2025年度前期集中工業科教育法2

曜日・時限 不定期その他 期別 前期集中 週時間数 2
ナンバリング
開講学科等 工学部-電気電子工学科
工学部-電子機械工学科
工学部-機械工学科
工学部-環境科学科
情報通信工学部-情報工学科
情報通信工学部-通信工学科
医療福祉工学部-医療福祉工学科
医療健康科学部-医療科学科
教員名 川﨑 一彦
川﨑 一彦
職務履歴

目的

・教職課程取得を目指す者として、学習指導案の作成並びに模擬授業の実践は不可欠となることから、本授業を通して授業設計の手順を学び、学習指導案の作成を学ぶ。
・学習指導案に基づき模擬授業を行い、自分自身の課題を知り今後に活かすとともに、生徒評価にかかる評価基準についても理解する。
・他者の模擬授業に参画することで、様々な気付きや刺激を受け、より良い授業展開に努められるようにする。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A 講義ガイダンス
・本講義のねらいや到達目標についてガイダンスを行う。
・目指す教師像について各自発表する。
事前学修 目指す教師像について考えをまとめる。(2時間)
事後学修 模擬授業で行う科目を検討して授業プランを考える。(2時間)
2 AC 工業科教科指導①
・工業科学習指導と評価について学ぶ。
事前学修 高等学校学習指導要領解説を調べる。(2時間)
事後学修 模擬授業で行う科目を検討して授業プランを考える。(3時間)
3 AC 工業科教科指導②
・実習を中心とした指導方法について学ぶ。
事前学修 実験・実習科目について調べる。(2時間)
事後学修 模擬授業で行う科目を検討して授業プランを考える。(3時間)
4 AC 学習評価について①
・評価規準について学ぶ。
事前学修 工業の目標と評価規準について調べておく。(2時間)
事後学修 模擬授業で行う科目を検討して授業プランを考える。(3時間)
5 AC 学習評価について②
・評価規準の評価の事例と実践について学ぶ。
 
事前学修 学習指導案の作成事例について調べる。(2時間)
事後学修 模擬授業で行う科目を検討して授業プランを考える。(3時間)
6 AC 授業デザインについて
・わかりやすい授業について考察し、授業プランを考える。
・板書テクニック・教師の立ち位置・机間巡視等について学ぶ。
事前学修 授業受講時に各先生方の板書の仕方や教壇での立ち位置について観察しておく。(2時間)
事後学修 学習指導案の作成を進める。(3時間)
7 AC 学習指導案の作成①
・学習指導案の作成を行う。
事前学修 学習指導案の作成を進める。(2時間)
事後学修 学習指導案を完成できるように作業を進める。(3時間)。
8 CG 学習指導案の作成②
・学習指導案を発表し、検討する。
事前学修 学習指導案を完成させる。(2時間)
事後学修 学習指導案の修正および改善をする。(3時間)。
9 CG 学習指導案の作成③
・学習指導案に係る授業内容の教材研究を行う。
事前学修 教材研究および模擬授業で提示する資料を作成する。(2時間)
事後学修 教材研究および模擬授業で提示する資料、ワークシートを完成する。(3時間)
10 CG 模擬授業①
・各自が模擬授業を行い、意見交換会で検討する。
事前学修 模擬授業の教材準備と練習を行う。(3時間)
事後学修 学習指導案および模擬授業の修正改善を行う。(2時間)
11 CG 模擬授業②
・各自が模擬授業を行い、意見交換会で検討する。
事前学修 模擬授業の教材準備と練習を行う。(3時間)
事後学修 学習指導案および模擬授業の修正改善を行う。(2時間)
12 CG 模擬授業③
・各自が模擬授業を行い、意見交換会で検討する。
事前学修 模擬授業の教材準備と練習を行う。(3時間)
事後学修 学習指導案および模擬授業の修正改善を行う。(2時間)
13 CG 模擬授業④
・各自が模擬授業を行い、意見交換会で検討する。
事前学修 模擬授業の教材準備と練習を行う。(3時間)
事後学修 学習指導案および模擬授業の修正改善を行う。(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

・授業を計画し、学習指導案を作成できる。
・学習指導案に沿った模擬授業ができる。
・模擬授業の教材開発ができる。また、他の模擬授業について評価し、今後の授業展開に活かせる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 10% 10% 10% 30% 30% 20% 100%
プレゼンテーション 30% 50% 10% 10% 10% 20% 100%
レポート、宿題 20% 60% 20% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 10% 30% 70% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 30% 50% 20% 10% 20% 100%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 46% 14% 6% 16% 18% 100%

教科書・参考書

教科書
・文部科学省「高等学校学習指導要領解説工業編」(実教出版)
 (文部科学省webサイトでの閲覧可)
参考書
・必要に応じ授業資料を配付する。

オフィスアワー

講義の開始前・終了後に教室にて質問を受け付けます。

その他

重要
・教育への関心と教育者への志を高く持ち、自らの意思で履修していることを忘れないこと。
・集中講義方式で行い、模擬授業への取り組みや小テストまたはレポートを課し、総合的に評価する。
・小テストならびにレポート作成等は教科書ならびにノートを活用することができる。ただし、コピーの貼り付け持ち込みは認めない。
・欠席回数が5回以上の者はE評価とする。ただし、公欠等に該当する場合は別途判断する。
・私語などの他の人の授業の妨げになる行為をし、かつ注意に従わなかった場合は受講を認めない。

フィードバック
・特に指定した課題(含む、プレゼンテーション)などは、指定期間内に、修正指示(返却)・再提出(実施)などをしてもらう場合があるので指示に従うこと。

実務経験のある教員による授業科目

高等学校の教職員としての経験があり、その実務経験を基に授業展開を行っています。