1 |
A |
児童の権利条約の要旨、教育の目的・学校教育の目的の確認: 教育とは何か、義務教育に何が求められているか、教育について考えを深め、教育法制から学校教育の社会的な役割を考える。教師の公共的な使命観を醸成する。 |
事前学修 |
国内法における学校教育の枠組みを調べる(2.5時間) |
事後学修 |
テキストの資料集、図書館やWEBで教育六法等を活用して講義内容を振り返り、定着な修得を図る(2.5時間) |
2 |
A |
戦後、学習指導要領における特別活動の変遷、資質・能力論: 学習指導要領における自由研究、特別教育活動、特別活動等、現行版に至る変遷をみる。学校指導と学級活動の違いから指導観や教育観の転換を図り、省察の重要性を知る。 |
事前学修 |
戦後の学習指導要領における特別活動の変遷を調べる(2.5時間) |
事後学修 |
自らが従前抱いていた教育観や指導観にかかわって省察を繰り返し、「学級指導」から「学級活動」に変更された意義を振り返る(2.0時間) |
3 |
A |
小学校・中学校・高等学校の教育課程における特別活動の目標と内容: 小学校・中学校・高等学校の教育課程における特別活動の目標と内容学習指導要領(現行版)の特別活動について、学校種別に目標、内容を確認する。特に、児童生徒の発達段階により異なるところを見出す。 |
事前学修 |
学校種別に、現行の学習指導要領における特別活動の目標や内容の概要を確認する(2.5時間) |
事後学修 |
学校種別の共通点や異なる点を確認して、その理由を確実に修得すよう努める(2.5時間) |
4 |
A |
中等教育における生徒自治① 生徒規範に関する言説、裁判例: いわゆる「校則」について考える。生徒実の視点から生徒心得という用語や裁判を歴史的に分析して、現在の校則の実態や「生徒心得」の在り方との相違を考える。 |
事前学修 |
テキストを用いて、第1章の学校教育、第2章の生徒規範の研究、第3章の裁判例まで概要を通読する(2.5時間) |
事後学修 |
結果としての「生徒心得」という呼称の歴史的な意味、判例分析から明確となった諸課題について確実に修得するよう繰り返し振り返る(2.5時間) |
5 |
A |
中等教育における生徒自治② 生徒規範の定義、校則の見直し: 生徒規範を定義してみる。校則の見直しを通じて、生徒の自治や権利、意見表明について考え、校則の在り方や見直す過程において学校と家庭と地域社会との関係を再構築する。 |
事前学修 |
テキストを用いて、第4章の法的焦点、第5章の規則の策定・改正の概要を通読する(2.5時間) |
事後学修 |
「集団や社会の形成者としての見方・考え方を働かせ」の観点から、生徒の自己指導能力や生徒集団の自治能力を培い向上させるため、ステークフォルダーを絡めて、いかなる方法の規則の見直しが適しているか、振り返り、生徒の「自己決定の機会」や「共通認識」、相互主体的な「合意形成」の重要性を振り返る(2.5時間) |
6 |
A |
学級・ホームルーム集団といじめ問題、生徒指導や学校進路指導と生徒一人一人のキャリア発達: モデル実践から学級活動やホームルーム活動の基本的な在り方を考え、その本日と有効性を認識する。そのうえで、生徒指導と学校進路指導・キャリア学習との関連を考える。 |
事前学修 |
いじめ問題、学校進路指導・キャリアについて調べる(2.5時間) |
事後学修 |
いじめ問題と集団の関係について復習する。キャリア学習や「生き方・在り方」との関連について改めて考えてみる(2時間) |
7 |
F |
実社会や実生活に鑑み、自他認識と自他律を思考する(グループワーク): 実社会における人と人の関係性、社会の形成者という視点で現象を分析する。グループワークを通じて情報の共有化から課題の要点を深め、特別活動との関係を見出す。 |
事前学修 |
個人・自他、社会をテーマに、自らの実社会や実生活における体験を通して課題を例示する(2時間) |
事後学修 |
実社会や実社会の諸課題と特別活動の目標との関連について定着を図る(2時間) |
8 |
C |
フィールドワーク①: 自他理解にかかわり実社会や実生活より課題を発見するため、移動中の社会環境より課題設定を行って、その対策を協働的な話し合いから相互に発表し合う。 |
事前学修 |
自身の体験から実社会・実生活の課題を例示する(2時間) |
事後学修 |
自身の体験から実社会・実生活の課題解決方策を考える(2時間) |
9 |
C |
フィールドワーク②: 大阪商工会議所が営む社会資源「大阪企業家ミュージアム」において、企業家105人について観賞し、企業家精神について深めつつ、その共通点を探ぐる。 |
事前学修 |
企業家105人の企業家精神や事績にかかわる文章を通読する(2時間) |
事後学修 |
社会資源(大阪企業家ミュージアム)の授業活用例を考える(2時間) |
10 |
C |
フィールドワーク③: 上項8および9に同じ。 |
事前学修 |
上項に同じ(2時間) |
事後学修 |
上項に同じ(2時間) |
11 |
F |
発表、情報の共有、新たな学び(グループワーク): グループワークにより発表内容を検討して、グループごとにプレゼンテーションを実践する。 |
事前学修 |
読み原稿、スライドなどの製作準備をする(2.5時間) |
事後学修 |
自他のグループ報告を通して、新たな気付きを整理する(2.5時間) |
12 |
F |
学校部活動の改革と特別活動(グループワーク): 部活動改革の背景を考え、従前の部活動が担ってきた意図しない機能と特別活動の特質を考え、これからの特別活動の役割を再考する。 |
事前学修 |
文部科学省(スポーツ庁・文化省)のホームページを活用して、部活動改革の背景を調べる(2.5時間) |
事後学修 |
学校教育における部活動(教育課程外)と特別活動(教育課程内)の関係を整理する(2.5時間) |
13 |
A |
中教審答申第197号の指摘、まとめ、振返り: 中教審答申に「特別活動に関する指導力」が免許状がないことから軽くみられる指摘がある。教師の基本的な専門性を授業を振返りつつ、教員養成の教職課程における特別活動の重要性を認識する。 |
事前学修 |
中央教育審議会答申第197号の特別活動の箇所を通読する(2.5時間) |
事後学修 |
授業を振り返ることにより、教員養成段階における教職課程における特別活動の重要性を再認識する(2.5時間) |