2025年度前期機械力学2

曜日・時限 月曜日4時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング EJ330108
開講学科等 工学部-機械工学科
教員名 阿南 景子
阿南 景子
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e9%98%bf%e5%8d%97%e3%80%80%e6%99%af%e5%ad%90

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目的

機械とは動くものであり,ものが動くと必ず振動が発生する。その振動が大きいと機械として使いものにならない。したがって,基本的に大切なことは、予期される振動の評価方法を正しく学んでおくことである。本講では、機械力学1の知識を応用し、振動を解析するために必要な基本素養を身に付ける。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A ガイダンス
1自由度振動系の復習
事前学修 機械力学1の復習をしておく(2.5時間)
事後学修 配布の問題を解く(2時間)
2 A,F 回転機械の静・動バランス設計 事前学修 テキスト第7章(197ページから198ページ)を読んでおく(1.5時間)
事後学修 配布の問題を解く(3時間)
3 A,C 回転機械の危険速度 事前学修 テキスト第7章(198ページから203ページまで)を読んでおく(1.5時間)
事後学修 配布の問題を解く(3時間)
4 A,F 往復機械の力学(運動方程式と拘束力) 事前学修 テキスト第7章(188ページまで)を読んでおく(1.5時間)
事後学修 配布の問題を解く(3時間)
5 A,F 往復機械の不釣り合い慣性力と部分つり合わせ 事前学修 テキスト第7章(193ページまで)を読んでおく(1.5時間)
事後学修 配布の問題を解く(3時間)
6 A,C 往復機械の高次のつり合わせ 事前学修 テキスト第7章(197ページまで)を読んでおく(1.5時間)
事後学修 配布の問題を解く(3時間)
7 A,C これまでの復習と小テスト 事前学修 これまでの例題、演習問題を中心に復習する(3時間)
事後学修 出来なかった問題を復習する(2時間)
8 A,F 2自由度系の自由振動 事前学修 テキスト第4章(97ページまで)を読んでおく(1.5時間)
事後学修 配布の問題を解く(3時間)
9 A,C 2自由度系の自由振動の解とモード直交性 事前学修 テキスト第4章(103ページまで)を読んでおく(1.5時間)
事後学修 配布の問題を解く(3時間)
10 A,F 2自由度系の強制振動と動吸振器 事前学修 テキスト第4章(109ページまで)を読んでおく(1.5時間)
事後学修 配布の問題を解く(3時間)
11 A,C 多自由度系の振動の考え方 事前学修 テキスト第4章(119ページまで)を読んでおく(1.5時間)
事後学修 配布の問題を解く(3時間)
12 A,C 弦の振動、棒のねじり振動、はりの横振動 事前学修 テキスト第5章(150ページまで)を読んでおく(1.5時間)
事後学修 配布の問題を解く(3時間)
13 A,C 学習到達度最終確認とまとめ 事前学修 これまでの復習をし、学習到達度最終確認に備える(4時間)
事後学修 理解できていなかった点をしっかり復習する(1.5時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

本講義を通じ、機械工学分野における動力学、振動工学の基礎を学ぶ。それにより、技術革新の一翼を担いうる基礎学力を身につける。また、例題を通じて積極的に課題に取り組む姿勢や自己学習する習慣を身につける。
〇修得する資質・能力:【DP-J-1-1】
(1)振動を解析するための基本的な数学手法を理解し使用できる
(2)バランス設計の基本的な考え方を説明できる
(3)2自由度振動系の運動方程式を導き、その解を求めることができる
〇修得する資質・能力: コミュニケーション力【DP-J-2-1】
(1)他者に理解してもらえるように,考え方を口頭あるいは文章で説明することができる.

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 20% 80% 20% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 30% 80% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 10% 40% 20% 30% 10% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 学習到達度最終確認::::: 40% 80% 20% 100%
その他2(具体的に: 0%
100% 76% 20% 0% 3% 1% 100%

教科書・参考書

教科書:「機械振動学」岩田、佐伯、小松崎(数理工学社)

参考書:よくわかる4力学の演習,西原一嘉・井口學編著,電気書院

オフィスアワー

オフィスアワー:月曜日、5限目、A号館2階教員室5
学内外の用務により不在にすることがある。上記以外でも随時応対する。

その他

・出席が2/3に満たない場合はE評価とする
・受講状況により進度を調整することがある。
・小テスト、レポートは解説を行うとともに、評価点を通知する
・学習到達度最終確認の解答例は、実施直後に解説する

実務経験のある教員による授業科目