2025年度前期有機化学1

曜日・時限 月曜日2時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング EN230228
開講学科等 工学部-基礎理工学科
工学部-環境科学科
工学部-基礎理工学科 数理科学専攻
工学部-基礎理工学科 環境化学専攻
教員名 田中 孝徳
田中 孝徳
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e7%94%b0%e4%b8%ad%e3%80%80%e5%ad%9d%e5%be%b3

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目的

生体,食品,繊維,プラスチック,等,有機化合物の性質を巧みに利用しているものが身近にあふれている.本科目では,有機化合物の構造と反応を理解することを目的とする.

2024年度以降に基礎理工学科に入学した学生、および2020~2023年度に環境科学科に入学した学生は、食品衛生管理者資格および食品衛生監視員任用資格取得のために本科目が必要なため、資格取得を目指す場合は本科目を履修すること。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C ガイダンス、有機化学入門、有機分子の表記法 事前学修 シラバスおよび教科書p.1~11を読み,有機化学の概観について予習する(2時間)
事後学修 有機分子の表記法ついてふりかえる(3時間)
2 ACF 有機分子の表記法に関する演習、様々な有機化合物 事前学修 身の回りの有機化合物を10個以上探し、その構造や性質を調べる(2時間)
事後学修 演習内容についてふりかえる(3時間)
3 A,C 有機分子の表記法に関する演習、官能基、有機化合物の性質 事前学修 教科書p.12~20を読み、官能基について予習する。(2時間)
事後学修 官能基と有機化合物の性質についてノートにまとめる(3時間)
4 A,C アルカン、命名法、有機分子の表記法に関する演習 事前学修 教科書p.23~33を読み、命名法について予習する(2時間)
事後学修 命名法についてまとめる(3時間)
5 A,C シクロアルカン、アルカンの性質 事前学修 教科書p.33~40を読み、シクロアルカンとアルカンの性質について予習する(2時間)
事後学修 教科書の問題を解く(3時間)
6 A,C 学習のまとめ、ノートチェック 事前学修 これまでの学習内容をふりかえる。ノートを整理する(4時間)
事後学修 有機化学と生活についての関わりについて考える(1時間)
7 A,C 不飽和炭化水素、シスートランス異性体、アルケンの表記法に関する演習 事前学修 教科書p.41~48を読み、シスートランス異性体について予習する(2時間)
事後学修 シスートランス異性体についてノートにまとめる(3時間)
8 A,C アルケンの性質とアルケンの反応 事前学修 教科書p.48~57を読み、アルケンの反応について予習する(2時間)
事後学修 アルケンの反応についてノートにまとめる(3時間)
9 A,C 芳香族化合物 事前学修 教科書p.60~68を読み、芳香族化合物について予習する(2時間)
事後学修 芳香族化合物についてノートにまとめる(3時間)
10 A,C アルコールの構造と反応 事前学修 教科書p.69~80を読み、アルコール類について予習する(2時間)
事後学修 アルコールについてノートにまとめる(3時間)
11 A,C エーテルの構造と反応、アルコール・エーテル類の表記法に関する演習 事前学修 教科書p.81~84を読み、エーテル類について予習する(2時間)
事後学修 エーテルについてノートにまとめる(3時間)
12 A,C ハロゲン化アルキルの構造と反応、ハロゲン化アルキルの表記法に関する演習 事前学修 教科書p.84~87を読み、ハロゲン化アルキルについて予習する(2時間)
事後学修 ハロゲン化アルキルについてノートにまとめる(3時間)
13 A,C 硫黄を含む有機化合物、授業の総括 事前学修 教科書p.87~89を読み、硫黄を含む有機化合物について予習する(2時間)
事後学修 これまでの学習内容についてふりかえる(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇 2024年度以降の入学生
  下記リンク先のカリキュラム・マップを参照.
     URL: https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/

〇 2023年度以前の入学生
 修得する資質・能力:知識・理解力、応用力【DP-U-1-1】【DP-N-1-1】

・有機化合物の命名法を理解し,化学構造から化合物名,あるいは化合物名から化学構造をあらわすことができる.
・有機分子の構造と結合を理解し,化学構造式を読みとることができる。また、化学構造を立体的に描像できる.
・各官能基に特徴的な反応を理解し,典型的な有機合成法を説明することができる.

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 40% 80% 20% 100%
小テスト、小論文 20% 80% 20% 100%
グループワーク 28% 20% 30% 30% 10% 10% 100%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 12% 50% 50% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 54% 20% 8% 9% 9% 100%

教科書・参考書

教科書:「スミス基礎有機化学」村田 滋(訳):東京化学同人
教科書に沿った授業を行うため必須

オフィスアワー

木曜11:00~12:00 ,A-3F 教員室08
(学内外の用務のためにオフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性もあります)

その他

「化学1」と「化学2」を履修していることが望ましい.
授業中に行う演習の解答は,一部,授業中に示す.

・授業中にノートを使用するため、必ず準備すること。ノートも評価対象とする。
・6回以上欠席の場合はE評価とする。

実務経験のある教員による授業科目