2025年度前期集中工業科教育法1

曜日・時限 不定期その他 期別 前期集中 週時間数 2
ナンバリング
開講学科等 工学部-電気電子工学科
工学部-電子機械工学科
工学部-機械工学科
工学部-環境科学科
情報通信工学部-情報工学科
情報通信工学部-通信工学科
医療福祉工学部-医療福祉工学科
医療健康科学部-医療科学科
教員名 川﨑 一彦
川﨑 一彦
職務履歴

目的

高等学校学習指導要領解説 工業編から工業科の目標や内容の構成などを学習し、各科目について理解を深め、教材開発および学習指導案作成、模擬授業実践指導を行う。また、専門高校での工業科教育について教員としての資質や態度などについて指導する。
工業教育の授業方法、生徒への具体的な指導について、工業高校での教育実践をもとに紹介し、必要とされる教育に関する法令や知識、教育者としての態度や資質などについて学習する。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A 講義ガイダンス
・本講義のねらいや到達目標などについてガイダンスを行う。
・また、本講義を受講する動機について各自発表する。
事前学修 本講義を受講する動機やなりたい教師像についてまとめる。 (2時間)
事後学修 工業高等学校教員が果たすべき役割について整理する。(2時間)
2 AB 工業高校で求められる教育
・現在の工業高校生に求めらる能力について学ぶ。
事前学修 工業高校生に求められる能力について調べる。(3時間)
事後学修 工業高校生の実態把握と地域社会での役割について整理する。(2時間)
3 ABC 工業技術教育の歴史について
・戦後日本の経済成長と産業構造について学ぶ。
・課題レポートを課す。
事前学修 工業技術教育の歴史について調べる。(3時間)
事後学修 工業技術教育の歴史と産業構造について整理する。(2時間)
4 AC 高等学校学習指導要領について①
・高等学校学習指導要領 総則について学ぶ。
事前学修 高等学校学習指導要領 総則について調べる。(3時間)
事後学修 高等学校学習指導要領 総則について整理する。(2時間)
5 AC 高等学校学習指導要領について②
・高等学校学習指導要領 工業の目標と内容について学ぶ。
・課題レポートを課す
事前学修 高等学校学習指導要領 工業の目標と内容について調べる。(3時間)
事後学修 高等学校学習指導要領 工業の目標と内容について整理する。(2時間)
6 AC 高等学校学習指導要領について③
・高等学校学習指導要領 工業各科目の目標と内容について学ぶ。
・課題レポートを課す。
事前学修 高等学校学習指導要領 工業各科目の目標と内容について調べる。(3時間)

事後学修 高等学校学習指導要領 工業各科目の目標と内容について整理する。(2時間)
7 AC 工業各科目の内容と取扱いについて①
・実技科目を中心とした指導内容、方法について学ぶ。
事前学修 実技科目を中心とした指導内容、方法について調べる。(3時間)
事後学修 実技科目を中心とした指導内容、方法について整理する。(2時間)
8 AC 工業各科目の内容と取扱いについて②
・原則履修科目「工業技術基礎」を中心に、技術者倫理と伝統技術の継承について学ぶ。
・課題レポートを課す。
事前学修 技術者倫理と伝統技術の継承について調べる。(3時間)
事後学修 技術者倫理と伝統技術の継承について整理する。(2時間)
9 A 学校運営と校務分掌
・分掌組織と役割について学ぶ。
事前学修 学校運営と校務分掌、その役割について調べる。(3時間)
事後学修 学校運営と校務分掌、その役割について整理する。(2時間)
10 AC 教師の役割と学級運営①
・生徒指導のあり方と学級経営について学ぶ。
事前学修 生徒指導のあり方と学級経営について調べる(3時間)
事後学修 生徒指導のあり方と学級経営について整理する。(2時間)
11 AC 教師の役割と学級運営②
・生徒理解と教員の服務について学ぶ。
・課題レポートを課す。
事前学修 教員の服務について調べる。(2時間)
事後学修 教員の服務について整理する。(2時間)
12 AC 学習指導案の作成と模擬授業①
・教材を設定し、教材研究を行う。
事前学修 生徒に身につけさせたい内容について検討する。(2時間)
事後学修 模擬授業の教材開発、ワークシートなどを検討、準備する。(3時間)
13 AG 模擬授業
・模擬授業を実践する。
事前学修 模擬授業の練習を行う。(3時間)
事後学修 学習指導案および模擬授受業の改善、修正を行う。(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

・高等学校学習指導要領工業科の目標や内容の構成などを理解し、工業高等学校の生徒の実態に対応した授業デザインを行い、教材開発および学習指導案の作成を行う能力と評価、改善ができる力を身に付けることができる。
・自身が作成した学習指導案に沿った模擬授業が実践できる。
・工業高等学校での授業実践や生徒対応などについて理解することができる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 10% 20% 20% 60% 100%
プレゼンテーション 40% 20% 10% 30% 20% 20% 100%
レポート、宿題 30% 50% 25% 25% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 20% 25% 25% 30% 20% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 30% 4% 19% 28% 20% 100%

教科書・参考書

教科書
・文部科学省「高等学校学習指導要領解説工業編」(実教出版)
 (文部科学省Webサイトでの閲覧可)
参考書
・必要に応じ授業資料を配付する。(サブテキスト等)

オフィスアワー

講義の開始前・終了後に教室にて質問を受け付けます。

その他

・教育への関心と教育者への志を高く持ち、自らの意思で履修していることを忘れないこと。
・集中講義方式で行い、小テストまたは課題レポートを課し、総合的に評価する。
・正当な理由がなく欠席回数が5回以上の者はE評価とする。
・他の人の授業の妨げになる行為をし、かつ注意に従わなかった場合はそれ以降の受講を認めない。

フィードバック
・レポート、宿題、小テスト、試験の答案などの返却は、適宜判断するので、指示に従うこと。
・特に指定した課題などは、指定期間内に、修正指示(返却)・再提出などをしてもらう場合もあるので指示に従うこと。

実務経験のある教員による授業科目

高等学校の教職員としての経験があり、その実務経験を基に授業展開を行っています。