2025年度前期コンピュータ工学2

曜日・時限 火曜日1時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング EH330504
開講学科等 工学部-電子機械工学科
教員名 長瀧 寛之
長瀧 寛之
職務履歴

目的

「コンピュータ工学1」に引き続き、電子機械工学に必須となるコンピュータの基本的な仕組みを理解する.
「1」で扱った内容について実例や応用事例も含めて掘り下げるとともに,「1」で扱っていない情報科学のトピックも網羅することで,コンピュータの理論と実際を知り,メカトロニクスへの活用が可能な情報科学の基本的な知識を修得する.

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 遠隔A オリエンテーション / 入力装置 事前学修 コンピュータ工学1で学んだ内容を一通り確認する(2h)
身の回りの様々な「コンピュータへの入力」装置の事例を調べておく(1h)
事後学修 復習課題を行い,不足する知識の確認を行う(2.5h)
2 遠隔A 出力装置 / ユーザインタフェース 事前学修 身の回りのコンピュータにおける「情報の出力」装置の事例を調べておく(2h)
事後学修 復習課題を行い,ユーザインタフェースについての知識の確認を行う(2.5h)
3 遠隔A コンピュータアーキテクチャ/記憶装置 事前学修 これまで扱ったことのある,コンピュータに情報を記憶する装置について確認しておく(2h)
事後学修 復習課題を行い,記憶装置に関する知識の修得度を再確認する(2.5h)
4 遠隔A コンピュータアーキテクチャ/演算装置 事前学修 コンピュータの演算装置の概要について,様々な資料で調べておく(2h)
事後学修 復習課題を行い,演算装置の役割と性能の指標について確認しておく(2.5h)
5 遠隔A 情報論理学(1) / 論理演算 事前学修 大学,あるいは高校以前に受けた授業の中で,論理回路がどこにどのように出てきたか確認しておく(1h)
高校数学で扱う論理演算について確認・復習しておく(1h)
事後学修 復習課題を行い,論理演算の基本を理解する(2.5h)
6 遠隔A 情報論理学(2) / 論理ゲート,論理回路 事前学修 論理演算について復習しておく(2h)
事後学修 復習課題を行い,論理演算がコンピュータの動作原理にどう活用されているかを再確認する(2.5h)
7 遠隔A アルゴリズム 事前学修 コンピュータにおけるアルゴリズムの意味と,主要なアルゴリズムの事例について調べておく(2.5h)
事後学修 復習課題を行い,アルゴリズム設計の重要性について確認する(2h)
8 遠隔A プログラミング 事前学修 主要なプログラミング言語について,その名称と概要を確認しておく(2h)
事後学修 復習課題を行い,プログラミングの概要と注意点を再確認する(2.5h)
9 遠隔A ネットワーク 事前学修 コンピュータネットワークの定義について調べておく(2h)
事後学修 復習課題を行い,ネットワークの特徴や主要キーワードについて知識を定着する(2.5h)
10 遠隔A ネットワーク(インターネット) 事前学修 インターネットの歴史や主な用語について調べておく(2h)
事後学修 復習課題を行い,インターネットの仕組みや近年のネットワーク活用形態についての知識を再確認する(2.5h)
11 遠隔A マイクロコンピュータ 事前学修 身の回りの電化製品において,どのようなコンピュータ制御が行われているか調べてみる(2h)
事後学修 復習課題を行い,メカトロニクスの観点からみたコンピュータの活用形態についての知識を確認する(2.5h)
12 遠隔A 情報倫理 事前学修 情報倫理という言葉の意味と,それを学ぶ意味について自分なりに確認しておく(2h)
事後学修 復習課題を行い,コンピュータの活用における倫理的問題についての現状を理解する(2.5h)
13 遠隔A 情報科学研究 / 人工知能 / 総まとめ 事前学修 コンピュータの研究とは何をするものなのか確認しておく(1h)
人工知能について,その定義や活用事例などの情報収集をしておく(1h)
事後学修 復習課題を行い,コンピュータの研究や人工知能についての知識を再確認する(3h)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

○修得する資質・能力: 知識・理解力,応用力 【DP-H-1-1】【DP-H-2-2】
・コンピュータの仕組みについて理解し,構造やその意味を理解し、説明できる
・ディジタル信号による情報の管理方法の原理について理解できる
○修得する資質・能力: 態度・志向性 【DP-H-3-2】 【DP-H-3-3】
・メカトロニクスへのコンピュータの活用の意味,その効果と限界について客観的に考え,説明することができる
○修得する資質・能力: 創造力 【DP-H-4-1】
・ディジタル信号による情報の管理方法について,実際のコンピュータ活用への応用が行える

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 40% 70% 30% 100%
小テスト、小論文 30% 70% 20% 10% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 20% 60% 10% 30% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 10% 50% 10% 10% 30% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 66% 19% 6% 0% 9% 100%

教科書・参考書

必要な資料は,Moodleを通して電子ファイルとして配信する.

オフィスアワー

基本的に大学不在のため,授業に関する問い合わせは電子メール,またはMoodleのメッセージ機能により受け付ける.(メールアドレスや連絡方法は第1回授業で連絡)
受付期間は随時.ただし別業務や出張等で即日の返信が難しい場合もあるため注意.

その他

前提知識:
「コンピュータ工学1」を受講していることが望ましい.
受講していない場合も履修は認めるが,「コンピュータ工学1」で扱っている内容は前提知識とし,詳細な説明は行わない.そのため必要な場合は自学自習で補うこと(もちろん質問は歓迎します).

授業形態について:
前年度のコンピュータ工学1と同様の形態のオンデマンド授業として開講する.
状況や大学の方針の変化によって,授業実施形態を変更する場合は,事前に周知する.
原則として時間割通りの日時(火曜1限)に受講すること.当該時間帯はオンライン(Google Meet)での随時質疑応答が可能な随時受け付ける.

成績評価について:
毎回の授業の課題と定期試験を中心に,授業内ミニテストや演習活動を含めた授業参加度を含めて総合的に評価する.
講義ビデオは当該時間帯(火曜1限)内を想定しているが,通信環境の状況により遅れたり時間がかかる場合も,原則当日中に視聴すること.それ以降は"遅刻"判定とする.また次回授業日までに視聴完了していない場合は"欠席"扱いとする.
なお,授業を5回以上欠席(欠席相当含む),課題の未提出数が半数以上,定期試験未受験の場合は,その他の評価に関わらず原則E評価とする.

課題・試験のフィードバックについて:
授業外で課す課題については,原則Moodle上でオンラインで実施し,締切以降に採点結果を公開する.
期末試験については,試験の答案は返却しないが,問い合わせに応じて個別に解説等の対応を行う.


授業計画に記載しているトピックやその分量などは,受講生の理解度に応じて変更していくことがあります.授業内で随時連絡.
上記内容を含む本科目の受講方法や評価については,第1回授業においても説明ビデオを用意しておくので,随時確認すること.

実務経験のある教員による授業科目

該当なし