2025年度後期分析化学

曜日・時限 金曜日1時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング EN130501,EU130501
開講学科等 工学部-環境科学科
工学部-基礎理工学科 数理科学専攻
工学部-基礎理工学科 環境化学専攻
教員名 湯口 宜明
湯口 宜明
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e6%b9%af%e5%8f%a3%e3%80%80%e5%ae%9c%e6%98%8e

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目的

 環境汚染の計測や食品の分析などにおいて分析化学の概念、技法は必須である。物質量の概念をはじめ濃度計算からはじめて、化学平衡、滴定法について理解し、使えるようにすることを目的とする。ディプロマポリシーにおける住環境から食環境までの広範囲な知識を有し、身のまわりの生活や地球環境の改善に適切に対応する能力を備えることを目的とする。
 基礎理工学科2024年度入学の1年生以降および環境科学科2020年度入学の1年生以降、本科目は、食品衛生管理者資格、および、食品衛生監視員任用資格取得のために必要な科目ですので、資格取得を目指す学生は履修してください。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A 単位 事前学修 様々な単位について調べておく(2時間)
事後学修 教科書p. 8- p.10 を復習する(2時間)
2 A 物質量 事前学修 モルにいて調べておく(2時間)
事後学修 教科書p.11  を復習する(2時間)
3 A 各種濃度 事前学修 質量パーセント濃度、モル濃度などについて調べておく(2時間)
事後学修 教科書p.12 - p. 16を復習する(3時間)
4 A 水溶液と化学平衡 事前学修 化学平衡について調べておく(2時間)
事後学修 教科書p.30 - p.37 を復習する(3時間)
5 A 酸塩基の定義とpH 事前学修 酸性と塩基性について調べておく(2時間)
事後学修 教科書p.39 - p.48 を復習する(3時間)
6 A 緩衝溶液 事前学修 緩衝溶液はどのようなところで使われているか調べてみる(2時間)
事後学修 教科書p.49 - p.51 を復習する(3時間)
7 A 中和滴定 事前学修 滴定とはどのような分析法かを調べておく(2時間)
事後学修 教科書p.53 - p.60 を復習する(3時間)
8 A 錯体生成平衡, 溶解平衡 事前学修 錯体とは何か調べておく, 沈殿とはどういった現象化を調べておく(2時間)
事後学修 教科書p.61 - p.73 , 教科書p.75 - p.82を復習する(3時間)
9 A 酸化還元平衡, 酸化還元滴定 事前学修 酸化と還元について調べておく, 中和滴定との違いを調べておく(2時間)
事後学修 教科書p.85 - p.94 を復習する(3時間)
10 A 溶媒抽出 事前学修 溶媒について調べておく(2時間)
事後学修 教科書p.95 - p.104 を復習する(2時間)
11 A クロマトグラフィー 事前学修 クロマトグラフィーの分析がどのようなところで使用されているか調べてみる(2時間)
事後学修 教科書p.105 - p.109 を復習する(2時間)
12 A 機器分析 事前学修 分析装置についてどのようなものがあるか調べてみる(2時間)
事後学修 教科書p.111 - p.120 を復習する(2時間)
13 A 光を使う分析法 事前学修 分光法について調べてみる(2時間)
事後学修 教科書p.121 - p.131 を復習する(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

・各種濃度を理解して、計算ができる。
・酸塩基平衡を理解し、pH、中和滴定の計算ができる。
・溶解平衡、錯体生成平衡、酸化還元平衡を理解し、平衡定数を用いた計算ができる。
・機器分析の原理について説明できる。
・レポートなどにおける文章を論理的にかけるようになる。
・環境問題などの分析化学的な取り扱いについて理解できる。
・分析にかかわる研究開発分野についてのいくつかのトピックスについて理解することができる。

本科目に関連するディプロマ・ポリシー項目
〇 2024年度入学生
下記リンク先のカリキュラム・マップを参照.
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
〇 2023年度以前の入学生
修得する資質・能力:知識・理解力、応用力【DP-U-1-1】【DP-U-1-2】
修得する資質・能力:コミュニケーション力【DP-U-2-1】
修得する資質・能力:態度・志向性【DP-U-3-1】
修得する資質・能力:創造的思考力【DP-U-4-1】

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 30% 60% 20% 10% 10% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 40% 70% 10% 10% 10% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 30% 50% 50% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 46% 10% 22% 15% 7% 100%

教科書・参考書

教科書: 化学はじめの一歩シリーズ5 分析化学 (化学同人) 角田欣一・渡辺正 著

オフィスアワー

オフィスアワー開設時間と場所は、後期毎週月曜日5限 、A号館(新棟)3階教員室05です。
学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。

その他

夏季(または冬季、春季)休暇などを活用し、授業内容の理解をさらに深めるための学修時間を確保すること。
授業、定期試験をすべて欠席し、レポートも未提出の場合はE判定とする。
レポート課題は授業時間内で解答解説を実施する。

本科目は「地球環境の化学」の代替科目となっている。

実務経験のある教員による授業科目

産業技術総合研究所にて材料の開発研究を行った経験を活かし、分析化学がいかに産業の中で役立てられていて、幅広い領域で活用されているかを紹介し、授業を展開していく。