2025年度後期プログラミング基礎演習

曜日・時限 木曜日1時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング EE110604
開講学科等 工学部-電気電子工学科
教員名 渡邊 俊彦
渡邊 俊彦
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e6%b8%a1%e9%82%8a%e3%80%80%e4%bf%8a%e5%bd%a6

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目的

家電製品、他の機械製品やロボット等は、コンピュータによって細かく制御されており、コンピュータに制御や作業をさせるにはプログラミングが必要不可欠である。技術者として、プログラミングに関する知識とプログラミング能力を身につけることはとても重要である。本演習では、プログラミングの基本的な概念と構築能力を身につけ、基本的なプログラムを自身で作成できることを目的とする。
プログラミング能力は、一朝一夕で身につけられるものではなく、自然言語のように使って慣れるということが重要であり、着実に習得できるように1年生の段階から積極的に取り組むことが望まれる。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C プログラムとは
コンピュータによる問題解決
事前学修 本科目のシラバスをよく読むとともに、コンピュータとプログラムについて広く下調べしておく。
(2時間)
事後学修 コンピュータによる問題解決を復習して、色々な問題について調べておく。
(2時間)
2 A,C プログラミング言語の基本
スクリプトとマクロ,高級言語
事前学修 コンピュータによる問題解決の内容を復習するとともに、プログラミング言語の基本についてテキストの該当箇所を下調べする。
(2時間)
事後学修 スクリプトとマクロの考え方と仕組みを復習して、授業で行なった内容のプログラムを作成する。
(2時間)
3 A,C プログラミング環境
エディタの使い方、プログラムの実行、ソースファイル管理
事前学修 プログラミング言語の基本の内容を復習して、テキストの該当箇所を下調べする。
(2時間)
事後学修 実際にコンピュータを操作して、プログラム環境に十分に慣れておく。
(2時間)
4 A,C 逐次処理-1
変数、簡単な数値計算と文字列の出力
事前学修 公開している授業テキストを読み、変数と演算についての概念の概要を把握しておく。
(3時間)
事後学修 授業テキスト、スライドを読み返し、授業内容を再確認しつつ、変数と数値計算に関する練習プリントに取組む。
(3時間)
5 A,C 逐次処理-2
演算の優先順位、データ型と演算時の型決定
事前学修 公開している授業テキストを読み、演算の優先順位や演算時型決定についてある程度理解しておくこと。
(3時間)
事後学修 授業テキスト、スライドを読み返し、授業内容を再確認しつつ、演算の優先順位に関するプリントに取り組む。
(3時間)
6 A,C 逐次処理-3
キーボードからの入力
事前学修 公開している授業テキストを読み、オペレーティングシステムと入出力について概要を掴んでおく。
(3時間)
事後学修 授業テキスト、スライドを読み返し、キーボードからの入力について再確認すること。
(3時間)
7 A,C 分岐処理-1
関係演算と論理演算,分岐の考え方
事前学修 公開している授業テキストを読み、関係演算と論理演算、分岐、フローチャートの読み方などを下調べしておく。
(3時間)
事後学修 授業テキスト、スライドを読み返し、分岐処理について再確認すること。
(3時間)
8 A,C 分岐処理-2
単純な条件による分岐
事前学修 公開している授業テキストを読み、分岐処理の動作を把握しておく。
(2時間)
事後学修 授業テキスト、スライドを読み返し、単純な条件による分岐について再確認すること。
(2時間)
9 A,C 分岐処理-3
複数の条件による分岐,多分岐
事前学修 公開している授業テキストを読み、多分岐処理の考え方を理解しておく。
(2時間)
事後学修 授業テキスト、スライドを読み返し、多分岐処理について再確認すること。
(2時間)
10 A,C 反復処理-1
指定回数の繰り返し
事前学修 公開している授業テキストを読み、反復処理の概念をある程度把握しておく。
(2時間)
事後学修 授業テキスト、スライド、プログラムコードを読み返し、実際にどのように反復処理されるかを復習しておく。
(2時間)
11 A,C 反復処理-2
条件による繰り返し
事前学修 公開している授業テキストを読み、条件による繰返しについて把握しておく。
(2時間)
事後学修 授業テキスト、スライドを読み返し、条件による繰返しを再確認すること。
(2時間)
12 A,C 配列
1次元配列
事前学修 公開している授業テキストを読み、一次元配列とメモリについてある程度把握しておく。
(2時間)
事後学修 授業テキスト、スライドを読み返し、配列の考え方を再確認すること。
(2時間)
13 A,C 総括
まとめ
事前学修 これまでに作成したプログラムを見なおしておくこと。
(2時間)
事後学修 この授業で学んだ事を応用して、自分でプログラミングを行なうこと。
(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

本科目に関連するディプロマ・ポリシー科目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

〇2023年度以前入学生
修得する資質・能力:知識・理解力、応用力【DP-E-1】
目的に応じてコンピュータを適切に活用できる能力を習得することを目標とする。
1.プログラミングの基本的な概念と構築能力を身につける
2.基本的なプログラムを自力で作成する能力を身につける
詳細は、各回の学習内容を参照すること。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 60% 70% 20% 10% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 20% 80% 10% 10% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 20% 20% 10% 70% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 62% 14% 8% 2% 14% 100%

教科書・参考書

教科書:
「明快入門 C」林晴比古 SBクリエイティブ

オフィスアワー

オフィスアワーの開設時間と場所は、木曜日、13:00-14:30、A号館教員室41です。

その他

学生の要望に応じて、適宜、課題やテストの解答を説明する。
学習者の理解度に応じて進度や内容を変更することがある。

実務経験のある教員による授業科目

コンピュータシステムの設計と開発の経験(10年)を活かして学生の理解度を的確に把握し、演習の指導を柔軟に行う。