2025年度前期情報と職業

曜日・時限 金曜日1時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング
開講学科等 工学部-電気電子工学科
情報通信工学部-情報工学科
情報通信工学部-通信工学科
総合情報学部-情報学科
教員名 大村 基将
大村 基将
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%a4%a7%e6%9d%91%e3%80%80%e5%9f%ba%e5%b0%86

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目的

情報化による産業構造の変化は、仕事の効率化に止まらず、仕事の内容や組織構造の変革、新しい産業の隆盛、求められる人材像の変化などまで、きわめて広範囲に及ぶものである。
本科目では、教職を目指す学生の情報化による産業構造の変化への適応力を育成し、生徒への進路指導力の向上を目指す。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A オリエンテーション
「情報と職業」を学ぶ意義の考える。
仕事と情報の関係性を討議する
事前学修 1.シラバスを読み、学修内容を理解する。(1時間)
2.自身の所属する学科の分野に関連する仕事を行う上での「情報」の位置づけ、必要となる技能について調査する。(2時間)
事後学修 1.「情報と職業」を学ぶ意義を再確認する。(2時間)
2.討議結果をまとめ。報告書を作成する。(2時間)
2 F,G 課題に沿って業種を選択・調査し、その結果を発表する。(その1)
「キャリア形成」の意味を討議する。
事前学修 1.業種について調査をする。(2時間) 
   ※調査結果はMoodleにて提出すること
事後学修 1.様々な業種があることを理解し、進路指導に役立てられるようにする。(2時間)
3 F,G 課題に沿って職種を選択・調査し、その結果を発表する。(その2)
時代における職業の発展と衰退の変遷と理由を討議する。
事前学修 1.調査した職業について、発展/衰退の理由を調査・検討する。(2時間)
  ※調査結果はMoodleにて提出すること
事後学修 1.時代と職業の関係性について整理し、進路指導に役立てられるようにする。(2時間)
4 F,G IoT(InternetofThings)の普及が、日常生活に与える影響を発表する。 事前学修 1.IoTの普及が、日常生活に与える影響を考察する。(1.5時間)
   ※考察結果はMoodleにて提出すること
事後学修 1.他者の発表等から、IoTの普及が日常生活に与える影響について、考えられなかった内容があれば精査し理解する。(1時間)
2.発表後の質疑で応えられなかった内容については,確実に理解できるまで調べる。(1.5時間)
5 F,G AI(人工知能)の技術的進歩が、日常生活に与える影響と、AIと人間の優劣について発表をする。 事前学修 1.AIの技術的進歩が日常生活に与える影響と、AIと人間の優劣について考察する。(1.5時間)
   ※考察結果はMoodleにて提出すること
事後学修 1.他者の発表等から、AIが日常生活に与える影響と、AIと人間の優劣について、考えられなかった内容があれば精査し理解する。(1時間)
2.発表後の質疑で応えられなかった内容については,確実に理解できるまで調べる。(1.5時間)
6 F,G DeepLearning(深層学習)で学習したAI(人工知能)を、効果的に利用する仕事について発表をする。 事前学修 1.DeepLearningで学習したAIに、どのような仕事をさせれば効果的なのかを考察する。(1.5時間)
   ※考察結果はMoodleにて提出すること
事後学修 1.他者の発表等から、DeepLearningで学習したAIを、効果的に利用する仕事について、考えられなかった内容があれば精査し理解する。(1時間)
2.発表後の質疑で応えられなかった内容については,確実に理解できるまで調べる。(1.5時間)
7 F,G コンピュテーショナルデザインが、人間が行なう仕事にもたらす変化について発表をする。 事前学修 1.コンピュテーショナルデザインが、人間が行なう仕事にもたらす変化を考察する。(1.5時間)
   ※考察結果はMoodleにて提出すること
事後学修 1.他者の発表等から、コンピュテーショナルデザインが、人間が行う仕事にもたらす変化について、考えられなかった内容があれば精査し理解する。(1時間)
2.発表後の質疑で応えられなかった内容については,確実に理解できるまで調べる。(1.5時間)
8 F,G シンギュラリティが到来すれば、社会はどのように変化をするのかを発表する。 事前学修 1.シンギュラリティが到来すれば、社会はどのように変化をするのかを考察する。(1.5時間)
   ※考察結果はMoodleにて提出すること
事後学修 1.他者の発表等から、シンギュラリティによる社会の変化について、考えられなかった内容があれば精査し理解する。(1時間)
2.発表後の質疑で応えられなかった内容については,確実に理解できるまで調べる。(1.5時間)
9 F,G 人間が働き続ける理由について発表をする。 事前学修 1.人間はなぜ働き続けるのかを考察する。(1.5時間)
   ※考察結果はMoodleにて提出すること
事後学修 1.他者の発表等から、人間が働き続ける理由について、考えられなかった内容があれば精査し理解する。(1時間)
2.発表後の質疑で応えられなかった内容については,確実に理解できるまで調べる。(1.5時間)
10 F,G 人間が行っている仕事で、コンピュータに置き換えやすい仕事の特徴について発表をする。 事前学修 1.人間が行っている仕事で、コンピュータに置き換えやすい仕事とは、どのような特徴があるのかを考察する。(1.5時間)
   ※考察結果はMoodleにて提出すること
事後学修 1.他者の発表等から、コンピュータに置き換えやすい仕事の特徴について、考えられなかった内容があれば精査し理解する。(1時間)
2.発表後の質疑で応えられなかった内容については,確実に理解できるまで調べる。(1.5時間)
11 F,G ・大学に進学を希望する生徒に対する進路指導の内容を発表する。
・大学か専門学校かの進学に悩んでいる生徒に対する進路指導の内容を発表する。
事前学修 1.生徒から大学に進学した後に就職したいと、相談された場合の指導内容を考察する。(1.5時間)
2.生徒から大学か専門学校のどちらに進学をすれば良いのかと、相談された場合の指導内容を考察する。(1.5時間)
   ※考察結果はMoodleにて提出すること
事後学修 1.他者の発表等から、大学に進学を希望している生徒に対する進路指導について、考えられなかった内容があれば精査し理解する。(1時間)
2.発表後の質疑で応えられなかった内容については,確実に理解できるまで調べる。(1時間)
3.発表時の指摘などを含め、進路パスを子供たちに考えさせるためのワークシートを作成する。(1.5時間)
12 F,G 高校卒業後は働きたいと希望する生徒に対する進路指導の内容を発表する。 事前学修 1.生徒から高校卒業後、働きたいと相談された場合の指導内容を考察する。(1.5時間)

   ※考察結果はMoodleにて提出すること
事後学修 1.他者の発表等から、高校卒業後は働きたいと希望する生徒に対する進路指導について、考えられなかった内容があれば精査し、子供たちに提案(提示)する進路パスや助言を整理する。(2時間)
13 F,G 就職に活かせる教科「情報」の学習内容を発表する。
近未来の情報社会の予測を発表する。
事前学修 1.就職に活かせる教科「情報」の学習内容を考察する。(1.5時間)
2.近未来の情報社会はどのようになっているかを予測する。(1.5時間)
   ※考察結果はMoodleにて提出すること
事後学修 1.他者の発表等から、就職に活かせる教科「情報」の学習内容について、考えられなかった内容があれば精査し理解する。(1時間)
2.発表後の質疑で応えられなかった内容については,確実に理解できるまで調べる。(1時間)
2.進路選択と情報の関係性について、高校生に向けてのスピーチを作成する。(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

1.「情報と職業」を学ぶ意味を理解する
2.IoTやDeepLearning等の新しい技術が、産業構造や日常生活に与える影響を説明できる。
3.業種や職種の分類方法を理解し、生徒に進路指導ができるスキルを身に付ける。
4.様々な進路を希望する生徒に対して、高等学校卒業後の進路指導ができるスキルを身に付ける。
5.社会で役立つように、教科「情報」で学習する内容を考案することができる。
6.情報社会の進展を予測できる知識を修得する。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 40% 30% 15% 30% 25% 100%
レポート、宿題 60% 40% 30% 30% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 36% 24% 30% 10% 0% 100%

教科書・参考書

・参考書は適宜紹介する。(Moodleを用いて資料を配布する)

オフィスアワー

開設時間:毎週火曜日12:45~13:20
開設場所:X号館 2F 教職支援室
※ イベントや授業等で教職支援室が利用される場合は別日に移動します。Moodleを確認してください。

※質問等がある場合、授業終了後、直接質問を受け付けます。また、 Moodle,電子メールでの質問も受け付けます。

その他

本授業では、輪講形式(受講者が割り当て内容を事前に調査し,プレゼンをしながら展開する進め方)を一部取り入れている。
説明や分担の調整があるため、ガイダンスを必ず受講すること。(理由があり受講できなかった場合は、必ず大村に連絡をすること)

■フィードバック
-レポート、宿題、小テスト、試験の答案などの返却は、適宜判断するので、指示に従うこと。
-特に指定した課題(含む、プレゼンテーション)などは、指定期間内に、修正指示(返却)・再提出(実施)などをしてもらう場合もあるので指示に従うこと。

■E評価の判定について
以下の条件を満たした場合はE評価とする。
-レポートを3回以上未提出の者。
-担当回のプレゼンテーションを実施していない者。
-欠席回数が3回以上の者。

■遅刻の扱いについて
-20分以上の遅刻については欠席とします。
-2回の遅刻で、1回の欠席とします。

■留意事項
-他の受講者の学習を妨げるなど、授業態度が著しく不良のものは、退室を指示する場合があります。(欠席として扱います)
-課題の発表等でコンピュータを使用する。毎回ともノートパソコンを持参すること。
-レポート提出、作業指示等をMoodleにて提供する場合がある。操作に不安を持つ者は、オフィスアワー等を活用し事前に解消しておくこと。

・授業内でWebシステム等を利用する。授業にはノートパソコンを持参すること。

実務経験のある教員による授業科目