2025年度後期制御基礎論

曜日・時限 金曜日3時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング EH330602
開講学科等 工学部-電子機械工学科
教員名 疋田 真一
疋田 真一
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e7%96%8b%e7%94%b0%e3%80%80%e7%9c%9f%e4%b8%80

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目的

メカトロニクスの基礎となっているフィードバック制御の考え方の中で、とくに系を構成する制御要素の特性の数学的表現について学ぶ。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 遠隔(面接併用) A イントロダクション:自動制御とは
事前学修 自動制御について調べる.(1時間)
事後学修 演習問題を解く.(1時間)
2 遠隔(面接併用) A 電気系モデルの伝達関数 事前学修 抵抗,コンデンサ,コイルの性質について調べる.(2時間)
事後学修 演習問題を解く.回路の式の導出と伝達関数の計算方法を復習する.(2時間)
3 遠隔(面接併用) A 力学系モデルの伝達関数 事前学修 バネ,ダンパ,質量の性質について調べる.(2時間)
事後学修 演習問題を解く.運動方程式の導出と伝達関数の計算方法を復習する.(3時間)
4 遠隔(面接併用) A 伝達関数の基本要素1:比例,微分,積分,むだ時間 事前学修 比例,微分,積分,むだ時間の伝達関数について調べる.(2時間)
事後学修 演習問題を解く.伝達関数の基本要素について整理しておく.(3時間)
5 遠隔(面接併用) A 伝達関数の基本要素2:1次遅れ,2次遅れ 事前学修 1次遅れ,2次遅れ要素の伝達関数について調べる.(2時間)
事後学修 演習問題を解く.伝達関数の基本要素について整理しておく.(3時間)
6 遠隔(面接併用) A ブロック線図 事前学修 ブロック線図について調べる.(2時間)
事後学修 演習問題を解く.ブロック線図の基本結合について整理しておく.(3時間)
7 面接A 学習到達度の確認(ラプラス変換,伝達関数,ブロック線図の等価変換) 事前学修 これまでに出題された演習問題を解けるようにしておく.(2時間)
事後学修 できなかった問題について復習する.(3時間)
8 遠隔(面接併用) A 1次遅れ系の時間応答 事前学修 逆ラプラス変換,1次遅れ系の時間応答について調べる.(2時間)
事後学修 演習問題を解く.1次遅れ系の性質について整理しておく.(3時間)
9 遠隔(面接併用) A 2次遅れ系の時間応答 事前学修 2次遅れ系の時間応答について調べる.(2時間)
事後学修 演習問題を解く.2次遅れ系の性質について整理しておく.(3時間)
10 遠隔(面接併用) A 周波数応答の基礎 事前学修 周波数応答について調べる.(2時間)
事後学修 演習問題を解く.ゲインと位相の計算方法について整理しておく.(3時間)
11 遠隔(面接併用) A ベクトル軌跡とボード線図 事前学修 ベクトル軌跡,ボード線図について調べる.(2時間)
事後学修 演習問題を解く.ベクトル軌跡とボード線図について整理しておく.(3時間)
12 遠隔(面接併用) A ボード線図の合成 事前学修 伝達関数の基本要素のボード線図について調べる.(2時間)
事後学修 演習問題を解く.ボード線図の描き方について整理しておく.(3時間)
13 面接A 学習到達度の最終確認(逆ラプラス変換,時間応答,周波数応答,ベクトル軌跡,ボード線図) 事前学修 これまでに出題された問題を解けるようにしておく.(2時間)
事後学修 できなかった問題について復習する.(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

〇2023年度以前入学生
○修得する資質・能力:知識・理解力、応用力【DP-H-1-1】
1.ラプラス変換を使うことができる。
2.伝達関数を理解し、ブロック線図の等価変換ができる。
3.制御系の過渡応答の解を導出することができる。
4.制御系の周波数応答を導出することができる。
5.ベクトル軌跡、ボード線図を描くことができる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 100% 70% 30% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 70% 30% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

ノート講義とし,適宜資料をMoodleにアップロードする.
(参考書)
「基礎からの自動制御と実装テクニック」熊谷英樹編著、日野満司、村上俊之、桂誠一郎共著技術評論社
「自動制御」阪部俊也、飯田賢一共著コロナ社

オフィスアワー

金曜4限

その他

・この講義は,面接授業と遠隔授業のハイブリッド形式(面接・遠隔併用)で実施します.基本的には教室で面接授業を行います.
・Moodleに,講義ノートとスライド動画をアップロードしますので,学習に活用してください.
・Moodleで遠隔授業の指示があるとき,または発熱等のやむを得ない事情で大学に来られないときには,スライド動画と講義ノートを見て遠隔学習してください.
・学習到達度の確認は,教室(面接授業)で行います.日程については,Moodleで確認してください.
・演習問題の解答例についてはMoodleで公表します.
・3年前期「システム制御工学」を履修予定の学生,ならびに大学院に進学を希望する学生は,本講義を履修しておくことが望まれます.

実務経験のある教員による授業科目