2025年度後期電子機械実験2

曜日・時限 火曜日3時限,火曜日4時限 期別 後期 週時間数 4
ナンバリング EH330912
開講学科等 工学部-電子機械工学科
教員名 入部 正継
入部 正継
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%85%a5%e9%83%a8%e3%80%80%e6%ad%a3%e7%b6%99

教員情報データベースに遷移します

疋田 真一
疋田 真一
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e7%96%8b%e7%94%b0%e3%80%80%e7%9c%9f%e4%b8%80

教員情報データベースに遷移します

、西村 順二
西村 順二
職務履歴

目的

メカトロニクス技術の修得には機械工学,電気電子工学,計測制御工学,計算機工学などの複数の工学分野の学習が必要である.
電子機械実験2ではメカトロニクス技術の修得を目的として,機械工学分野(旋盤実習,立体造型装置による部品製作と三次元測定1),電気電子工学(電子回路製作実習,低周波増幅器の特性試験),計測制御工学(慣性モーメントの測定,画像処理演習,画像処理による物体の位置・姿勢計測,立体造型装置による部品製作と三次元測定2,移動ロボットの位置制御,機械システムの制御,SCARAロボットの位置制御)の実験と実習を実施する.
これにより各工学分野の基礎理論を修得し,それと同時に各種測定機器の原理と取り扱い方法の理解を深める.またこれらの実験と実習を通して実験計画の立案,各種測定,測定結果のデータ処理を体験し,併せて報告文書(レポート)作成を行うことにより,技術者・研究者に必要な素養を身に付ける.

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A 実験に関するガイダンス(運用説明,安心安全注意説明)
(担当:全教員)
事前学修 シラバスを読んでおく
事前配布資料を読んでおく
(0.5時間)
事後学修 教科書中の補修講義該当箇所の確認をしておく
(0.2時間)
2 C,D,E 旋盤実習2特殊ボルト(ねじ切り)加工
(担当:入部,技術職員)
事前学修 教科書中の該当箇所を読んでおく
(1時間)
事後学修 製作したボルトの測定による精度を自己評価する
(0.2時間)
3 C,E 金属光造形と三次元測定1(三次元CADによる設計)
(担当:入部,技術職員)
事前学修 教科書中の該当箇所を読み,加工図案を作図する
(1時間)
事後学修 作図したCAD図面内の各寸法に付与した公差の値を確認しておく
(0.2時間)
4 B,C,D,F 金属光造形と三次元測定2(三次元測定機による評価)
(担当:入部,技術職員)
事前学修 教科書中の該当箇所を読み,目的と原理をまとめる
(1.5時間)
事後学修 教科書および指示書にしたがって実験データの整理とレポート作成を行う
(2時間)
5 B,C,D,F 機械システムの制御(実験)
(担当:入部)
事前学修 教科書中の該当箇所を読み,レポートの構成をまとめる
(1.5時間)
事後学修 実験データをもとに教科書と指示書にしたがってレポートを完成させる
(2時間)
6 C,D,E 電子回路製作実習(低周波増幅回路)
(担当:西村,技術職員)
事前学修 教科書中の該当箇所を読んでおく
(1時間)
事後学修 実習で製作した回路の測定結果の精度評価を行う
(0.2時間)
7 B,C,D,F 低周波増幅回路の測定
(担当:西村)
事前学修 教科書中の該当箇所を読み,目的と原理をまとめる
(1.5時間)
事後学修 教科書および指示書にしたがって実験データの整理を行う
(2時間)
8 B,C,D,F SCARAロボットの位置制御 事前学修 教科書中の該当箇所を読み,レポートの構成をまとめる
(1.5時間)
事後学修 実験データをもとに教科書と指示書にしたがってレポートを完成させる
(2時間)
9 B,C,D,F 慣性モーメントの測定 事前学修 教科書中の該当箇所を読み,レポートの構成をまとめる
(1.5時間)
事後学修 実験データをもとに教科書と指示書にしたがってレポートを完成させる
(2時間)
10 C,D,E 画像処理演習
(担当:疋田)
事前学修 教科書中の該当箇所を読み,目的と原理をまとめる
(1時間)
事後学修 教科書および指示書にしたがって実験データの整理を行う
(0.2時間)
11 B,C,D,F 画像処理による物体の位置・姿勢計測
(担当:疋田)
事前学修 教科書中の該当箇所を読み,レポートの構成をまとめる
(1.5時間)
事後学修 実験データをもとに教科書と指示書にしたがってレポートを完成させる
(2時間)
12 B,C,D,F 移動ロボットの位置制御
(担当:疋田)
事前学修 教科書中の該当箇所を読み,目的と原理をまとめる
(1.5時間)
事後学修 実験データをもとに教科書と指示書にしたがってレポートを完成させる
(2時間)
13 B,D,F レポート作成・質問対応 事前学修 必要に応じて行う
(0時間)
事後学修 必要に応じて行う
(0時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

○修得する資質・能力:知識・理解【DP-H-1-1】
・各実験・実習テーマに対して指定された事前学修(予習)を行い,実験内容を理解する.
・実際に実験・実習を行い,現象を確認しつつ実験内容を体感する.
○修得する資質・能力:文章力【DP-H-2-1】
・実験・実習後に1週間で作成したレポートを提出する
・レポートは担当教員から添削と諮問を受ける(レポート添削と諮問で不合格の場合は,レポート再提出と再諮問を合格するまで繰り返す)

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 70% 50% 30% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 事前学修(指定する予習作業) 10% 100% 100%
その他2(具体的に: 出席と受講態度(実験・実習作業時の作業態度と時間内進捗) 20% 50% 50% 100%
100% 45% 31% 14% 10% 0% 100%

教科書・参考書

・電子機械工学実験テキスト(電子機械実験2の第1週に配布する)
・各テーマごとに図書館にある専門書を参考にすることを推奨する

オフィスアワー

入部正継:(授業期間中)木曜日4限以降 A号館3階27教員室
疋田真一:(授業期間中)木曜日4限以降 A号館3階29教員室
西村順二:(授業期間中)実験前後の1時間とする.

その他

・実験の順番は実施年度により変更することがあるため,ガイダンス時に配布する資料をよく確認すること.
・提出したレポートは,担当教員から添削と諮問を受けて合否の判定を行う.否の場合は再提出とする.
・実験を欠席したときは,その週のレポートを提出する必要は無い.ただし,実験1回分の評価が0点となることに注意すること.
・欠格条件について,10回以上出席していなければ欠格とする(評価の対象にならないため).ただし学務課発行の欠席証明を提出すれば,その欠席はカウントしない.

実務経験のある教員による授業科目

綜合家電メーカーでの商品開発・設計および生産技術・製造技術開発の経験をもとに,実験内容がモノ作りの現場で応用できるのかを教えながら指導する.