2025年度後期集中技術科教育法２

曜日・時限	不定期その他	期別	後期集中	週時間数	2
ナンバリング
開講学科等	工学部-機械工学科工学部-環境科学科
教員名	大村　基将大村　基将職務履歴 https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%a4%a7%e6%9d%91%e3%80%80%e5%9f%ba%e5%b0%86 教員情報データベースに遷移します

目的

義務教育の科目の一つとしての技術・家庭科教育の位置づけと技能教育の役割について理解する。併せて、最近の技術革新と情報社会における技術科教員として必要な心構え、教育観、指導力、教育技術などの基礎的能力の育成を図る。
また、総合的な学習の時間に関わる内容・言語活動の充実及び情報活用を理解し、問題解決にも取り組み、その能力の育成を図る。

授業計画

授業回	形式	学修内容	学修課題
1	Ａ,Ｉ	オリエンテーション技術と教育・科学と技術の違い技術教育の歴史	事前学修	シラバスを読み、受講の目的を再確認する。自身の中学校時代に受けた技術分野の教育についてどの様な内容であったかをまとめる（1.5時間）中学校学習指導要領解説総則p149～p159をまとめる（1.5時間）
1	Ａ,Ｉ	オリエンテーション技術と教育・科学と技術の違い技術教育の歴史	事後学修	技術と教育についてまとめる（2.5時間）戦後からの学習指導要領の変遷を調べ技術・家庭科教育の指導単位数の変遷をまとめる（2.5時間）
2	Ａ,Ｃ	技術教育の位置づけ	事前学修	中学校学習指導要領解説総則p1～p11、p59～p66読んでおく（2時間）
2	Ａ,Ｃ	技術教育の位置づけ	事後学修	課題１をまとめ、次週に提出する（2時間)
3	Ａ	技術教育の役割と目標	事前学修	中学校学習指導要領解説技術・家庭科（技術分野）p18～p24を読んでおく(2時間）
3	Ａ	技術教育の役割と目標	事後学修	技術家庭科の目標と技術分野目標と内容をまとめる（2時間）
4	Ａ	技術科の指導計画	事前学修	中学校学習指導要領解説技術・家庭科（技術分野）p120～p127を読んでおく（2時間）
4	Ａ	技術科の指導計画	事後学修	指導計画作成上の配慮事項をまとめる（2時間）
5	Ａ,Ｂ	技術科の学習指導	事前学修	中学校学習指導要領解説技術・家庭科（技術分野）p128～p133を読んでおく（2時間）
5	Ａ,Ｂ	技術科の学習指導	事後学修	課題２をまとめ、次週に提出する（2時間）
6	Ａ,Ｂ	学習指導上の課題	事前学修	中学校学習指導要領解説総則p147～p148を読んでおく（2時間）
6	Ａ,Ｂ	学習指導上の課題	事後学修	家庭や地域社会との連携についてまとめる（2時間）
7	Ａ,Ｃ	技術科の題材選定	事前学修	中学校学習指導要領解説技術・家庭科（技術分野）p124～p126を読んでおく（1時間）
7	Ａ,Ｃ	技術科の題材選定	事後学修	課題３をまとめ、次週に提出する（3時間）
8	Ａ,Ｃ	授業設計の工夫と進め方	事前学修	教科書の材料と加工の技術と生物育成の技術を読み、実習例の不明な用語の意味を調べる（1.5時間）
8	Ａ,Ｃ	授業設計の工夫と進め方	事後学修	模擬授業のための指導案を作成する（2.5時間）
9	Ａ,Ｃ	授業設計と課題解決	事前学修	教科書のエネルギー変換の技術と情報の技術を読み、実習例の不明な用語の意味を調べる（1.5時間）
9	Ａ,Ｃ	授業設計と課題解決	事後学修	課題４をまとめ、次回に提出する（2.5時間）
10	Ａ	技術教育の評価諸外国の技術教育	事前学修	中学校学習指導要領解説総則p91～p94を読んでおく（1時間）日本の教育制度についてまとめる（2時間）
10	Ａ	技術教育の評価諸外国の技術教育	事後学修	授業評価の観点をまとめる（3時間）世界の教育制度についてまとめる（2時間）
11	Ｇ,Ｆ	学習指導案の作成演習模擬授業・協議（学習指導案と授業進行）	事前学修	模擬授業の進行計画・授業評価のポイントをまとめる（1.5時間）
11	Ｇ,Ｆ	学習指導案の作成演習模擬授業・協議（学習指導案と授業進行）	事後学修	模擬授業のための指導案を作成する（2.5時間）
12	Ｇ,Ｆ	模擬授業・協議（授業評価と授業改善のポイント）	事前学修	授業改善のポイントをまとめる（2時間）
12	Ｇ,Ｆ	模擬授業・協議（授業評価と授業改善のポイント）	事後学修	模擬授業の感想・課題点をまとめる（2時間）
13	Ａ	技術教育の問題点と将来展望	事前学修	今後の技術教育についてまとめる（2時間）
13	Ａ	技術教育の問題点と将来展望	事後学修	授業及び自己学習を振り返り、技術分野の教育についてまとめる（2時間）

授業形式記号

A:一斉授業（通常の講義）
B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
C:体験、実験、実習、演習など

D:調査分析、解析など
E:ものづくり、作品制作
F:グループワーク（ディスカッション・ディベートを含む）

G:プレゼンテーション
H:地域・企業　連携型学習
I:その他

到達目標

１技術科教育の位置づけ及び目標と内容を理解できる。
２技術科教育の授業における教材の役割が理解できる。
３教材研究を生かした「技術・家庭科」（技術分野）の学習指導案を作成できる。
４模擬授業の実践を通して、効果的な指導法を習得する。
５授業での評価の観点を理解し、実際に評価できる。

評価方法と評価観点

評価方法	配点合計	知識・理解力	応用力	コミュニケーション力	態度・志向性	創造力	合計
定期試験またはレポート試験							0%
小テスト、小論文	30%	70%	30%				100%
グループワーク	10%	20%	30%	20%	30%		100%
プレゼンテーション	20%	30%	30%	30%	10%		100%
レポート、宿題	30%	50%	30%	20%			100%
授業での姿勢（ノート、質疑など）	10%	30%				70%	100%
作品、パフォーマンス（実技、実演）							0%
その他1(具体的に：							0%
その他2(具体的に：							0%
	100%	47%	27%	14%	5%	7%	100%

教科書・参考書

＜教科書＞
・文部科学省「中学校学習指導要領解説総則編（平成29年告示）」(東山書房)
・文部科学省「中学校学習指導要領解説技術・家庭編（平成29年告示）」（開隆堂）
・［東書　技術002-72］「新編　新しい技術・家庭　技術分野未来を創るTechnology」（東京書籍）

※教科書の購入等については、第1回のオリエンテーション時に指示する。受講できなかったものは大村に連絡すること。

＜参考書＞
・文部科学省「中学校学習指導要領（平成29年告示）」

オフィスアワー

開設時間：毎週火曜日12:45～13:20
開設場所：X号館 2F　教職支援室
※ イベントや授業等で教職支援室が利用される場合は別日に移動します。Moodleを確認してください。

※質問等がある場合、授業終了後、直接質問を受け付けます。また、　Moodle,電子メールでの質問も受け付けます。

その他

■フィードバック
-課題は、指定期間内に、修正指示（返却）・再提出などをしてもらう場合もあるので授業内の指示に従うこと。
-授業内での演習内容については、授業内でアドバイスを行う。

■E評価の判定について
以下の条件を満たした場合はE評価とする。
-レポートを2回以上未提出の者
-授業中の成果物（指導案/スライド等）を未提出の者
-欠席回数が3回以上の者

■遅刻の扱いについて
-２０分以上の遅刻については欠席とします。
-2回の遅刻で、1回の欠席とします。

■特記事項
-授業内の演習活動の状況により、授業順序の変更をおこなう場合があります。
‐一部の授業については、ICTを利用した遠隔授業形式を取り入れます。この授業回については、大学の教室および、遠隔地での受講を認めます。対象となる回については、初回授業時に指示しますので、確認を必ずしてください。
-他の受講者の学習を妨げるなど、授業態度が著しく不良のものは、退室を指示する場合があります。（欠席として扱います）
-本授業は集中講義期間での実施となるため、遅刻、欠席には特に注意すること。
-複数回行う授業内小テストの解答は，採点後返却するので，誤ったところがあれば確実に理解できるまで復習すること。
-授業内でパソコンを利用する。初回から持参すること。

実務経験のある教員による授業科目

静岡県内の中学校にて、技術・家庭科（技術分野）の教科指導の経験を有する。

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