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2025年度前期
基礎電気回路
曜日・時限
木曜日1時限
期別
前期
週時間数
2
ナンバリング
GP220911
開講学科等
情報通信工学部-情報工学科
教員名
来海 暁
来海 暁
職務履歴
https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e6%9d%a5%e6%b5%b7%e3%80%80%e6%9a%81
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目的
情報工学において,情報は電気信号の形態で実現され,その生成,記憶,加工,伝送などあらゆる操作はすべて電気回路を介して行われる。したがって情報工学は電気回路の理論の上に成立している。本科目では電気回路の構成法,特性,解析法の基本を学ぶ。基礎事項に続き,前半では電気回路理論の基本をなす直流回路の解析法を段階的に修得する。後半では交流回路理論の基本をなす正弦波交流や交流回路要素の複素数による表現方法を学んだのち,交流回路の解析法を段階的に修得する。指定する教科書は章末に豊富な演習問題を取り揃えているので,授業中にもその演習時間を確保する。また,理解度を確認するため授業の区切りごとに小テスト(Moodleなどによる)を頻繁に実施する計画である。
授業計画
授業回
形式
学修内容
学修課題
1
A,C
電荷と電流,電圧,電力と電力量
事前学修
教科書pp.1~6をよく読んでおくこと(2時間)。
事後学修
教科書1章末の指定した演習問題を自分で解き,答え合わせをしておくこと(3時間)。
2
A,C
電気抵抗とオームの法則
事前学修
教科書pp.8~9,15~17,21~22をよく読んでおくこと(2時間)。
事後学修
教科書2・3章末の指定した演習問題を自分で解き,答え合わせをしておくこと(3時間)。
3
A,C
直流電源の等価回路
事前学修
教科書pp.15~17,21~22をよく読んでおくこと(2時間)。
事後学修
教科書2・3章末の指定した演習問題を自分で解き,答え合わせをしておくこと(3時間)。
4
A,C
抵抗の直列接続と分圧
事前学修
教科書pp.17~19をよく読んでおくこと(2時間)。
事後学修
教科書3章末の指定した演習問題を自分で解き,答え合わせをしておくこと(3時間)。
5
A,C
抵抗の並列接続と分流,コンダクタンス
事前学修
教科書pp.19~25をよく読んでおくこと(2時間)。
事後学修
教科書3章末の指定した演習問題を自分で解き,答え合わせをしておくこと(3時間)。
6
A,C
直並列接続,ブリッジ回路
事前学修
教科書pp.26~33をよく読んでおくこと(2時間)。
事後学修
教科書4章末の指定した演習問題を自分で解き,答え合わせをしておくこと(3時間)。
7
A,C
キルヒホッフの法則,網目電流法,重ね合わせの定理
事前学修
教科書pp.34~42をよく読んでおくこと(2時間)。
事後学修
教科書5章末の指定した演習問題を自分で解き,答え合わせをしておくこと(3時間)。
8
A,C
正弦波交流
事前学修
教科書pp.7~8,60~67をよく読んでおくこと(2時間)。
事後学修
教科書8章末の指定した演習問題を自分で解き,答え合わせをしておくこと(3時間)。
9
A,C
正弦波交流のフェーザ表示と複素数表示
事前学修
教科書pp.68~74をよく読んでおくこと(2時間)。
事後学修
教科書9章末の指定した演習問題を自分で解き,答え合わせをしておくこと(2時間)。
10
A,C
交流における回路要素の性質と基本関係式
事前学修
教科書pp.9~11,pp.75~82をよく読んでおくこと(2時間)。
事後学修
教科書10章末の指定した演習問題を自分で解き,答え合わせをしておくこと(2時間)。
11
A,C
インピーダンスとアドミタンス
事前学修
教科書pp.83~91をよく読んでおくこと(2時間)。
事後学修
教科書11章末の指定した演習問題を自分で解き,答え合わせをしておくこと(2時間)。
12
A,C
交流回路要素の直列接続と並列接続
事前学修
教科書pp.83~100をよく読んでおくこと(2時間)。
事後学修
教科書11・12章末の指定した演習問題を自分で解き,答え合わせをしておくこと(2時間)。
13
C
基礎事項の復習
事前学修
ここまで学んだ内容を復習しておくこと(2時間)。
事後学修
理解できていないと分かった箇所を復習しておくこと(2時間)。
授業形式記号
A:一斉授業(通常の講義)
B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
C:体験、実験、実習、演習など
D:調査 分析、解析など
E:ものづくり、作品制作
F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
G:プレゼンテーション
H:地域・企業 連携型学習
I:その他
到達目標
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
「カリキュラムマップ」よりご確認ください。
〇2023年度以前入学生
○修得する資質・能力:知識・理解力,応用力【DP-P-1-1】
1.電流・電圧・電力の概念とそれらの関係が理解できる。
2.オームの法則が理解でき,それに基づき電流・電圧・抵抗が計算できる。
3.直列・並列あるいはそれらを複合した合成抵抗が計算できる。
4.キルヒホッフの法則が理解でき,それを用いて直流回路の電流・電圧が計算できる。
5.直流回路を網目電流法や重ね合わせの定理を用いて計算できる。
6.正弦波交流のフェーザおよび複素数による表示方法が理解でき,それらを数式および図により表すことができる。
7.交流回路要素における正弦波交流電圧・電流の関係,およびインピーダンスとアドミッタンスの意義が理解できる。
8.インピーダンスやアドミッタンスの直列・並列接続あるいはそれらを合成した量が計算できる。
9.交流回路を直流回路の理論に基づいて解析することができる。
○修得する資質・能力:態度・志向性【DP-P-3-3】
10.教科書の演習問題に自主的に取り組むことにより,自己研鑽への積極的な態度を培う.
評価方法と評価観点
評価方法
配点合計
知識・理解力
応用力
コミュニケーション力
態度・志向性
創造力
合計
定期試験またはレポート試験
70%
60%
30%
10%
100%
小テスト、小論文
30%
60%
30%
10%
100%
グループワーク
0%
プレゼンテーション
0%
レポート、宿題
0%
授業での姿勢(ノート、質疑など)
0%
作品、パフォーマンス(実技、実演)
0%
その他1(具体的に:
0%
その他2(具体的に:
0%
100%
60%
30%
0%
10%
0%
100%
教科書・参考書
教科書:西巻正郎,森武昭,荒井俊彦「電気回路の基礎」第3版,森北出版
参考書:内藤喜之「基礎電気回路」昭晃堂
平山博「電気回路論」オーム社,など
●講義に関する資料や小テストは,科目のMoodleページからアクセスできるようにしておく。
オフィスアワー
火曜日5限,@A号館2階教員室11
その他
●以下に該当する場合はE評価とする。
「定期試験を未受験」かつ「小テストの受験回数が全体の3割未満」
●Moodleによる小テストや課題では,解答後に解答例が見られるようにしておく。
●定期試験の解答は,希望があればその考え方を説明する。
実務経験のある教員による授業科目
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