2025年度前期電気電子工学

曜日・時限 月曜日4時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング EJ230401
開講学科等 工学部-機械工学科
教員名 安永 健
安永 健
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%ae%89%e6%b0%b8%e3%80%80%e5%81%a5

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目的

電気回路はエレクトロニクス分野の基礎となる重要な学問です.工学部のエレクトロニクスに関連する多くの科目は,電気回路を理解している前提で講義が進みます.そこで,本科目の目的は工学部の基礎科目とも呼べる電気回路の基礎を理解し,抵抗と直流電源からなる回路について節点の電圧,抵抗を流れる電流や消費電力などの電気諸量に関する法則,定理とその適用法などの「直流回路の基礎」を習得することです.
まず,直流回路内で成り立つ「法則」を学び,その法則を使っていくつかの基本的な回路の電気諸量を計算する方法を習得します.次に,より複雑な回路の電気諸量の計算に役立ついくつかの「定理」を理解し,それらを応用した計算方法を習得します.

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C 電気量の単位 事前学修 教科書p.4-17を予習する.(1.5時間)
事後学修 単位および接頭語の使い方を練習する.(2.5時間)
2 A,C オームの法則,電圧,電流の性質と抵抗 事前学修 教科書p.40-45を予習する.(1.5時間)
事後学修 電圧と電流の関係を復習する.(2.5時間)
3 A,C 抵抗の直列・並列回路と合成抵抗 事前学修 教科書p.46-49を予習する.(1.5時間)
事後学修 教科書第1章の演習問題の中で授業内容の問題を解く.(2.5時間)
4 A,C 分圧と分流 事前学修 教科書p.50-53を予習する.(2.5時間)
事後学修 教科書第1章の演習問題の中で授業内容の問題を解く.(2.5時間)
5 A,C 前半総括 事前学修 これまでの授業内容を復習する.(2.5時間)
事後学修 授業での演習問題でできなかった問題を復習する.(2.5時間)
6 A,C 電力と電力量 事前学修 教科書p.62-65を予習する.(1.5時間)
事後学修 教科書第1章の演習問題の中で授業内容の問題を解く.(2.5時間)
7 A,C 電力と電力量の演習 事前学修 電力,電力量について復習する.(1.5時間)
事後学修 授業での演習問題でできなかった問題を復習する.(2.5時間)
8 A,C キルヒホッフの法則(第一法則) 事前学修 教科書p.70-73の第一法則について予習する.(2.5時間)
事後学修 教科書第2章の演習問題の中で授業内容の問題を解く.(2.5時間)
9 A,C キルヒホッフの法則(第二法則) 事前学修 教科書p.70-73の第二法則について予習する.(2.5時間)
事後学修 教科書第2章の演習問題の中で授業内容の問題を解く.(2.5時間)
10 A,C 重ね合わせの定理 事前学修 教科書p.78-79を予習する.(2.5時間)
事後学修 教科書第2章の演習問題の中で授業内容の問題を解く.(2.5時間)
11 A,C ブリッジ回路(ホイートストンブリッジ) 事前学修 教科書p.84-89を予習する.(2.5時間)
事後学修 教科書第2章の演習問題の中で授業内容の問題を解く.(2.5時間)
12 A,C キルヒホッフの法則,ブリッジ回路の演習 事前学修 授業8回目から13回目の内容を復習する.(2.5時間)
事後学修 授業での演習問題でできなかった問題を復習する.(2.5時間)
13 A,C 電子工学,全体総括 事前学修 これまでの授業内容について復習する.特に5回目と12回目に行った演習問題でできなかった箇所を念入りに復習をする.(2.5時間)
事後学修 学んだことを整理する.(2.5時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

〇2023年度以前入学生
〇修得する資質・能力:知識・理解力、応用力【DP-J-1-1】
 ・直流電圧,電流の性質を説明できる.
 ・抵抗の消費電力の計算ができる.
 ・簡単な抵抗回路の計算ができる.

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 50% 80% 20% 100%
小テスト、小論文 30% 80% 20% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 20% 80% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 80% 20% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

教科書:「電気回路教本」橋本洋志著オーム社

オフィスアワー

・日時:火曜3限(学内外の業務のために不在の場合もあり,事前に電子メール等でご確認下さい.)
・場所:A号館2F教員室10
・質問等受付用メールアドレス:yasunaga@osakac.ac.jp(メール等では随時質問を受け付けます)

その他

・受講生の理解を深めるため,授業中に演習も実施します.そのため,毎回,関数電卓を持参してください.
・授業の進捗によって実施内容は前後します.
・上記内容は、諸般の事情により変更することがあります.

実務経験のある教員による授業科目