2025年度前期ネットワーク工学

曜日・時限 木曜日3時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング GF330204
開講学科等 情報通信工学部-通信工学科
教員名 佐藤 寧洋
佐藤 寧洋
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e4%bd%90%e8%97%a4%e3%80%80%e5%af%a7%e6%b4%8b

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目的

本講義では、インターネットに代表されるコンピュータネットワークの基礎を理解することを目的としています。コンピュータネットワークの歴史や通信プロトコルの階層化、TCP/IP を中心にOSI 階層化モデルの各層における同期、誤り検出、再送制御、ルーティングなどインターネットを支える基礎技術について学び、現在利用されている情報ネットワークについて理解できるようにします。さらに、新世代ネットワークなどの最新研究動向についても取り扱い、将来的なネットワーク技術の展望についても理解できるようになります。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C コンピュータネットワークの歴史、通信プロトコル 事前学修 シラバスおよび教科書1.1節,1.2節を読んでおく(4時間)
事後学修 講義内容を復習し,わからない部分を各自調査する(2時間)
2 A,C プロトコル階層化、OSI参照モデル、交換方式 事前学修 教科書第1章と配付資料を読んでおく(2時間)
事後学修 配布した演習問題を解く(2時間)
3 A,C 通信方式、アドレス、TCP/IP 概要 事前学修 教科書第2章と配付資料を読んでおく(2時間)
事後学修 配布した演習問題を解く(2時間)
4 A,C データリンク層プロトコル(1): MACアドレス、メディア制御 事前学修 教科書第3章と配付資料を読んでおく(2時間)
事後学修 配布した演習問題を解く(2時間)
5 A,C データリンク層プロトコル(2): イーサネット、PPP、ATM 事前学修 教科書第3章と配付資料を読んでおく(2時間)
事後学修 配布した演習問題を解く(2時間)
6 A,C ネットワーク層プロトコル(1):IP の概要、IP アドレス 事前学修 教科書第4章と配付資料を読んでおく(2時間)
事後学修 配布した演習問題を解く(2時間)
7 A,C ネットワーク層プロトコル(2): IP ルーティング、分割・再構成処理、IPv6 事前学修 教科書第4章、第5章と配付資料を読んでおく(4時間)
事後学修 配布した演習問題を解く(2時間)
8 A,C トランスポート層プロトコル(1): 概要、ポート番号 事前学修 教科書第6章と配付資料を読んでおく(2時間)
事後学修 配布した演習問題を解く(2時間)
9 A,C トランスポート層プロトコル(2):TCP 概要、UDP概要 事前学修 教科書第6章と配付資料を読んでおく(2時間)
事後学修 配布した演習問題を解く(2時間)
10 A,C トランスポート層プロトコル(3):ウインドウ制御、フロー制御、Nagle アルゴリズム 事前学修 教科書第6章と配付資料を読んでおく(2時間)
事後学修 配布した演習問題を解く(2時間)
11 A,C ルーティングアルゴリズム:RIP、OSPF、BGP、MPLS 事前学修 教科書第7章と配付資料を読んでおく(2時間)
事後学修 配布した演習問題を解く(2時間)
12 A,C アプリケーション層プロトコル:WWW、SMTP、SSH、SNMP 事前学修 教科書第8章と配付資料を読んでおく(2時間)
事後学修 配布した演習問題を解く(2時間)
13 A,C ネットワークの将来技術動向と講義全体のまとめ、演習 事前学修 これまで配布した演習問題を改めて確認しておくこと(4時間)
事後学修 配布した演習問題を解く(4時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

到達目標は次のとおりである。
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

〇2023年度以前入学生
○ 修得する資質・能力: 知識・理解力、応用力 【DP-F-1-1】
・情報通信ネットワークの歴史を説明できる
・デジタル伝送の基礎技術(デジタル化,変調)を理解できる
・通信プロトコルと階層化構造を説明できる
・イーサネット(LAN),メディアアクセス制御を理解できる
・TCP/IPの基礎が理解できる

○ 修得する資質・能力: 態度・志向力 【DP-F-3-1】
・将来的なネットワーク技術が理解できる

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 50% 70% 20% 10% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 演習:::::::::: 50% 80% 20% 100%
その他2(具体的に: 0%
100% 75% 20% 0% 0% 5% 100%

教科書・参考書

講義は以下の教科書に沿って進めます。
教科書:「マスタリング TCP/IP 入門編第 6 版」 井上直也,村山公保,竹下隆史,荒井透,苅田幸雄 著,オーム社

また、必要に応じて適宜資料(スライド)を配布します。

オフィスアワー

水曜日 17:15 ? 18:00 @ A棟2F教員室41
メール、Slack による問い合わせも可

※ 学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります

その他

選択科目となっていますが、通信工学には必須な内容ですので可能な限り履修すること。

毎回講義中に出席を取ります。
5回以上欠席の(出席が9回に満たない)場合は定期試験を受験した場合でも不合格(E評価)とします。

本講義では毎回演習を行い、提出を求めますので、できる限り欠席しないようにすること。
講義内で課した演習・課題については、授業内で適宜、解説・解答を行い、フィードバックします。

学修内容は進度によって前後・変更することがあります。

実務経験のある教員による授業科目