2025年度後期集中教育相談

曜日・時限 不定期その他 期別 後期集中 週時間数 2
ナンバリング
開講学科等 工学部-電気電子工学科
工学部-電子機械工学科
工学部-機械工学科
工学部-基礎理工学科
工学部-環境科学科
情報通信工学部-情報工学科
情報通信工学部-通信工学科
医療福祉工学部-医療福祉工学科
医療福祉工学部-健康スポーツ科学科
医療健康科学部-医療科学科
医療健康科学部-健康スポーツ科学科
総合情報学部-情報学科
教員名 平沼 博将
平沼 博将
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%b9%b3%e6%b2%bc%e3%80%80%e5%8d%9a%e5%b0%86

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目的

 本講義では、「教育相談の理論及び方法」について、カウンセリングに関する基礎的知識も含めて扱い、(1)学校教育における教育相談の意義と基礎的知識、(2)教育相談を行う上で必要な基礎的知識(カウンセリングに関する知識を含む)、(3)いじめ、不登校、子どものうつ、発達障害、LGBTなど、幼児、児童、生徒が抱える心理的問題に対する対応方法について学ぶ。
 近年、中学校、高等学校での生徒の生活の実態、「問題行動」の傾向、不登校・登校拒否、さまざまな神経症・心身症的傾向、及び広汎性発達障害などに起因する特別な教育的ニーズは、拡大の一途をたどっている。それらの実態をいかに認識し、指導にあたるかは、教師を目指す学生にとって不可欠な学習課題である。しかも、単なる知識としての学習ではなく、実際の学校教育と教育実践へのイマジネーションを涵養しつつ、自らの人格を対象化する自己教育課題としても、この学習は大切である。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A 現代の「教育相談」に求められていること 事前学修 現代の中学生・高校生が抱える心理的問題について調べておく(2時間)
事後学修 授業内容を踏まえて、教育相談の現代的課題について自分の考えをまとめる(2時間)
2 A 学校教育におけるカウンセリングマインド 事前学修 「教育相談」「スクールカウンセリング」について調べておく(2時間)
事後学修 授業内容を踏まえて、教育相談におけるカウンセリングマインドの重要性について整理する(2時間)
3 A,F 学校カウンセリングの基礎と方法 事前学修 「ピアサポート」の具体例について調べておく(2時間)
事後学修 授業内容を踏まえて、学校カウンセリングの方法について整理する(2時間)
4 A 教育相談における校内体制と関係機関との連携 事前学修 学校における「教育相談」の役割について調べておく(2時間)
事後学修 校内体制の整備や関係機関との連携の重要性について整理する(2時間)
5 F 現代の教育課題と支援の実際(1)-不登校・登校拒否とオルタナティブスクール- 事前学修 各テーマに関する内容をインターネットで調べておく(2時間)
事後学修 各グループの発表に対する講評と解説を踏まえて、自分の考えをまとめる(3時間)
6 F 現代の教育課題と支援の実際(2)-いじめ問題- 事前学修 各テーマに関する内容をインターネットで調べておく(2時間)
事後学修 各グループの発表に対する講評と解説を踏まえて、自分の考えをまとめる(3時間)
7 F 現代の教育課題と支援の実際(3)-子どもの精神疾患- 事前学修 各テーマに関する内容をインターネットで調べておく(2時間)
事後学修 各グループの発表に対する講評と解説を踏まえて、自分の考えをまとめる(3時間)
8 G 現代の教育課題と支援の実際(4)-性の多様性(LGBTQ+)- 事前学修 各テーマに関する内容をインターネットで調べておく(2時間)
事後学修 各グループの発表に対する講評と解説を踏まえて、自分の考えをまとめる(3時間)
9 G 現代の教育課題と支援の実際(5)-教師のメンタルヘルス- 事前学修 各テーマに関する内容をインターネットで調べておく(2時間)
事後学修 各グループの発表に対する講評と解説を踏まえて、自分の考えをまとめる(3時間)
10 G 現代の教育課題と支援の実際(6)-子どもの発達障害- 事前学修 各テーマに関する内容をインターネットで調べておく(2時間)
事後学修 各グループの発表に対する講評と解説を踏まえて、自分の考えをまとめる(3時間)
11 G 現代の教育課題と支援の実際(7)-子どもの貧困とヤングケアラー- 事前学修 各テーマに関する内容をインターネットで調べておく(2時間)
事後学修 各グループの発表に対する講評と解説を踏まえて、自分の考えをまとめる(3時間)
12 A 現代の教育課題と支援の実際(8)-外国にルーツをもつ児童・生徒への支援- 事前学修 各テーマに関する内容をインターネットで調べておく(2時間)
事後学修 各グループの発表に対する講評と解説を踏まえて、自分の考えをまとめる(3時間)
13 A 講義のまとめと最終レポート課題 事前学修 成果発表で自身が果たした役割について振り返る(2時間)
事後学修 授業全体の内容を振り返り、教育相談についての自分の考えをまとめる(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

・教育相談やカウンセリングに関する基礎理論・基礎的知識を習得する。
・いじめ、不登校、特別支援教育などについて、個々の生徒の特性に応じた相談援助の方法を習得する。
・いじめ、不登校、特別支援教育などの教育問題について自分の意見を述べることができる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 40% 20% 10% 40% 20% 10% 100%
プレゼンテーション 20% 20% 20% 20% 20% 20% 100%
レポート、宿題 40% 50% 25% 25% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 32% 18% 20% 12% 18% 100%

教科書・参考書

・適宜、資料を配布する。
・参考書は授業中に紹介する。

オフィスアワー

<前期>
開設時間:毎週水曜日12:50~13:20、開設場所:寝屋川キャンパスA号館1階教員室11
<後期>
開設時間:毎週火曜日12:50~13:20、開設場所:寝屋川キャンパスA号館1階教員室11

その他

・第1回の授業に無断欠席した場合は、履修を辞退したものとみなす。
・受講の際は、パソコンを持参すること。
・授業中は、スマートフォン等の使用を禁止する(※教員が使用を認めた場合は除く)
・遅刻・早退等は、レポート課題の評点から減点する(※電車の遅延等の事情がある場合は除く)。
・出席登録の不正、レポート課題の不正、受講上のルールを守らなかった場合は、全体の成績(評点)から大幅に減点する。
・レポート課題、小テスト、試験の答案などの返却は、適宜判断するので、指示に従うこと。
・特に指定した課題などは、指定期間内に、修正指示(返却)・再提出などをしてもらう場合もあるので指示に従うこと。

実務経験のある教員による授業科目

自治体における発達相談・療育相談の実務経験を活かし、不登校や障害のある児童生徒に対する具体的な支援方法について講義を行う。