2025年度後期コンピュータリテラシー2

曜日・時限 水曜日1時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング KC110603, KD110603
開講学科等 工学部-建築学科
建築・デザイン学部-建築・デザイン学科 建築専攻
建築・デザイン学部-建築・デザイン学科 空間デザイン専攻
教員名 石塚 丈晴
石塚 丈晴
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e7%9f%b3%e5%a1%9a%e3%80%80%e4%b8%88%e6%99%b4

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情報共通教育運営会議
情報共通教育運営会議

目的

 コンピュータと各種システムについて基礎的な知識や使用・活用方法を元に、情報処理の技術を発展的に高めることを目的とする。Webページによる情報発信、プレゼンテーションにおける伝達方法や自己表現についても機会を設け、情報化社会で生き抜く術を身に付ける。また、情報の取り扱いに伴う事件や事故などの事例を題材に、関連法令、ルール、および情報技術を確認し、情報社会で適正な活動を模索し続けるための考え方を獲得する。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 面接授業:A,C ガイダンス
・授業の目的、評価方法の説明
・コンピュータリテラシー1の復習
事前学修 本科目のシラバスを読む。
(2時間)
事後学修 文書作成方法と表計算ソフト利用方法について再度復習する。
(2時間)
2 面接授業:A,C 表計算1 :
・基本的な計算と関数 (合計、平均、標準偏差、偏差値)
・代表値の性質
・データのばらつき
・データの可視化 (様々なグラフの利用)
・データの分布
事前学修 表計算ソフトの特徴, グラフの種類について調べる。
(2時間)
事後学修 基本操作の復習と各機能の活用場面を整理する。
データによって使用するグラフの違いを確認し、復習する。
(2時間)
3 面接授業:A,C 表計算2 :
・条件分岐など発展的な関数
・並び替えなどのデータ操作
・データの検索
事前学修 各関数の特徴と入力方法を確認する。
表計算ソフトによるデータ検索の方法について調べる。
(2時間)
事後学修 データの整理や適切なデータ検索による分析を行えるように復習する。
活用場面に応じた関数を使いこなせるよう復習する。
(2時間)
4 面接授業:A,C 総合演習1 (表計算) :
・表計算の総合演習
事前学修 表計算1~2の授業内容を復習する。
(2時間)
事後学修 できなかった箇所を再度学習する。
(4時間)
5 面接授業:A,C プレゼンテーション1 :
・スライド作成に使用するソフトウェアの基本操作
・テーマに即した情報収集とストーリー構成方法
事前学修 プレゼンテーションの意義、プレゼンテーションソフトウェアの使い方について確認する。
(2時間)
事後学修 与えられたテーマでのプレゼンに際し、ストーリー構成に必要な要素を確認する。
(2時間)
6 面接授業:A,C プレゼンテーション2 :
・スライド作成 (著作権)
・スピーチ資料の作成と発表のシミュレーション
事前学修 ストーリー(序・本・結論)を元にスライドの構成を考える。
プレゼンテーションにおけるスピーチの役割を考え、どのように話すべきかを整理する。
(2時間)
事後学修 プレゼンテーションで公開する対象物全てにおいて著作権に関する処理やURLの提示等、必要箇所を整理のうえ、全体を見直す。
(2時間)
7 面接授業:A,C 総合演習2 (プレゼンテーション) :
・プレゼンテーションの総合演習
事前学修 プレゼンテーション1と2の授業内容を復習する。
(2時間)
事後学修 作成したスライドとスピーチで、プレゼン本来の役割を果たすかを確認したうえで今後につなげる。
(4時間)
8 面接授業:A,C クラウドサービスの利用1 :
・クラウド型アプリケーションの利用
・クラウド型文書作成ソフトと表計算ソフト
事前学修 クラウドサービスについて調べる。
(2時間)
事後学修 サービスの特徴や注意点をふまえ、どのように使い分けるべきかを考える。
(2時間)
9 面接授業:A,C クラウドサービスの利用2 :
・共同編集によるレポート作成演習
事前学修 レポートの作成方法について予習・復習する。
(2時間)
事後学修 レポートを作成する方法や注意点について考える。
(2時間)
10 面接授業:A,C インターネットでの情報発信1 :
・HTML
事前学修 Webページの仕組み, HTMLでプログラムを扱う方法について調べる。
(2時間)
事後学修 Webページの作成に利用する技術について復習する。
(2時間)
11 面接授業:A,C インターネットでの情報発信2 :
・CSS, JavaScript
事前学修 CSSやJavaScriptについて調べる。
(2時間)
事後学修 HTML, CSS, JavaScriptHTMLについて復習する。
(2時間)
12 面接授業:A,C インターネットでの情報発信3:
・CMS(Content Management System)
事前学修 CMSの利用場面や特徴について調べる。
(3時間)
事後学修 HTMLでの作成とオンライン上で作成できるツールの利点と欠点についてまとめる。
(3時間)
13 面接授業:A,C 総復習
・授業内容の総復習
事前学修 後期の授業内容をチェック・総復習する。
(3時間)
事後学修 基本的なシステムを使いこなし、かつ、表計算ソフトとプレゼンテーションソフトを系統的に利用できるかを確認する。
(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

・大学生活において実用的な速度でタッチタイピング(文字入力)ができる。
・数値分析により基本的な情報処理を行うことができる。
・データを関連付けて情報を読み取ることができる。
・コンピュータを使って文書(報告書)を作成することができる。
・電子メールの送受信する際の注意点を説明することができる。
・クラウドサービスの利点と欠点を理解して利用することができる。
・悪意のあるソフトウェアから身を守るための方法を説明することができる。
・著作権を考慮し、文書を作成することができる。
・パスワードや個人情報が漏洩する原因を理解し、情報漏えいを防ぐための対策を取ることができる。
・活用場面で的確なコンピュータ処理を行うことができる。

本科目に関連するディプロマ・ポリシー項目

  下記リンク先のカリキュラム・マップを参照.
   URL:https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 40% 60% 40% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 40% 50% 40% 10% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 10% 30% 30% 20% 20% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 10% 40% 40% 20% 100%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 51% 39% 0% 2% 8% 100%

教科書・参考書

[教科書]
荒木千秋・島袋舞子著, 兼宗進・石塚 丈晴監修『つながるコンピュータリテラシー 情報Iの復習から活用スキルまで』(近代科学社, 2024)


・補足資料をMoodleを利用して配布する。

オフィスアワー

・講義開始時に連絡する。

その他

・本講義では双方向にやり取りができるようMoodleを活用し、授業の補足資料や事前学習の内容、課題の内容などを連絡する。
・学習者の理解度に応じて内容を変更することがある。
・授業内の演習は、個人のコンピュータを使用して行う。必ず毎回持参すること。
・授業中の操作説明等については、Windows OS, macOSのサポート期限内のOSで行う。それ以外のOSを搭載したPCでの受講も認めるが、OSやアプリケーションの操作方法の差異などについては各自で確認する必要があることに留意すること。(必要に応じて仮想環境などを利用し、Windows OSを利用できる環境を事前に構築すること)

・以下のいずれかを満たしたものは、評価の対象とはならない。(E判定とする)
 - 欠席回数が4回を超えた者(授業中に課した課題の提出数により判断する場合もある)
 - 課題提出数が60%未満の者

・課題等での不正行為や、授業中、著しく他の受講生に迷惑となる行為を確認した場合には、減点の措置を講じる場合がある。

・「コンピュータリテラシー1」相当の知識および技能を前提とする。「コンピュータリテラシー1」の受講を推奨する。

実務経験のある教員による授業科目