2025年度前期基礎化学

曜日・時限 木曜日5時限 期別 前期 週時間数 0
ナンバリング EH220303
開講学科等 工学部-電子機械工学科
教員名 篠原 亜希子
篠原 亜希子
職務履歴

目的

 化学は、物質の性質ならびに物質相互の間の化学反応を研究する自然科学の一分野である。世の中すべてのもの(素粒子から大宇宙まで)は、物質で構成されている。本講義では、広範囲におよぶ化学において、「物質の構造と状態」、「物質の変化」、「有機化合物の性質」を取り上げ、専門課程で学ぶ諸学門の基礎を身に着けることを目的とする。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 遠隔A 原子(1) 原子の構造
事前学修 高校までの復習に加えて、教科書の第1章1.1~1.4を予習すること(2時間)。基礎化学のノートを作成し、事前学修および授業時にノートをとること。
事後学修 基礎化学のノートと教科書を用いて復習を必ず行なうこと(3時間)。
2 遠隔A 原子(2) エネルギー準位
事前学修 教科書の第1章1.5~1.8を予習すること(2時間)。基礎化学のノートを作成し、事前学修および授業時にノートをとること。
事後学修 基礎化学のノートと教科書を用いて復習を必ず行なうこと(3時間)。
3 遠隔A 化学結合(1) 共有結合
事前学修 教科書の第2章2.1を予習すること(1時間)。基礎化学のノートを作成し、事前学修および授業時にノートをとること。
事後学修 基礎化学のノートと教科書を用いて復習を必ず行なうこと(3時間)。
4 遠隔A 化学結合(2) イオン結合
事前学修 教科書の第2章2.2を予習すること(1時間)。基礎化学のノートを作成し、事前学修および授業時にノートをとること。
事後学修 基礎化学のノートと教科書を用いて復習を必ず行なうこと(3時間)。
5 遠隔A 化学結合(3) 金属結合、配位結合
事前学修 教科書の第2章2.3~2.5を予習すること(1時間)。基礎化学のノートを作成し、事前学修および授業時にノートをとること。
事後学修 基礎化学のノートと教科書を用いて復習を必ず行なうこと(3時間)。
6 遠隔A 物質の三態(1) 固体、液体
事前学修 教科書の第3章3.1~3.2を予習すること(1時間)。基礎化学のノートを作成し、事前学修および授業時にノートをとること。
事後学修 基礎化学のノートと教科書を用いて復習を必ず行なうこと(3時間)。
7 遠隔A 物質の三態(2) 気体
事前学修 教科書の第3章3.3を予習すること(1時間)。基礎化学のノートを作成し、事前学修および授業時にノートをとること。
事後学修 基礎化学のノートと教科書を用いて復習を必ず行なうこと(3時間)。
8 遠隔A 化学平衡
事前学修 教科書の第4章を予習すること(2時間)。基礎化学のノートを作成し、事前学修および授業時にノートをとること。
事後学修 基礎化学のノートと教科書を用いて復習を必ず行なうこと(3時間)。
9 遠隔A 化学反応の速度
事前学修 教科書の第5章を予習すること(2時間)。基礎化学のノートを作成し、事前学修および授業時にノートをとること。
事後学修 基礎化学のノートと教科書を用いて復習を必ず行なうこと(3時間)。
10 遠隔A 酸と塩基の反応
事前学修 教科書の第6章を予習すること(1時間)。基礎化学のノートを作成し、事前学修および授業時にノートをとること。
事後学修 基礎化学のノートと教科書を用いて復習を必ず行なうこと(3時間)。
11 遠隔A 酸化還元反応(1) 酸化と還元
事前学修 教科書の第7章7.1~7.2を予習すること(1時間)。基礎化学のノートを作成し、事前学修および授業時にノートをとること。
事後学修 基礎化学のノートと教科書を用いて復習を必ず行なうこと(3時間)。
12 遠隔A 酸化還元反応(2) 電池と産業における化学
事前学修 教科書の第7章7.3~7.5を予習すること(1時間)。基礎化学のノートを作成し、事前学修および授業時にノートをとること。
事後学修 基礎化学のノートと教科書を用いて復習を必ず行なうこと、1回目からの復習を行うこと(5時間)。
13 遠隔A 有機化学の基礎と生体高分子
事前学修 教科書の第8章を予習すること(1時間)。基礎化学のノートを作成し、事前学修および授業時にノートをとること。
事後学修 基礎化学のノートと教科書を用いて復習を必ず行なうこと、1回目からの復習を行うこと(5時間)。

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

〇2023年度以前入学生
〇修得する資質・能力:機械、電気・電子、計測・制御そして情報・コンピュータの分野における基礎的な専門知識を有し、それらを適切に応用する能力を備えている【DP-H-1-1】
・量子力学により明確にされた電子の粒子性と波動性の理解をベースにし、電子軌道およびエネルギー準位について説明することができる。
・化学結合(共有、イオン、金属、配位、水素、分子間力)の各論を理解し、各化学結合とエネルギーとの関連を説明することができる。
・物質の三態(固体、液体、気体)の基本的な理解の上で、固体結晶の多様性(金属結晶、イオン結晶、共有結合結晶)、理想気体と実在気体の相違点について説明できるようにする。
・熱力学法則、エントロピー、自由エネルギー、平衡定数について理解し、化学平衡の基礎を説明することができる。
・反応速度論の基礎を学び、その応用としての触媒についても理解を深める。化学反応の速度について説明することができる。
・酸と塩基に関する概念の拡大、酸化還元反応の基本を理解し、その応用として電池の原理について説明することができる。
・有機化学、合成高分子、生体分子の基礎を理解し、説明することができる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 50% 50% 50% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 50% 50% 50% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 50% 50% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

教科書:「理工系の基礎化学」、中村潤児、神原貴樹著、化学同人
参考書:「(化学入門コース1)化学の基礎」、竹内敬人著、岩波書店

オフィスアワー

メールにて、質問を受け付ける。
メールアドレス:s-akiko@oecu.jp 

その他

 上表の「評価方法」における用語の意味は以下の通りです。
・定期試験またはレポート試験(50%): レポート試験(または定期試験)を、1回実施します。試験結果は返却しませんが、全体の講評を受講生にお知らせします。
・レポート、宿題(50%): 各授業後に提出いただく計13回の宿題を評価します。

実務経験のある教員による授業科目

企業において分析化学に関する業務を行ってきた経験を織り交ぜながら授業を行い、「基礎と応用」という観点から学びを深めることができるようにする。