり、病気になることもある。さらに、近年、食に関する問題も多くマスコミに取り上げられており、情報に踊らされることも多いように見受けられる。
本講義では、食品の機能や健康とのかかわり、安全性について学び、食品化学の基礎知識を得ることを目標とする。
さらに、その単元ごとに、関連のある食品の分析方法などの紹介や原理の説明を行う。また、食品衛生に関する基礎知識も同時に学ぶことができるように講義を構築する。

本科目は,食品衛生管理者資格,および,食品衛生監視員任用資格取得のために必要な科目であるため,資格取得を目指す学生は履修すること。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 面接授業:A 食品化学とは


本項目の内容に関するレポートを書いて提出する。
事前学修 教科書7ページから21ページまで目を通しておく(2時間)
事後学修 講義中に行ったレポートの回答を講義終了後配布するので、正答を確認しながらノートをまとめておく(2.5時間)
2 面接授業:A 炭水化物

本項目の内容に関するレポートを書いて提出する。
事前学修 教科書23ページから38ページまで目を通しておく(2.5時間)
事後学修 講義中に行ったレポートの回答を講義終了後配布するので、正答を確認しながらノートをまとめておく(2.5時間)
3 面接授業:A 脂質

本項目の内容に関するレポートを書いて提出する。
事前学修 教科書43ページから57ページまで目を通しておく(2時間)
事後学修 講義中に行ったレポートの回答を講義終了後配布するので、正答を確認しながらノートをまとめておく(2.5時間)
4 面接授業:A アミノ酸とタンパク質

本項目の内容に関するレポートを書いて提出する。
事前学修 教科書59ページから71ページまで目を通しておく(2時間)
事後学修 講義中に行ったレポートの回答を講義終了後配布するので、正答を確認しながらノートをまとめておく(2.5時間)
5 面接授業:A ビタミンとミネラル

本項目の内容に関するレポートを書いて提出する。
事前学修 教科書81ページから100ページまで目を通しておく(2時間)
事後学修 講義中に行ったレポートの回答を講義終了後配布するので、正答を確認しながらノートをまとめておく(2.5時間)
6 面接授業:A 味覚成分

本項目の内容に関するレポートを書いて提出する。
事前学修 教科書103ページから128ページまで目を通しておく(2時間)
事後学修 講義中に行ったレポートの回答を講義終了後配布するので、正答を確認しながらノートをまとめておく(2.5時間)
7 面接授業:A 第6回までのまとめと振り返り
確認テストと小テスト
事前学修 教科書1ページから128ページまで目を通しておく(3.5時間)
事後学修 確認テストに出た問題を教科書で確認して復習する(1時間)
8 面接授業:A 前半部分の小テストと小テストの内容の振り返り
視覚成分(1)
天然色素

本項目の内容に関するレポートを書いて提出する。
事前学修 教科書129ページから151ページまで目を通しておく(2時間)
事後学修 講義中に行ったレポートの回答を講義終了後配布するので、正答を確認しながらノートをまとめておく(2.5時間)
9 面接授業:A 視覚成分(2)
メイラード反応

本項目の内容に関するレポートを書いて提出する。
事前学修 教科書155ページから165ページまで目を通しておく(2時間)
事後学修 講義中に行ったレポートの回答を講義終了後配布するので、正答を確認しながらノートをまとめておく(2.5時間)
10 面接授業:A 嗅覚成分

本項目の内容に関するレポートを書いて提出する。
事前学修 教科書167ページから179ページまで目を通しておく(2時間)
事後学修 講義中に行ったレポートの回答を講義終了後配布するので、正答を確認しながらノートをまとめておく(2.5時間)
11 面接授業:A 触覚成分

本項目の内容に関するレポートを書いて提出する。
事前学修 教科書181ページから193ページまで目を通しておく(2時間)
事後学修 講義中に行ったレポートの回答を講義終了後配布するので、正答を確認しながらノートをまとめておく(2.5時間)
12 面接授業:A 食品の機能性
法律、機能性成分

本項目の内容に関するレポートを書いて提出する。
事前学修 教科書197ページから223ページまで目を通しておく(2時間)
事後学修 講義中に行ったレポートの回答を講義終了後配布するので、正答を確認しながらノートをまとめておく(2.5時間)
13 面接授業:A 食の安全
まとめ

本項目の内容に関するレポートを書いて提出する。
事前学修 教科書224ページから228ページまで目を通しておく(2時間)
事後学修 講義中に行ったレポートの回答を講義終了後配布するので、正答を確認しながらノートをまとめておく
期末試験の準備をする(3.5時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

本科目に関連するディプロマ・ポリシー項目
〇 2024 年度以降の入学生
 下記リンク先のカリキュラム・マップを参照.
    URL: https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/

〇2020年度から2023年度入学学生
〇修得する資質・能力:知識力・理解力【DP-U-1-1】【DP-N-1-1】
 本科目により、受講する学生が・住環境から食環境までの広範囲な知識を有し、身のまわりの生活や地球環境の改善に適切に対応する能力を備えることができる。

〇修得する資質・能力:考察力・応用力【DP-U-1-2】【DP-N-1-1】
 「食環境」分野では、食の安全・安心を守る知識や技術、生命を維持するための「食」に関する化学的な知識をえると同時に、食品・健康分野の知識、新たなバイオ素材や生物に作用する化学物質・有害物質の知識を有し、生態系への影響などを幅広く考察できる能力を獲得することができる。

〇修得する資質・能力:態度・志向性【DP-U-3-1】【DP-N-3-1】
 また、本科目で得られる知識は、社会の発展のために役立てることができる。

〇2019年度までの入学学生
〇修得する資質・能力:知識力・理解力【DP-U-1-2,3】
 本科目は、受講する学生が本学科ディプロマポリシーに記載されたバイオ化学コース、エコ化学コースに必要な広い知識を獲得し、および、深く理解することにつながる。

〇修得する資質・能力:応用力、態度・志向性【DP-U-3-1】
 また、本科目で得られる知識は、社会の発展のために役立てることができる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 40% 100% 100%
小テスト、小論文 20% 50% 30% 20% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 40% 50% 50% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 70% 6% 0% 0% 24% 100%

教科書・参考書

エッセンシャル 食品化学 講談社

教科書に従って講義を行いますので、受講する学生は必ず購入してください。

オフィスアワー

オフィスアワーは、木曜日5限です。
場所は新棟3階教員室07です。
ただし、学内外の用務により教員室にいない場合、オンライン会議に参加している場合がありますので、訪問する場合はあらかじめメールをください。
それ以外の時間帯に質問がある場合は、授業内で伝えるメールアドレスに質問内容を記載のうえ送信してください。メールであれば時間帯はいつでも大丈夫です。
メールでは説明しにくい場合は、別途時間をとってゆっくり説明します。

その他

専門的な部分が多くなり、講義ではポイントの説明が中心となるため、予習を必ずしてください。

講義は、毎回レポートを書いて提出していただきます。
レポートに関しては、解答例を次週に配布します。
確認テストは、指定した範囲と、教員が予告した内容から出題します。
講義の内容を、配布したレポート解答で再確認しながら復習するといいと思います。

事前・事後学修に十分な時間が確保できない場合は、夏季休暇をなどを活用し、授業内容の理解をさらに深めるための学修時間を確保すること
確認テスト、期末試験のどちらか、また、両方を受験しない場合は、他に出席があってもE判定とします。

実務経験のある教員による授業科目

公官庁研究所での食品中の化学物質の機能性に関する研究開発の経験を活かし、食品化学の講義内で学んだことがどのように社会で応用され利用されているのか深く理解することが可能である。
また、食品開発を行う学内ベンチャー起業および経営や実際の商品開発の経験をもとに、本食品化学で得られる技術や知識が、社会で求められるものであることを知ることができる。