2025年度前期コンピュータ工学1

曜日・時限 水曜日3時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング GP120304
開講学科等 情報通信工学部-情報工学科
教員名 藤田 玄
藤田 玄
職務履歴

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永野 佳孝
永野 佳孝
職務履歴

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目的

本講義では,計算機科学全般を対象とした入門的な基礎知識の習得を目的とし,情報工学を学ぶ上でその基礎を成す,コンピュータに関する基礎概念・原理についてハードウェア・ソフトウェア両面から学ぶ.
現在のコンピュータのほとんどが採用しているノイマン型コンピュータの基本原理をはじめ,コンピュータの構成素子の発展,コンピュータ内部での数値および文字データの表現法について理解する.また,情報工学の教養的なトピックついても適宜講義し,情報工学に関する教養を深める.なお,情報処理技術者試験に関連する基礎的な演習を行う.

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C 情報について学ぶとは 事前学修 シラバスを読んでくる(2時間)。
事後学修 e-learningシステムを授業外で使用し,操作に慣れる(3時間).
2 A,C 二進数とは
・情報量の単位(ビット、バイト) 
事前学修 教科書の[「n進数の扱いに慣れる」に関する章を読んでくる(2時間).
事後学修 e-learningシステムを活用して演習を行う(3時間).
3 A,C 二進数の補数表現
・コンピュータで扱うデータ(数値)
事前学修 教科書の「2進数の計算と数値表現」に関する章を予習する(2時間).
事後学修 e-learningシステムを活用して演習を行う(3時間).
4 A,C 二進数の四則演算 事前学修 教科書の1章、2章の全体を通して読んでみる(2時間).
事後学修 e-learningシステムを活用して演習を行う(3時間).
5 A,C 文字とマルチメディア表現
・コンピュータで扱うデータ(文字コード、文章、画像、音声)
事前学修 教科書の「デジタルデータのあらわし方」に関する章を読んでくる(2時間).
事後学修 e-learningシステムを活用して演習を行う(3時間).
6 A,C 論理演算 事前学修 教科書の「コンピュータの回路を知る」に関する章を読んでくる(2時間).
事後学修 e-learningシステムを活用して演習を行う(3時間).
7 A,C 2進数計算の総合的演習とその解説 事前学修 第1回から7回までの内容を良く復習しておく(2時間).
事後学修 e-learningシステムを活用して演習を行う(3時間).
8 A,C 基本論理回路 事前学修 教科書の「論理回路と基本回路」部分を読み、そこでのキーワードをインターネットで調べる(2時間).
事後学修 e-learningシステムを活用して演習を行う(3時間).
9 A,C 計算機構とオートマトン 事前学修 「オートマトン」をインターネットで調べ,ノートにまとめてみる(2時間).
事後学修 e-learningシステムを活用して演習を行う(2時間).
10 A,C コンピュータを構成するハードウェア 事前学修 教科書の「CPU」に関する章全体を読んでくる(2時間).
事後学修 e-learningシステムを活用して演習を行う(2時間).
11 A,C CPUの機能・性能 事前学修 教科書の「CPUの命令実行手順、CPUの性能指標」に関する章を予習する(2時間).
事後学修 e-learningシステムを活用して演習を行う(2時間).
12 A,C メモリ 事前学修 教科書の「メモリ」に関する章をを予習する(2時間).
事後学修 e-learningシステムを活用して演習を行う(2時間).
13 A,C オペレーティングシステム 事前学修 教科書の「基本ソフトウェア」に関する章を予習する(2時間)。
事後学修 e-learningシステムを活用して演習を行う(2時間).

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

・n進数の定義を理解し,代表的な基数の変換や計算が行えることができる
・コンピュータが基本的な論理回路から構成されていることを理解し,簡単な論理回路の設計と読み取りができる.
・コンピュータの構成要素とその役割を理解し,人に説明することができる.
・プログラム実行の基本的な仕組を理解し,人に説明することができる.
・メモリ上での情報の様々な表現方法を理解し,プログラムの動作とメモリの関係を人に説明することができる.

 本科目に関連するディプロマ・ポリシー項目
  〇2024年度以降の入学生
   下記リンク先のカリキュラムマップを参照
    URL: https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/

  〇2023年度以前の入学生
    修得する資質・能力:知識・理解【DP-P-1-1】
              応用力【DP-P-2-1】【DP-P-2-2】

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 20% 80% 20% 100%
小テスト、小論文 80% 80% 20% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 80% 20% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

教科書として以下を利用する.
きたみりゅうじ『キタミ式イラストIT塾基本情報技術者』技術評論社(毎年度新問題への対応がなされて新版が出版されているので、最新版が望ましい)

オフィスアワー

金曜日5限(J305教室)でTAが質問を受け付け,皆さんの学習活動を支援します.教員への質問・相談はTAに申し出て予約してください.

その他

本科目は,履修上重要な科目として“学科基幹科目”に指定されている.
上記の講義内容以外にも,基本情報技術者試験の午前問題に関わる話題を適宜取り入れた講義を行う.
本科目を履修し合格するためには,自律的な学習習慣をつけ,e-learningシステムを活用した復習,自習,小テスト,補習といった活動が必要である.
なお,本科目の課題/演習についてのフィードバックは総合的なコメントあるいは模範解答を適宜電子的に提供する.
期末試験のフィードバックは総評として電子的に提供する.
また,授業の参加者数によっては適宜遠隔授業を併用することがあり得る.

実務経験のある教員による授業科目